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公開番号2024067007
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-16
出願番号2023186220
出願日2023-10-31
発明の名称複合粒子
出願人三洋化成工業株式会社
代理人
主分類C08G 18/00 20060101AFI20240509BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】被覆層で徐放性薬剤の表面が被覆されてなる複合粒子であり、被覆層の生分解性と薬剤の徐放性のコントロールを高いレベルで両立し、かつ耐衝撃性にも優れる複合粒子を提供することを目的とする。
【解決手段】
(1)前記ポリウレタン樹脂(P)が、ポリエステルポリオール(A)とポリイソシアネート(B)を構成原料とするポリエステルポリウレタン樹脂である
(2)前記ポリウレタン樹脂(P)の(P)の重量に基づくエステル基濃度が0.03~0.40g/gである
(3)前記ポリエステルポリオール(A)が、脂肪族ポリオールと脂肪族ポリカルボン酸との縮重合体(A11)を(A)の重量に基づいて70重量%以上含有する
(4)前記徐放性薬剤粒子(Y)が、無機材、天然系材料及び熱可塑性生分解性樹脂からなる群より選ばれる1種以上を含有する徐放性制御材料(I)と薬剤(Z)とを含有する徐放性薬剤粒子である
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリウレタン樹脂(P)を含有する被覆層(II)で徐放性薬剤粒子(Y)の表面の少なくとも一部が被覆されてなる複合粒子であり、下記(1)~(4)のすべてを満たす複合粒子:
(1)前記ポリウレタン樹脂(P)が、ポリエステルポリオール(A)とポリイソシアネート(B)を必須構成原料とするポリエステルポリウレタン樹脂である;
(2)前記ポリウレタン樹脂(P)が有するエステル基の合計重量が、1gのポリウレタン樹脂(P)あたり0.03~0.40(g)である;
(3)前記ポリエステルポリオール(A)が、脂肪族ポリオールと脂肪族ポリカルボン酸との縮重合体(A11)を(A)の重量に基づいて70重量%以上含有する;
(4)前記徐放性薬剤粒子(Y)が、無機材、天然系材料及び熱可塑性生分解性樹脂からなる群より選ばれる1種以上を含有する徐放性制御材料(I)と薬剤(Z)とを含有する徐放性薬剤粒子である。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
前記ポリウレタン樹脂(P)が、アルキレンオキシ基を有しており、ポリウレタン樹脂(P)が有するアルキレンオキシ基に含まれる酸素原子の合計重量が、1gのポリウレタン樹脂(P)あたり0.01~0.5gである請求項1に記載の複合粒子。
【請求項3】
前記ポリエステルポリオール(A)の水酸基価が8~85mgKOH/gである請求項1又は2に記載の複合粒子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は複合粒子に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
医薬品、農業、食品添加物、化粧品、衛生用品等の分野において、有効成分を徐放する徐放性薬剤は効果の持続性や取り扱いの容易さの観点から非常に有用であり。幅広く使用されている。その中で農業用薬剤(肥料、農薬及び害生物防除剤等)、防藻剤、水中生物付着防止剤等の用途に使用される徐放性薬剤は、プラスチック被膜殻を有するものが多く用いられているが、有効成分が放出された後の被膜殻が河川や海洋等に流出してプラスチックゴミになるため、近年、環境保護の観点から、被膜(被覆層)への生分解性付与が求められている。
【0003】
徐放性薬剤の被覆層に生分解性を付与する方法としては、被覆層として天然ゴムや生分解性ポリエステル等の生分解性材料を用いる方法が挙げられるが、生分解性材料のみからなる被覆層では薬剤の溶出が速くなりすぎることがあり、生分解性材料とポリオレフィン系樹脂等の非生分解性樹脂との混合物からなる被覆層が研究されてきた。
例えば特許文献1では、脂肪族ポリエステル4重量%以上80重量%以下、ポリオレフィン19重量%以上95重量%以下、及び光分解剤0.00001重量%以上10重量%以下を含有する被覆層を有する被覆粒状肥料が提案されている。特許文献1に記載の被覆層は、非生分解性樹脂であるポリオレフィンとポリオレフィンの酸化分解を促進する光分解剤を併用することで、肥料の溶出制御幅の広さと被覆層の分解性の両立を試みたものであるが、被覆層の分解性は十分とはいえず、使用される環境によって被覆層の分解性及び薬剤の溶出速度が大きく変化するという問題もあった。また被覆層の耐衝撃性が低く、保管時や施肥時に被覆層が破損する等の問題が起こることがあった。
【0004】
一方、生分解性樹脂からなる被覆層の外側にさらに保護層を設けることにより、被覆層の分解速度及び薬剤の溶出速度をコントロールする方法も提案されている。
例えば特許文献2では、肥料成分を含有する粒状物質の表面に被覆層が設けられてなる被覆粒状肥料であって、該被覆層が、ポリイソシアネート成分とポリカプロラクトンジオールを含有するポリオール成分とが重合されてなるウレタン樹脂等の生分解性を有する樹脂からなる樹脂被覆層と、該樹脂被覆層の外側に設けられた抗菌剤及び植物硬化油を含む保護層とを有してなることを特徴とする被覆粒状肥料が提案されている。しかしながら特許文献2に記載の被覆層は、施用場面の相違に起因する肥料の溶出速度の変化は小さいものの、徐溶性のコントロール(所望の溶出速度に調整)はまだ不十分であり、耐衝撃性等の機械的物性についても考慮されていないため、実使用面での課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平11-43391号公報
特開2011-178579号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、被覆層で徐放性薬剤の表面が被覆されてなる複合粒子であり、被覆層の生分解性と薬剤の徐放性のコントロールを高いレベルで両立し、かつ耐衝撃性にも優れる複合粒子を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。即ち本発明はポリウレタン樹脂(P)を含有する被覆層(II)で徐放性薬剤粒子(Y)の表面の少なくとも一部が被覆されてなる複合粒子であり、下記(1)~(4)のすべてを満たす複合粒子である。
(1)前記ポリウレタン樹脂(P)が、ポリエステルポリオール(A)とポリイソシアネート(B)を必須構成原料とするポリエステルポリウレタン樹脂である;
(2)前記ポリウレタン樹脂(P)が有するエステル基の合計重量が、1gのポリウレタン樹脂(P)あたり0.03~0.40(g)である;
(3)前記ポリエステルポリオール(A)が、脂肪族ポリオールと脂肪族ポリカルボン酸との縮重合体(A11)を(A)の重量に基づいて70重量%以上含有する;
(4)前記徐放性薬剤粒子(Y)が、無機材、天然系材料及び熱可塑性生分解性樹脂からなる群より選ばれる1種以上を含有する徐放性制御材料(I)と薬剤(Z)とを含有する徐放性薬剤粒子である。
【発明の効果】
【0008】
本発明の複合粒子は、被覆層の生分解性と薬剤の徐放性のコントロールを高いレベルで両立し、かつ機械的強度(耐衝撃性等)にも優れるという効果を奏する。なお、「薬剤の徐放性のコントロールに優れる」とは、薬剤の放出速度(溶出速度)を所望の範囲に調整可能であることを意味する。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本願の複合粒子は、ポリウレタン樹脂(P)を含有する被覆層(II)で徐放性薬剤粒子(Y)の表面の少なくとも一部が被覆されてなる複合粒子である。徐放性薬剤粒子(Y)、ポリウレタン樹脂(P)、被覆層(II)、本発明の複合粒子について順に説明する。
【0010】
<徐放性薬剤粒子(Y)>
本発明における徐放性薬剤粒子(Y)は、無機材、天然系材料及び熱可塑性生分解性樹脂からなる群より選ばれる1種以上を含有する徐放性制御材料(I)と薬剤(Z)とを含有する徐放性薬剤粒子である。
徐放性薬剤粒子(Y)の形態は特に限定されないが、徐放性制御材料(I)で薬剤(Z)の表面が被覆されてなる徐放性薬剤粒子、及び、徐放性制御材料(I)の内部に薬剤(Z)が担持されてなる徐放性薬剤粒子等が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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