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公開番号2024101770
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-30
出願番号2023005895
出願日2023-01-18
発明の名称定着装置、画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人,個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20240723BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】導電性部材の回転による位置ずれを抑制することを課題とする。
【解決手段】定着ベルト20と、定着ベルト20の内面に接触する面状のヒータ22と、ヒータ22を保持するヒータホルダ23と、ヒータホルダ23を支持するステー24と、定着ベルト20の内面に接触する導電性部材40と、を備えた定着装置9であって、導電性部材40の一端側を保持する位置決めピン23aと、導電性部材40の一端側を中心とした回転を規制する回転規制リブ23bとが設けられ、ステー24が定着装置9に組み付けられていない状態で、回転規制リブ23bは、導電性部材40の回転規制リブ23bに対向する部分よりも高く設けられることを特徴とする。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
ベルト部材と、
前記ベルト部材の内面に接触する面状の加熱体と、
前記加熱体を保持する保持部材と、
前記保持部材を支持する支持部材と、
前記ベルト部材の内面に接触する導電性部材と、を備えた定着装置であって、
前記導電性部材の一端側を保持する保持部と、前記導電性部材の一端側を中心とした回転を規制する回転規制部とが設けられ、
前記支持部材が定着装置に組み付けられていない状態で、前記回転規制部は、前記導電性部材の前記回転規制部に対向する部分よりも高く設けられることを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記導電性部材は、その一端側に挿入孔を有し、
前記保持部材は、前記挿入孔に挿入されて前記導電性部材を保持する前記保持部と、前記導電性部材の前記挿入孔よりも他端側の部分を載置する載置部とを有し、
前記保持部の高さ方向の高い側の端部と前記載置部とを結ぶ仮想線を第1仮想線とすると、前記回転規制部が前記仮想線よりも高く設けられる請求項1記載の定着装置。
【請求項3】
前記導電性部材の回転方向の両側に前記回転規制部が設けられる請求項1記載の定着装置。
【請求項4】
前記導電性部材は、前記支持部材と前記保持部材とによって挟持され、
前記回転規制部は、前記保持部材の前記導電性部材を保持する部分と、前記保持部材の前記導電性部材を挟持する部分と、の間に設けられる請求項1記載の定着装置。
【請求項5】
前記ベルト部材はポリイミドにより形成される請求項1記載の定着装置。
【請求項6】
ベルト部材と、
前記ベルト部材に対向する対向部材と、
前記ベルト部材の内面に接触して前記対向部材との間にニップ部を形成するニップ形成部材と、
前記ニップ形成部材を支持する支持部材と、
加熱体と、
前記ベルト部材の内面に接触する導電性部材と、を備えた定着装置であって、
前記導電性部材の一端側を保持する保持部と、前記導電性部材の一端側を中心とした回転を規制する回転規制部とが設けられ、
前記支持部材が定着装置に組み付けられていない状態で、前記回転規制部は、前記導電性部材の前記回転規制部に対向する部分よりも高く設けられることを特徴とする定着装置。
【請求項7】
請求項1から6いずれか1項に記載の定着装置を備えた画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
定着装置には、定着ベルトを加熱する加熱体としてのヒータが設けられる。そして、このヒータとして、基材上に形成された抵抗発熱体にAC電圧を印加することにより発熱し、絶縁層などを介して定着ベルトの内面を加熱するタイプのものが存在する。
【0003】
ヒータにAC電圧を印加する構成では、ヒータに設けられた絶縁層や定着ベルトの表層がコンデンサと等価になり、定着ベルトを介して定着ニップに交流電圧が印加される。そして、用紙が転写ニップと定着ニップとの両方に接触している状態では、この交流電圧が、用紙を介して転写ニップに伝播する。これにより、交流電圧が転写電界に影響を与えて、転写画像に周期的な濃度ムラが生じる、いわゆるバンディング画像の原因となってしまう。特に、高湿環境下や用紙に薄紙を用いた場合等、用紙が低抵抗の場合には、上記の問題が顕著になる。
【0004】
これに対して、定着ベルトの内面に導電性部材を接触させ、この導電性部材を介して接地側へ電流を逃がす構成の定着装置が従来から存在する。例えば特許文献1(特開2021-173807号公報)では、導電性部材の一端側に設けられた孔部にヒータホルダの突起を入れて外れないようにし、導電性部材の他端側を加熱フィルムの内面に接触させている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の定着装置では、導電性部材が取付方向と直交する方向へ回転してしまって位置ずれし、組み立ての手間が増えたり、導電性部材の定着ベルトに対する接触不良により適切な除電性能を得られないという問題があった。
【0006】
本発明では、導電性部材の回転による位置ずれを抑制することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、本発明は、ベルト部材と、前記ベルト部材の内面に接触する面状の加熱体と、前記加熱体を保持する保持部材と、前記保持部材を支持する支持部材と、前記ベルト部材の内面に接触する導電性部材と、を備えた定着装置であって、前記導電性部材の一端側を保持する保持部と、前記導電性部材の一端側を中心とした回転を規制する回転規制部とが設けられ、前記支持部材が定着装置に組み付けられていない状態で、前記回転規制部は、前記導電性部材の前記回転規制部に対向する部分よりも高く設けられることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、導電性部材の回転による位置ずれを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
画像形成装置の概略構成図である。
本発明の一実施形態に係る定着装置の概略構成を示す側面断面図である。
バンディング画像の形成について説明する図である。
ヒータホルダの導電性部材の取り付け構造を示す斜視図である。
ヒータホルダに導電性部材を取り付けた状態の斜視図である。
ステーのヒータホルダへの取り付けを示す斜視図である。
導電性部材がヒータホルダに対して回転する様子を説明する斜視図である。
導電性部材の回転により定着ベルトに非接触となる様子を説明する概略図である。
導電性部材の回転により定着ベルトに非接触となる様子を説明する側面断面図である。
導電性部材の姿勢が最も高い状態を説明する側面図である。
導電性部材の姿勢が最も低い状態を説明する側面図である。
ステーをヒータホルダに取り付ける様子を説明する側面図である。
ヒータの平面図である。
ヒータへの電力供給を示す図である。
図13と抵抗発熱体の形状が異なるヒータの平面図である。
図13、図15と抵抗発熱体の形状が異なるヒータの平面図である。
定着ベルトの配列方向の温度分布を示す図で、(a)図がヒータの平面図、(b)図が定着ベルトの温度分布を示す図である。
図15のヒータの分割領域を示す図である。
図18と異なる形状の分割領域を示す図である。
図16のヒータの分割領域を示す図である。
ヒータ、第1高熱伝導部材、ヒータホルダの斜視図である。
第1高熱伝導部材の配置を示すヒータの平面図である。
第1高熱伝導部材の配置の異なる例を示すヒータの平面図である。
第1高熱伝導部材の配置のさらに異なる例を示すヒータの平面図である。
図2とは異なる実施形態の定着装置の概略構成を示す側面断面図である。
ヒータ、第1高熱伝導部材、第2高熱伝導部材、ヒータホルダの斜視図である。
第1高熱伝導部材および第2高熱伝導部材の配置を示すヒータの平面図である。
第1高熱伝導部材および第2高熱伝導部材の異なる配置の例を示すヒータの平面図である。
グラフェンの原子結晶構造を示す図である。
グラファイトの原子結晶構造を示す図である。
図27と第2高熱伝導部材の配置が異なるヒータを示す平面図である。
図2、図25とは異なる実施形態の定着装置の概略構成を示す側面断面図である。
上記と異なる定着装置の概略構成を示す側面断面図である。
上記と異なる定着装置の概略構成を示す側面断面図である。
上記と異なる定着装置の概略構成を示す側面断面図である。
図1と異なる画像形成装置の概略構成図である。
本発明の一実施形態に係る定着装置の概略構成を示す側面断面図である。
図37の定着装置におけるヒータの平面図である。
ヒータおよびヒータホルダの斜視図である。
ヒータに対するコネクタの取付状態を示す斜視図である。
サーミスタとサーモスタットの配置を示す図である。
フランジの溝部を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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