TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024077439
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-07
出願番号2022189536
出願日2022-11-28
発明の名称画像形成装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人
主分類G03G 15/00 20060101AFI20240531BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】連続印字の場合の印字開始から印字終了までの時間を短くする。
【解決手段】画像形成装置(1)は、CPU(101)を備え、CPU(101)は、加熱ローラ(51)を回転開始後、且つ排出ローラ(36,37,40)を停止させる前に、加熱ローラ(51)の温度の目標値を第1温度よりも低い第2温度となるようヒータ(53)を制御し、複数のシートが連続して印字される連続印字を実行する場合、カッター(10)によるシートの切断完了前に、メインモータ(108)を駆動して加熱ローラ(51)を回転させ、加熱ローラ(51)の温度が前記第1温度となるようヒータ(53)を制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
シートに画像を形成するプロセス部と、
加熱回転体と、前記加熱回転体を加熱するヒータと、前記加熱回転体との間でニップ部を形成する加圧回転体とを有し、シートに画像を定着させる定着部と、
シートの搬送方向において前記定着部の下流側に配置され、シートを排出するための排出ローラと、
少なくとも前記加熱回転体または前記加圧回転体に駆動力を伝達するメインモータと、
前記搬送方向において前記定着部の下流側に配置され、シートを切断するカッターと、
前記排出ローラに駆動力を伝達する排出モータと、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記加熱回転体の温度がシートに画像を定着させる第1温度となるよう前記ヒータを制御し、
前記メインモータを制御して、前記加熱回転体または前記加圧回転体を回転させてシートを搬送し、
前記排出モータを制御して、前記排出ローラを回転させて前記ニップ部を通過したシートを搬送し、シートにおける切断位置がカッターの配置位置に到達した際に前記排出ローラを停止させ、
前記加熱回転体の回転開始後、且つ前記排出ローラを停止させる前に、前記加熱回転体の温度の目標値を第1温度よりも低い第2温度となるよう前記ヒータを制御し、
前記排出ローラを停止させた後、前記カッターによるシートの切断を開始し、
複数のシートが連続して印字される連続印字を実行する場合、前記カッターによるシートの切断完了前に、前記メインモータを駆動して前記加熱回転体または前記加圧回転体を回転させ、前記加熱回転体の温度が前記第1温度となるよう前記ヒータを制御する、ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記プロセス部は、感光ドラムを有し、
前記搬送方向において前記感光ドラムの上流側に配置され、シートを搬送する複数の搬送ローラのうち、前記感光ドラムに最も近い搬送ローラであるレジストレーションローラと、
前記搬送方向において前記感光ドラムと前記レジストレーションローラとの間に配置され、シートの通過を検知可能な第1シートセンサと、を備え、
前記制御部は、前記第1シートセンサがシートを検知した時点に基づいて前記排出モータを制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記定着部は、前記搬送方向において前記ニップ部の下流側に配置され、シートの通過を検知可能な第2シートセンサを有し、
前記制御部は、前記第2シートセンサがシートを検知した時点に基づいて前記排出モータを制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記排出モータの駆動開始から所定時間経過すると、前記排出モータを停止してシートを停止させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記定着部は、前記搬送方向において前記ニップ部の下流側に配置され、シートの通過を検知可能な第2シートセンサを有し、
前記制御部は、前記第2シートセンサがシートの通過完了を検知した時点に基づいて、前記加熱回転体の温度の目標値を前記第2温度となるよう前記ヒータを制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記プロセス部は、感光ドラムを有し、
前記搬送方向において前記感光ドラムの上流側に配置され、シートを搬送する複数の搬送ローラのうち、前記感光ドラムに最も近い搬送ローラであるレジストレーションローラと、
前記搬送方向において前記感光ドラムと前記レジストレーションローラとの間に配置され、シートの通過を検知可能な第1シートセンサと、を備え、
前記制御部は、
前記第1シートセンサが、前記シートの通過完了を検知した時点に基づいて、前記加熱回転体の温度の目標値を前記第2温度となるよう前記ヒータを制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記連続印字を実行する場合、シートの印字枚数に応じて前記メインモータの駆動継続時間を設定し、
前記駆動継続時間が閾値時間以上である場合、前記メインモータを駆動継続した状態で、前記カッターによりシートを切断した後、前記排出モータを制御して前記排出ローラを回転させて、切断した後の前記シートを排出し、前記排出ローラによって排出されるシートの次のシートの供給を開始することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記定着部は、前記搬送方向において前記ニップ部の下流側に配置され、シートの通過を検知可能な第2シートセンサを有し、
前記制御部は、前記第2シートセンサがシートを検知した時点に基づいて前記駆動継続時間を設定することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記プロセス部は、感光ドラムを有し、
前記搬送方向において前記感光ドラムの上流側に配置され、シートを搬送する複数の搬送ローラのうち、前記感光ドラムに最も近い搬送ローラであるレジストレーションローラと、
前記搬送方向において前記感光ドラムと前記レジストレーションローラとの間に配置され、シートの通過を検知可能な第1シートセンサとを備え、
前記制御部は、前記第1シートセンサがシートを検知した時点に基づいて前記駆動継続時間を設定することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記連続印字を実行する場合、前記カッターによるシートの切断開始後、前記加熱回転体の温度が前記第1温度となるよう前記ヒータを制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示の画像形成装置では、定着部の上方に設けられた排出部から、定着部を通過した用紙が排出される。定着部と排出部との間に設けられたカッターは、用紙を搬送方向と直交する方向に切断する。また、定着部から出た用紙の先端部が排出スイッチによって検知され、所定時間経過後に、用紙を排出する排出ローラが停止する。排出ローラが停止した場合、用紙上の先頭の画像と二番目の画像との間の境界線がカッターの切断位置に位置した状態となり、カッターが駆動されて用紙が当該境界線に沿って切断される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-362823号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の画像形成装置では、カッターにより用紙を切断する場合、用紙の切断前に排出ローラ及び定着部の一対のローラを停止させる。連続印字のため次の印字を行う場合、定着部の一対のローラの温度を均一にするため、用紙の切断完了後に排出ローラ及び定着部の一対のローラを駆動する。そのため、連続印字の場合の印字開始から印字終了までの時間が長くなる場合がある。
【0005】
本開示は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、従来よりも連続印字の場合の印字開始から印字終了までの時間を短くすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本開示の画像形成装置は、シートに画像を形成するプロセス部と、加熱回転体と、前記加熱回転体を加熱するヒータと、前記加熱回転体との間でニップ部を形成する加圧回転体とを有し、シートに画像を定着させる定着部と、シートの搬送方向において前記定着部の下流側に配置され、シートを排出するための排出ローラと、少なくとも前記加熱回転体または前記加圧回転体に駆動力を伝達するメインモータと、前記搬送方向において前記定着部の下流側に配置され、シートを切断するカッターと、前記排出ローラに駆動力を伝達する排出モータと、制御部と、を備え、前記制御部は、前記加熱回転体の温度がシートに画像を定着させる第1温度となるよう前記ヒータを制御し、前記メインモータを制御して、前記加熱回転体または前記加圧回転体を回転させてシートを搬送し、前記排出モータを制御して、前記排出ローラを回転させて前記ニップ部を通過したシートを搬送し、シートにおける切断位置がカッターの配置位置に到達した際に前記排出ローラを停止させ、前記加熱回転体の回転開始後、且つ前記排出ローラを停止させる前に、前記加熱回転体の温度の目標値を第1温度よりも低い第2温度となるよう前記ヒータを制御し、前記排出ローラを停止させた後、前記カッターによるシートの切断を開始し、複数のシートが連続して印字される連続印字を実行する場合、前記カッターによるシートの切断完了前に、前記メインモータを駆動して前記加熱回転体または前記加圧回転体を回転させ、前記加熱回転体の温度が前記第1温度となるよう前記ヒータを制御する。
【0007】
上記構成によれば、制御部は、カッターによるシートの切断完了前に、メインモータを駆動させるとともに、加熱回転体の温度が第2温度となるよう制御されていたヒータを加熱回転体の温度が第1温度となるよう制御する。そのため、シート切断中に定着部のニップ部の温度を均一化することができ、次のシートの搬送開始を早めることができる。これにより、連続印字の場合の印字時速度が低下するのを軽減することができる。
【0008】
本開示の画像形成装置では、前記プロセス部は、感光ドラムを有し、前記搬送方向において前記感光ドラムの上流側に配置され、シートを搬送する複数の搬送ローラのうち、前記感光ドラムに最も近い搬送ローラであるレジストレーションローラと、前記搬送方向において前記感光ドラムと前記レジストレーションローラとの間に配置され、シートの通過を検知可能な第1シートセンサと、を備え、前記制御部は、前記第1シートセンサがシートを検知した時点に基づいて前記排出モータを制御してもよい。
【0009】
第1シートセンサは、感光ドラムとレジストレーションローラとの間に配置されている。また、レジストレーションローラは、感光ドラムの上流側に配置される複数の搬送ローラのうち、搬送方向において排出ローラに最も近い搬送ローラである。よって、第1シートセンサは、感光ドラムの上流側において排出ローラに極力近い位置に配置される。
【0010】
さらに、第1シートセンサがシートを検知した後に、シートは排出ローラに到達する。したがって、制御部は、第1シートセンサがシートを検知した時点に基づいて排出モータを制御するので、適切なタイミングで排出モータの駆動を開始して排出ローラの回転駆動を開始できる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
表示装置
1か月前
個人
露光裕度拡大方法
2か月前
株式会社シグマ
レンズフード
2か月前
株式会社シグマ
フードキャップ
1か月前
キヤノン株式会社
光学機器
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
2か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
2か月前
キヤノン株式会社
電子機器
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
28日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
3か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
29日前
株式会社リコー
画像形成装置
2か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
3か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
3か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
22日前
シャープ株式会社
画像形成装置
3か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
株式会社リコー
現像装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
27日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
国立大学法人広島大学
撮像装置
28日前
三洋化成工業株式会社
トナーバインダー
1か月前
個人
水中及び水上の同時撮影用具
2か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
3か月前
キヤノン株式会社
定着装置
22日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
21日前
三洋化成工業株式会社
トナーバインダー
27日前
ブラザー工業株式会社
プロセスユニット
3か月前
ブラザー工業株式会社
プロセスユニット
3か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
ドラムユニット
22日前
シャープ株式会社
画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
シャープ株式会社
画像形成装置
3か月前
続きを見る