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公開番号2024091955
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-05
出願番号2024072814,2020020183
出願日2024-04-26,2020-02-07
発明の名称画像読取装置及び画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類H04N 1/00 20060101AFI20240628BHJP(電気通信技術)
要約【課題】上流ガイドと下流ガイドとを画像読取部を挟んで設けた構成の場合に、これら上流ガイドや下流ガイドの撓みを抑制する。
【解決手段】搬送フレームには、密閉モジュールMを挟んで、原稿搬送方向において上流側に上流ガイド410が、下流側に下流ガイド420が設けられる。上流ガイド410及び下流ガイド420は、搬送フレームに原稿搬送方向に交差する原稿Dの幅方向の両端部側で支持されている。この上流ガイド410と下流ガイド420とを、密閉モジュールMをまたぐようにして架け渡された連結ステイ600が連結する。これによれば、上流ローラ8と下流ローラ9との間に第2画像読取部201を内部に有する密閉モジュールMが配置される構成で、小サイズの原稿Dの画像を読み取る場合でも、上流ガイド410と下流ガイド420とが撓み難くなり、もって小サイズの原稿Dの画像の読み取り精度を向上させることができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
シートを搬送する第1搬送ローラと、
前記第1搬送ローラのシートの搬送方向の下流側に配置され、シート搬送路を搬送されるシートの画像を読み取る画像読取部と、
前記画像読取部の前記搬送方向の下流側に配置され、シートを搬送する第2搬送ローラと、
前記第1搬送ローラ及び前記第2搬送ローラを回転可能に支持する筐体と、
前記筐体において前記画像読取部の前記搬送方向の上流側に形成され、前記画像読取部へ向けてシートが搬送される前記シート搬送路を形成する第1ガイド部と、
前記筐体において前記画像読取部の前記搬送方向の下流側に形成され、前記画像読取部を通過したシートが搬送される前記シート搬送路を形成する第2ガイド部と、
前記搬送方向に直交するシートの幅方向から見て、前記シート搬送路と反対側で前記画像読取部をまたいで前記第1ガイド部と前記第2ガイド部とに架け渡され、前記第1ガイド部と前記第2ガイド部とを連結する連結部材と、を備える、
ことを特徴とする画像読取装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記連結部材は、前記第1ガイド部と前記第2ガイド部それぞれの前記シート搬送路に面する搬送面と反対側を、前記第1搬送ローラの回転軸線に交差する方向から固定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記画像読取部は、搬送されるシートの画像を読み取る画像読取面を有し、
前記連結部材は、前記第1ガイド部と前記第2ガイド部とのそれぞれを、前記幅方向において前記画像読取面の範囲内で固定する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記第1ガイド部及び前記第2ガイド部は、それぞれの前記幅方向の両端部が支持されるように前記筐体に形成されている、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記画像読取部と前記シート搬送路を挟んで反対側に設けられ、前記シート搬送路を搬送されるシートの前記画像読取部により読み取られる第1面とは逆の第2面の画像を読み取る別の画像読取部を有し、
前記別の画像読取部は、前記搬送方向において前記画像読取部よりも上流側に配置される、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記連結部材は、前記幅方向に延設されて前記第1ガイド部を前記幅方向の複数個所で固定する第1連結部と、前記第1連結部から前記搬送方向の下流側に向け突出して前記第2ガイド部を固定する第2連結部とを有する、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
【請求項7】
前記画像読取部を前記シート搬送路へ向けて付勢する付勢手段を備え、
前記連結部材は、前記付勢手段の一端を支持する、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像読取装置。
【請求項8】
前記連結部材は、配線を配索する溝部と、前記溝部に配索された前記配線の位置を位置決めする位置決め部とを有する、
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像読取装置。
【請求項9】
シートを積載するトレイと、
前記トレイに積載されたシートを前記シート搬送路に搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送され排出されたシートを積載する排出トレイと、を備え、
前記トレイと前記排出トレイは、上下に配置され、
前記シート搬送路は、前記トレイに積載されたシートが表面を上に向けて搬送される第1搬出路と、前記第1搬出路を通過したシートが表裏を反転されて搬送される湾曲した連絡路と、表裏を反転されたシートが裏面を上に向けて前記排出トレイまで搬送される第2搬出路とを有し、
前記第1搬出路と前記連絡路と前記第2搬出路とで囲まれた空間に、前記画像読取部と、前記第1ガイド部と、前記第2ガイド部と、前記連結部材とが配置されている、
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像読取装置。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像読取装置と、
前記画像読取装置によってシートから読み取られた画像の情報に基づいて別のシートに画像を形成する画像形成手段と、を備える、
ことを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、原稿等のシートから画像を読み取る画像読取装置、及びこれを備える画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、スキャナ、プリンタ、複写機等の画像形成装置に用いられる画像読取装置としては、原稿(シート)を原稿搬送装置であるADF(Auto Document Feeder)により搬送しながら、原稿に形成されている画像を読み取るものがある。原稿の画像を読み取るべく、ADFには画像読取部が設けられている(特許文献1)。
【0003】
また、ADFには、原稿を搬送するために、原稿の搬送方向において画像読取部を挟んで、上流側に上流ローラが設けられ、下流側に下流ローラが設けられている。これら上流ローラ及び下流ローラは、筐体に回転可能に支持されている。この筐体には、上流ローラによって搬送される原稿を画像読取部へガイドする上流ガイド部と、画像読取部を通過した原稿をガイドする下流ガイド部と、が形成されている。そして、原稿の搬送方向において、上流ガイド部と画像読取部との間、画像読取部と下流ガイド部との間に、上流ガイド部と下流ガイド部とをそれぞれ補強するために、補強リブが形成されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-64153号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、最近では、例えば名刺などの小サイズの原稿(シート)から画像を読み取ることが望まれている。小サイズの原稿を搬送するため、原稿の搬送方向において画像読取部を挟んで配設される上流ローラと下流ローラとの間隔がより狭くされ、それに伴い、上流ガイド部や下流ガイド部はその搬送方向長さが短くされるなどして小さく形成される。この場合、上流ガイド部と画像読取部との間、画像読取部と下流ガイド部との間に補強リブを形成することが難しくなるので、上流ガイド部や下流ガイド部の剛性が低下する。そうなると、原稿の搬送中に上流ガイド部や下流ガイド部に撓みが生じやすくなる。筐体に形成された上流ガイド部や下流ガイド部に撓みが生じれば、筐体を介し筐体に支持されている上流ローラと下流ローラの位置がそれぞれ変化してしまい、原稿の画像の読み取り精度が低下する虞があった。
【0006】
本発明は上記問題に鑑みてなされ、原稿の画像の読み取り精度を向上させる、画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る画像読取装置は、シートを搬送する第1搬送ローラと、前記第1搬送ローラのシートの搬送方向の下流側に配置され、シート搬送路を搬送されるシートの画像を読み取る画像読取部と、前記画像読取部の前記搬送方向の下流側に配置され、シートを搬送する第2搬送ローラと、前記第1搬送ローラ及び前記第2搬送ローラを回転可能に支持する筐体と、前記筐体において前記画像読取部の前記搬送方向の上流側に形成され、前記画像読取部へ向けてシートが搬送される前記シート搬送路を形成する第1ガイド部と、前記筐体において前記画像読取部の前記搬送方向の下流側に形成され、前記画像読取部を通過したシートが搬送される前記シート搬送路を形成する第2ガイド部と、前記搬送方向に直交するシートの幅方向から見て、前記シート搬送路と反対側で前記画像読取部をまたいで前記第1ガイド部と前記第2ガイド部とに架け渡され、前記第1ガイド部と前記第2ガイド部とを連結する連結部材と、を備える、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、小サイズのシートであっても、シートの画像の読み取り精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係る画像形成装置を示す断面図。
画像読取装置を示す断面図。
画像読取装置の一部を拡大して示す拡大断面図。
ヒンジ機構について説明するための図。
(a)CISの説明図、(b)CISの部分斜視図。
搬送読取ユニットを示す断面図。
搬送読取ユニットを示す斜視図。
搬送読取ユニットを示す上面図。
搬送読取ユニットを示す下面図。
搬送読取ユニットを示す分解斜視図。
連結ステイを示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本実施形態に係る画像読取装置及び画像形成装置について、図面を参照しながら説明する。本実施形態に係る画像形成装置は、複写機、ファクシミリ、プリンタ、及びこれらの複合機等から構成可能であり、スキャナ部と、スキャナ部の画像読取部に原稿(シート状原稿)を給送可能なADFと、を有する画像読取装置を備えている。この画像読取装置は、ADF(Auto Document Feeder)を備えたフラットベッドスキャナのように装置単体として構成する場合の他、複写機やファクシミリなどの画像形成装置に用いられて好適なものである。なお、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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