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公開番号2024104273
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-02
出願番号2023149687
出願日2023-09-15
発明の名称シート収納装置、及び、画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B65H 1/26 20060101AFI20240726BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】装置本体から給送カセットを抜き出すときに、装置本体から給送カセットが脱落してしまう不具合を生じにくくする。
【解決手段】装置本体100に対して水平方向に挿抜可能に設置されて、複数枚のシートPを積載可能な給送カセット32が設けられている。そして、給送カセット32が装置本体100から抜き出されるときに、抜出し方向の下流側の位置で装置本体100の被当接部38aに当接して、その当接した位置から給送カセット32がさらに抜出し方向に抜き出されるのを制限する当接部33bが、給送カセット32における抜出し方向の上流側に設けられている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
装置本体に対して水平方向に挿抜可能に設置されて、複数枚のシートを積載可能な給送カセットを備え、
前記給送カセットが前記装置本体から抜き出されるときに、抜出し方向の下流側の位置で前記装置本体の被当接部に当接して、その当接した位置から前記給送カセットがさらに前記抜出し方向に抜き出されるのを制限する当接部が、前記給送カセットにおける前記抜出し方向の上流側に設けられたことを特徴とするシート収納装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記当接部が前記被当接部に当接した状態から、前記給送カセットを前記抜出し方向に抜出す力を増すことで、前記当接部が前記被当接部から退避する方向に移動して、前記給送カセットが水平状態を維持したまま前記抜出し方向に抜き出されることを特徴とする請求項1に記載のシート収納装置。
【請求項3】
前記給送カセットは、
複数枚のシートを積載した状態で前記抜出し方向の下流側に設けられた支軸を中心に回動可能な積載板と、
前記装置本体において前記抜出し方向の上流側であって前記給送カセットの上方に設けられた給送ローラに対して、前記積載板が前記支軸を中心に回動して積載されたシートが当接するように、前記積載板を付勢する付勢部材と、
前記装置本体において前記抜出し方向の上流側から下流側にかけて延びるように、前記抜出し方向に直交する幅方向の両端部にそれぞれ形成されたガイドレールに、ガイドされる被ガイド部と、
を具備し、
前記当接部は、前記給送カセットにおいて前記幅方向の端部に起立する側壁から開口を介して外側に突出するように、前記積載板における前記抜出し方向の上流側に設けられ、
前記被当接部は、前記ガイドレールにおける前記抜出し方向の下流側に設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート収納装置。
【請求項4】
前記給送カセットが前記装置本体から抜き出されるときに、前記積載板の前記当接部が前記ガイドレールに沿って下方に移動することで前記積載板が前記付勢部材の付勢に抗して前記支軸を中心に回動して、
前記給送カセットが前記抜出し方向にさらに移動して、前記当接部が前記ガイドレールの前記被当接部に当接することで、その当接した位置から前記給送カセットがさらに前記抜出し方向に抜き出されるのが制限されて、
前記当接部が前記被当接部に当接した状態から、前記給送カセットを前記抜出し方向に抜出す力を増すことで、前記当接部が前記被当接部から退避する方向に移動するように前記積載板が前記付勢力に抗して移動して、前記給送カセットが水平状態を維持したまま前記抜出し方向に抜き出されることを特徴とする請求項3に記載のシート収納装置。
【請求項5】
前記被当接部は、前記当接部の前記退避する方向の移動量を調整可能な複数種のものから選択した1つであって、
前記複数種のものは、いずれも前記ガイドレールに対して着脱可能に構成されたことを特徴とする請求項4に記載のシート収納装置。
【請求項6】
前記給送カセットは、前記積載板に積載された複数枚のシートの前記幅方向の位置を定めるために前記幅方向に移動可能な一対のサイドフェンスを具備し、
前記当接部と前記被当接部とが当接する位置は、前記装置本体から抜き出されて上方が露呈した状態の前記給送カセットにおいて、前記一対のサイドフェンスの前記幅方向の移動操作が可能な位置であって、前記積載板に対するシートのセットと取出しとが可能な位置であることを特徴とする請求項3に記載のシート収納装置。
【請求項7】
前記給送カセットは、その側壁に、回動可能なリンクを具備し、
前記リンクは、
前記給送カセットが前記装置本体から抜き出された状態のとき、前記積載板に形成された前記当接部を前記付勢部材の付勢に抗するように下方に押し付けて、
前記給送カセットが前記装置本体に挿入された状態のとき、前記当接部から離間して前記当接部に対する押し付けを解除することを特徴とする請求項3に記載のシート収納装置。
【請求項8】
前記当接部と前記被当接部とのうち少なくとも一方は、少なくとも、相手方に当接する当接面が低摩擦材料で形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート収納装置。
【請求項9】
前記給送カセットが前記装置本体から抜き出されるときに、前記被当接部よりも前記抜出し方向の下流側の位置で前記装置本体の第2被当接部に当接して、その当接した位置から前記給送カセットがさらに前記抜出し方向に抜き出されるのを制限する第2当接部が、前記給送カセットに設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート収納装置。
【請求項10】
請求項1又は請求項2に記載されたシート収納装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、用紙などのシートを収納するシート収納装置と、それを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機や印刷機等の画像形成装置と、に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、複写機、プリンタ等に設置されたシート収納装置(シート供給装置)において、装置本体に対して水平方向に挿抜可能な給送カセット(カセット)を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、装置本体から抜き出した状態の給送カセットに対して、複数枚のシートを積載する作業や、シートを取り出す作業がおこなわれることになる。
【0003】
一方、特許文献1には、トレイ(給送トレイ)が自重によって下方に傾いてしまったときに、その状態でトレイを抜き出せないようにする技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のシート収納装置は、装置本体から給送カセットを抜き出すときに、抜出し方向に抜き出し過ぎてしまって、装置本体から給送カセットが脱落してしまうことがあった。このような問題は、装置が高台上に設置されている場合などに、脱落した給送カセットが高台から下方に落下して、床面にたたきつけられ破損してしまう可能性があるため、無視できないものになっていた。
一方、特許文献1のものは、トレイ(給送トレイ)が自重によって下方に傾いてしまったときにのみ、トレイを抜き出せないようにするものであるため、上述した問題を充分に解決することができなかった。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、装置本体から給送カセットを抜き出すときに、装置本体から給送カセットが脱落してしまう不具合が生じにくい、シート収納装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明におけるシート収納装置は、装置本体に対して水平方向に挿抜可能に設置されて、複数枚のシートを積載可能な給送カセットを備え、前記給送カセットが前記装置本体から抜き出されるときに、抜出し方向の下流側の位置で前記装置本体の被当接部に当接して、その当接した位置から前記給送カセットがさらに前記抜出し方向に抜き出されるのを制限する当接部が、前記給送カセットにおける前記抜出し方向の上流側に設けられたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、装置本体から給送カセットを抜き出すときに、装置本体から給送カセットが脱落してしまう不具合が生じにくい、シート収納装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
シート収納装置を示す構成図である。
装置本体から給送カセットが完全に抜出された状態を示す図である。
給送カセットを示す上面図である。
装置本体から給送カセットが抜出されていく動作を示す図である。
変形例1としての、(A)給送カセットが装置本体に挿入されるときの要部の動作を示す図と、(B)給送カセットが装置本体から抜出されるときの要部の動作を示す図と、である。
変形例2としての、給送カセットの当接部がガイドレールの被当接部を乗り上げた状態を示す図である。
変形例3としての、装置本体から給送カセットが抜出されていく動作を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
まず、図1にて、画像形成装置100における全体の構成・動作について説明する。
図1において、100は画像形成装置としてのプリンタ、1は表面にトナー像が形成される感光体ドラム、7はパソコンなどの入力装置から入力された画像情報に基づいた露光光Lを感光体ドラム1上に照射する露光部(書込み部)、を示す。
また、8は感光体ドラム1と転写ローラ9とが当接する転写ニップ部に向けてシートPを搬送するレジストローラ(タイミングローラ)、9は感光体ドラム1上に担持されたトナー像を転写ニップ部(転写位置)に搬送されるシートPに転写する転写ローラ、を示す。
また、10はシートP上の未定着画像を定着する定着装置、11は定着装置10に設置された定着ローラ、12は定着装置10に設置された加圧ローラ、30は給送カセット32にシートPが収納されたシート収納装置、を示す。
感光体ドラム1の周囲には、帯電ローラ4、現像装置5、クリーニング装置2、などが配設されている。
(【0011】以降は省略されています)

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