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公開番号2024091222
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2023068469
出願日2023-04-19
発明の名称カメラユニット
出願人ニデックプレシジョン株式会社
代理人弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類G03B 5/00 20210101AFI20240627BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】カメラモジュールの動きを阻害する要因が削減されたカメラユニットを提供する。
【解決手段】カメラユニットは、複数の端子15を備えている基板13を含むカメラモジュールと、カメラモジュールが収容されている可動部材と、可動部材が収容されているケース50と、複数の端子82を備え、ケース50に固定されている基板80と、基板13の複数の端子15と、基板80の複数の端子82とにそれぞれ電気的に接続されている複数のワイヤ81と、を有している。複数のワイヤ81のそれぞれは、基板13の動作に応じて、かつ、互いに独立して変位が可能な状態で基板13および基板80のそれぞれに接続されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
複数の第1端子を備えている第1基板と、前記第1基板に搭載された撮像素子と、前記撮像素子に光を集光させる光学素子と、を含むカメラモジュールと、
前記カメラモジュールが収容されている可動部材と、
前記可動部材が収容されている収容部材と、
複数の第2端子を備え、前記収容部材に固定されている第2基板と、
前記光学素子の光軸と交差する軸を回転軸として前記可動部材を前記収容部材に対して回転可能に支持する支持機構と、
前記可動部材を前記収容部材に対して回転させる駆動機構と、
前記第1基板の前記複数の第1端子と、前記第2基板の前記複数の第2端子とにそれぞれ電気的に接続されている複数のワイヤと、
前記第2基板に接続され、前記撮像素子から出力される信号を伝送する配線基板と、を有し、
前記複数の第1端子のそれぞれは、前記撮像素子と電気的に接続され、
前記複数のワイヤのそれぞれは、前記可動部材の回転に伴う前記第1基板の動作に応じて、かつ、互いに独立して変位が可能な状態で前記第1基板および前記第2基板のそれぞれに接続されている、カメラユニット。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記複数のワイヤのそれぞれは、
第1半田部材を介して前記複数の第1端子のうちの一つに接続されている第1端部と、
第2半田部材を介して前記複数の第2端子のうちの一つに接続されている第2端部と、
を有している、カメラユニット。
【請求項3】
請求項1において、
前記複数のワイヤは、金属材料から成る金属ワイヤであり、
前記複数のワイヤのそれぞれは、
前記複数の第1端子のうちの一つに接続されている第1端部と、
前記複数の第2端子のうちの一つに接続されている第2端部と、
前記第1端部と前記第2端部との間に挟まれている線形部と、
を備え、
前記線形部は、前記第1基板の動作に応じて変形可能である、カメラユニット。
【請求項4】
請求項1において、
前記複数のワイヤのそれぞれは、
前記複数の第1端子のうちの一つに接続されている第1端部と、
前記複数の第2端子のうちの一つに接続されている第2端部と、
を有し、
前記第1端部および前記第2端部のうち少なくとも一方は、ボール形状を成すボール部から成り、
前記複数の第1端子および前記複数の第2端子のうち少なくとも一方は、前記ボール部を回転可能な状態で保持しているガイド部に接続されている、カメラユニット。
【請求項5】
請求項4において、
前記第1端部および前記第2端部のうちの一方は、前記ボール部から成り、かつ、前記ガイド部に保持され、
前記第1端部および前記第2端部のうちの他方は、半田部材を介して前記複数の第1端子のうちの一つまたは前記複数の第2端子のうちの一つに接続されている、カメラユニット。
【請求項6】
請求項4において、
前記ガイド部は、
前記第1基板の上、または前記第2基板の上に固定されているボール保持部と、
前記ボール保持部の上に開閉可能な状態で固定されている蓋部と、
を有し、
前記ボール保持部は、
前記ボール部の一部を収容可能な第1収容部と、
前記第1収容部の内壁を覆うように配置され、前記第1端子または前記第2端子と電気的に接続されている第1金属膜と、
を備え、
前記蓋部は、
前記ボール部の他の一部を収容可能な第2収容部と、
前記第2収容部の内壁を覆うように配置されている第2金属膜と、
を備えている、カメラユニット。
【請求項7】
請求項4または6において、
前記ボール部と前記ガイド部との間には、導電性潤滑剤が介在している、カメラユニット。
【請求項8】
請求項4または6において、
前記複数のワイヤのそれぞれは、金属材料から成る金属ワイヤであり、
前記複数のワイヤのそれぞれは、前記第1端部と前記第2端部との間に挟まれている線形部を備え、
前記第1基板の動作に応じて前記ガイド部内で前記ボール部が回転することにより、前記線形部と前記第2基板とが成す角度が変化する、カメラユニット。
【請求項9】
請求項1において、
前記複数のワイヤのそれぞれは、
第1半田部材を介して前記複数の第1端子のうちの一つに接続されている第1端部と、
第2半田部材を介して前記複数の第2端子のうちの一つに接続されている第2端部と、
を有し、
前記複数の第1端子および前記複数の第2端子のそれぞれは、第1方向に沿って配列され、
前記第1基板は、前記第1方向に沿って延びるように配置されている第1円柱部材を有し、
前記第1円柱部材は、前記第1基板と離間する位置に固定され、
平面視において、前記複数の第1端子のそれぞれは、前記第1円柱部材と前記複数の第2端子との間に配置され、
前記複数のワイヤのうちの第1ワイヤは、前記第1端部と前記第2端部との間に、前記第1円柱部材の円周に沿うように配置されている第1迂回部を有している、カメラユニット。
【請求項10】
請求項9において、
前記第1円柱部材は、円周方向に延びている第1溝部を有し、
前記第1溝部には、前記第1ワイヤが配置されている、カメラユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラユニットに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
光学機器として、補正用の撮影ユニット駆動機構を備える撮影用光学装置がある(特許文献1参照)。特許文献1では、撮影ユニットを変位させて振れを補正するにあたって、撮影ユニットは、計4本のサスペンションワイヤによって固定体に支持されている。光軸を間に挟む両側2箇所には、2つが対になった第1撮影ユニット駆動機構および第2撮影ユニット駆動機構がそれぞれ設けられており、これらの撮影ユニット駆動機構では、可動体側である撮影ユニット側に撮影ユニット駆動用マグネットが保持され、固定体側に撮影ユニット駆動用コイルが保持されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-288770号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
傾斜揺動可能なカメラモジュールを備えるカメラユニットでは、カメラモジュールの動きを阻害する要因をなるべく少なくすることが望ましい。
【0005】
本発明の目的は、カメラモジュールの動きを阻害する要因が削減されたカメラユニットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施の形態に係るカメラユニットは、複数の第1端子を備えている第1基板と、前記第1基板に搭載された撮像素子と、前記撮像素子に光を集光させる光学素子と、を含むカメラモジュールと、前記カメラモジュールが収容されている可動部材と、前記可動部材が収容されている収容部材と、複数の第2端子を備え、前記収容部材に固定されている第2基板と、前記光学素子の光軸と交差する軸を回転軸として前記可動部材を前記収容部材に対して回転可能に支持する支持機構と、前記可動部材を前記収容部材に対して回転させる駆動機構と、前記第1基板の前記複数の第1端子と、前記第2基板の前記複数の第2端子とにそれぞれ電気的に接続されている複数のワイヤと、前記第2基板に接続され、前記撮像素子から出力される信号を伝送する配線基板と、を有している。前記複数の第1端子のそれぞれは、前記撮像素子と電気的に接続されている。前記複数のワイヤのそれぞれは、前記可動部材の回転に伴う前記第1基板の動作に応じて、かつ、互いに独立して変位が可能な状態で前記第1基板および前記第2基板のそれぞれに接続されている。
【発明の効果】
【0007】
カメラモジュールの動きを阻害する要因が削減されたカメラユニットが実現される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係るカメラユニットを示す斜視図である。
図2は、図1に示すカメラユニットの平面図である。
図3は、図1に示すカメラユニットの分解図である。
図4は、図3に示すホルダと、図1に示すケースおよびストッパプレートを示す斜視図である。
図5は、図3に示すセンサ基板と固定基板とが複数のワイヤを介して電気的に接続されている状態を示す平面図である。
図6は、図5のA-A線に沿った断面図である。
図7は、図3に示す駆動機構を作動させることにより図6に示すセンサ基板が傾斜した状態の例を示す断面図である。
図8は、図5に示す端子とワイヤとの接続部分の変形例を示す拡大平面図である。
図9は、図8のB-B線に沿った拡大断面図である。
図10は、図9に示すセンサ基板がチルト動作した時のワイヤの変位を示す拡大断面図である。
図11は、図8に示す端子とワイヤとの接続部分の変形例を示す拡大平面図である。
図12は、図11のC-C線に沿った拡大断面図である。
図13は、図9に対する変形例を示す拡大断面図である。
図14は、図9に対する他の変形例を示す拡大断面図である。
図15は、図5に示す端子とワイヤとの接続部分の他の変形例を示す拡大平面図である。
図16は、図15のD-D線に沿った拡大断面図である。
図17は、図15のE-E線に沿った拡大断面図である。
図18は、図15に対する変形例を示す拡大平面図である。
図19は、図18のF-F線に沿った拡大断面図である。
図20は、図15に対する他の変形例を示す拡大平面図である。
図21は、図20のH-H線に沿った拡大断面図である。
図22は、図20のG-G線に沿った拡大断面図である。
図23は、図18に対する変形例を示す拡大平面図である。
図24は、図23のK-K線に沿った拡大断面図である。
図25は、図23のM-M線に沿った拡大断面図である。
図26は、図5に示す端子とワイヤとの接続部分の他の変形例を示す拡大平面図である。
図27は、図26のN-N線に沿った拡大断面図である。
図28は、図26のP-P線に沿った拡大断面図である。
図29は、図27に対する変形例を示す拡大断面図である。
図30は、図28に対する変形例を示す拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、実施形態を説明するために参照する全ての図面において、同一又は実質的に同一の構成や要素には同一の符号を用いる。また、一度説明した構成や要素については、原則として繰り返しの説明は行わない。
【0010】
<カメラユニットの概要>
図1,図2に示されているカメラユニット1Aは、カメラモジュール10,配線基板20,モジュール保持機構30等から構成されている。カメラユニット1Aは、スマートフォン,タブレット型PC,ノート型PC等の携帯型情報端末への搭載に適しているが、カメラユニット1Aの用途に制限はない。
(【0011】以降は省略されています)

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