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公開番号2024103239
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2023007460
出願日2023-01-20
発明の名称液体吐出装置および制御方法
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B05C 5/00 20060101AFI20240725BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】液体吐出装置に対向する立設面の近傍にも印刷をすることができる液体吐出装置および制御方法を提供する。
【解決手段】移動可能であり、移動先で印刷する液体吐出装置であって、液体を吐出する吐出ヘッドと、吐出ヘッドを保持するキャリッジと、キャリッジが第1方向に走査できるように摺動可能に保持する主走査ガイドと、主走査ガイドが第1方向と交差する第2方向に走査できるように、主走査ガイドの第1方向の両側を摺動可能に保持する一対の副走査ガイドと、一対の副走査ガイド同士の位置関係を保持する保持部材と、を備え、一対の副走査ガイドの少なくとも一方の端部側が開放された構成とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
移動可能であり、移動先で印刷する液体吐出装置であって、
液体を吐出する吐出ヘッドと、
前記吐出ヘッドを保持するキャリッジと、
前記キャリッジが第1方向に走査できるように摺動可能に保持する主走査ガイドと、
前記主走査ガイドが前記第1方向と交差する第2方向に走査できるように、前記主走査ガイドの前記第1方向の両側を摺動可能に保持する一対の副走査ガイドと、
前記一対の副走査ガイド同士の位置関係を保持する保持部材と、
を備え、
前記一対の副走査ガイドの少なくとも一方の端部側が開放された構成とする液体吐出装置。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記キャリッジの少なくとも一部は、前記主走査ガイドの前記一方の端部側に位置している請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記キャリッジは、前記一方の端部より外側に移動が可能である請求項2に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
前記保持部材は、前記一対の副走査ガイドの前記一方の端部とは反対側の端部近傍を接続する保持ステーである請求項1~3のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記保持部材は、前記一対の副走査ガイドの外側側面に接続され上方に立設された一対の板状部材それぞれの上端が互いに架け渡された構成の保持フレームである請求項1~3のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
前記主走査ガイドは、前記一対の副走査ガイドの上面に配置された請求項1~3のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
【請求項7】
前記一対の副走査ガイドは、前記液体吐出装置の移動を可能とする車輪を備えた請求項1~3のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
【請求項8】
前記液体吐出装置が印刷する印刷可能範囲に印刷するための印刷画像データに対して、該印刷画像データに含まれる印刷要素が前記一方の端部側に寄せるように補正する画像処理部を、さらに備え、
前記吐出ヘッドは、前記画像処理部により補正された前記印刷画像データに基づいて、前記液体を吐出して印刷する請求項1~3のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
【請求項9】
移動可能であり、移動先で印刷する液体吐出装置の制御方法であって、
前記液体吐出装置は、
液体を吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドを保持するキャリッジと、前記キャリッジが第1方向に走査できるように摺動可能に保持する主走査ガイドと、前記主走査ガイドが前記第1方向と交差する第2方向に走査できるように、前記主走査ガイドの前記第1方向の両側を摺動可能に保持する一対の副走査ガイドと、前記一対の副走査ガイド同士の位置関係を保持する保持部材と、を備え、
前記一対の副走査ガイドの少なくとも一方の端部側が開放された構成とし、
前記キャリッジを、前記一方の端部より外側に移動させるステップを、有した制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置および制御方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
路面上等に白線、文字、記号等を印刷する場合、印刷装置に搭載されたキャリッジの移動領域を超えるような大きな印刷領域となるため、印刷領域を分割し、各印刷領域に印刷装置自体を移動させて印刷し、複数の印刷画像をつなげる技術が知られている。印刷方法としては、インク吐出ヘッドに設けられたノズル列からインクを吐出するインクジェット方式があり、インク吐出ヘッドを保持したキャリッジを主走査方向および副走査方向に吐出を制御しながら走査することによって画像を形成するシリアルスキャン方式が知られている。また、装置構成として、キャリッジを摺動可能に保持する主走査ガイドと、主走査方向に対して直角な副走査方向となるよう設置された1対の副走査ガイドとを備え、主走査ガイドが副走査ガイドに摺動可能に保持された構成が知られている。
【0003】
このような主走査方向および副走査方向にキャリッジを往復移動させてインクを吐出するための構成として、副走査方向に延びる対となるガイドレール間に主走査ガイドを設け、主走査ガイドに設けられたガイドレールに印刷機構を摺動可能となるように設けた3Dプリンタの構成が開示されている(例えば特許文献1)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、副走査方向に延びるガイドレールの端部同士を固定するために、主走査方向に延びる接続ロッドを介して接続される構成となっており、インク吐出ヘッドから当該接続ロッドの下側部分の印刷媒体にはインクを吐出することができず、また、当該接続ロッドの存在によってインク吐出ヘッドの副走査方向の移動が阻害される場合もある。これによって、壁等の垂直面の近傍の路面等に印刷を行う場合に、接続ロッドが占める領域分だけ垂直面から離れた位置の路面等からにしか印刷ができないという問題がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、液体吐出装置に対向する立設面の近傍にも印刷をすることができる液体吐出装置および制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、移動可能であり、移動先で印刷する液体吐出装置であって、液体を吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドを保持するキャリッジと、前記キャリッジが第1方向に走査できるように摺動可能に保持する主走査ガイドと、前記主走査ガイドが前記第1方向と交差する第2方向に走査できるように、前記主走査ガイドの前記第1方向の両側を摺動可能に保持する一対の副走査ガイドと、前記一対の副走査ガイド同士の位置関係を保持する保持部材と、を備え、前記一対の副走査ガイドの少なくとも一方の端部側が開放された構成とすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、液体吐出装置に対向する立設面の近傍にも印刷をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る液体塗布装置の全体構成の一例を示す図である。
図2は、実施液体に係る液体塗布装置がキャリッジ走査範囲外へ印刷する場合の動作の概要を説明する図である。
図3は、実施形態に係る液体塗布装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図4は、実施形態に係る液体塗布装置の機能ブロックの構成の一例を示す図である。
図5は、実施形態に係る液体塗布装置の要部構成の一例の平面図である。
図6は、実施形態に係る液体塗布装置の要部構成の一例の正面図である。
図7は、従来の液体塗布装置の印刷可能範囲を説明する図である。
図8は、実施形態に係る液体塗布装置の印刷可能範囲を説明する図である。
図9は、変形例1に係る液体塗布装置の要部構成の一例の平面図である。
図10は、変形例1に係る液体塗布装置の要部構成の一例の正面図である。
図11は、変形例2に係る液体塗布装置の印刷画像を補正する動作を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、図面を参照しながら、本発明に係る液体吐出装置および制御方法の実施形態を詳細に説明する。また、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、およびいわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更および組み合わせを行うことができる。
【0010】
また、コンピュータソフトウェアとは、コンピュータの動作に関するプログラム、その他コンピュータによる処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるものをいう(以下、コンピュータソフトウェアは、ソフトウェアという)。アプリケーションソフトとは、ソフトウェアの分類のうち、特定の作業を行うために使用されるソフトウェアの総称である。一方、オペレーティングシステム(OS)とは、コンピュータを制御し、アプリケーションソフト等がコンピュータ資源を利用可能にするためのソフトウェアのことである。オペレーティングシステムは、入出力の制御、メモリやハードディスク等のハードウェアの管理、プロセスの管理といった、コンピュータの基本的な管理・制御を行っている。アプリケーションソフトウェアは、オペレーティングシステムが提供する機能を利用して動作する。プログラムとは、コンピュータに対する指令であって、一の結果を得ることができるように組み合わせたものをいう。また、プログラムに準ずるものとは、コンピュータに対する直接の指令ではないためプログラムとは呼べないが、コンピュータの処理を規定するという点でプログラムに類似する性質を有するものをいう。例えば、データ構造(データ要素間の相互関係で表される、データの有する論理的構造)がプログラムに準ずるものに該当する。
(【0011】以降は省略されています)

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