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公開番号2024090992
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022207236
出願日2022-12-23
発明の名称洗車機
出願人株式会社ダイフク
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類B60S 3/04 20060101AFI20240627BHJP(車両一般)
要約【課題】純水の使用量を低減することにより、洗車コストを低減する。
【解決手段】洗車機(2)は、洗車機本体、洗浄液を噴射する第1洗浄機構(60)と、および洗浄液よりも電気伝導率の低い純水を噴射する第2洗浄機構(70)を制御する制御部(44)を備える。制御部(44)は、第1洗浄機構(60)を制御して車両を洗浄する洗浄工程と、ブロワを制御して洗浄液の水切りを行う水切り工程と、第2洗浄機構(70)を制御して車両の仕上げ洗浄を行う仕上げ洗浄工程とを含む洗車処理を実行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両を洗車する洗車機本体と、
洗浄液を噴射する第1洗浄機構と、
前記洗浄液よりも電気伝導率の低い純水を噴射する第2洗浄機構と、
前記洗車機本体、前記第1洗浄機構および前記第2洗浄機構の各部を制御する制御部と、を備え、
前記洗車機本体は、気流を発生させるブロワを備えており、
前記制御部は、前記第1洗浄機構を制御して前記車両を洗浄する洗浄工程と、前記ブロワを制御して前記洗浄液の水切りを行う水切り工程と、前記第2洗浄機構を制御して前記車両の仕上げ洗浄を行う仕上げ洗浄工程とを含む洗車処理を実行する、洗車機。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記車両の前後方向に相対移動するとともに、前記車両の外形に関する情報を取得するセンサをさらに備え、
前記制御部は、前記水切り工程において、前記センサからの前記情報に基づいて、予め規定された前記車両の指定部位において、前記ブロワが一時的な移動停止または反復移動をするように制御する、請求項1に記載の洗車機。
【請求項3】
前記車両の前後方向に相対移動するとともに、前記車両の外形に関する情報を取得するセンサをさらに備え、
前記制御部は、前記水切り工程において、前記センサからの前記情報に基づいて、前記ブロワと前記車両との距離に応じて、前記ブロワの風量を調整する、請求項1に記載の洗車機。
【請求項4】
前記第1洗浄機構において前記洗浄液を噴射するノズルと、前記第2洗浄機構において前記純水を噴射するノズルは共通である、請求項1から3のいずれか1項に記載の洗車機。
【請求項5】
前記ブロワは、前記車両の天井面に向けて送風するトップ送風ノズルと、前記車両の側面に向けて送風するサイド送風ノズルと、を備える、請求項1に記載の洗車機。
【請求項6】
前記車両の前後方向に相対移動するとともに、前記車両の外形に関する情報を取得するセンサをさらに備え、
前記制御部は、前記水切り工程において、前記センサからの前記情報に基づいて、前記ブロワと前記車両との距離を調整する、請求項1に記載の洗車機。
【請求項7】
前記第2洗浄機構は、液体の電気伝導率を低減させる純水生成装置を備えており、
前記純水は、前記純水生成装置によって生成される0μS/cm以上、6μS/cm以下の水である、請求項1に記載の洗車機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両を洗浄する洗車機に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
洗車機によって洗車を行う際に用いられる洗車用水としては、地表水、地下水などを水源とする上水(水道水)、または工業用水などが用いられている。例えば、水道水は、消毒用の塩素の残留物、および、ナトリウム、カルシウムマグネシウムなどのミネラル類を含んでいる。そのため、洗車後、車両表面に残った水滴がそのまま乾燥した場合、これらの不純物がイオンデポジット(ウォータースポット)として車両表面に残ってしまう。
【0003】
近年、このイオンデポジットを低減するために、洗車用水として純水を用いる洗車機が開発されている。
【0004】
純水を用いた洗浄が可能な洗車機として、全ての洗車工程において純水を用いる全純水型洗車機、および最終の濯ぎ工程にのみ純水を用いる仕上げ純水型洗車機が従来技術として知られている。通常の洗浄用水と比較して、純水の使用にはコストがかかる。仕上げ純水型洗車機は、純水の使用量を低減できるため、コスト面でメリットがある。仕上げ純水型洗車機として、例えば、特許文献1に記載の洗車装置がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-60329号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1には、純水を生成する純水生成装置を備え、当該純水生成装置により生成された純水をブラシ洗浄ユニットによって洗浄された車両に噴霧して仕上げ洗浄を行う仕上げ洗浄ユニットを含む車両洗浄システムが開示されている。特許文献1に記載の車両洗浄システムでは、ブラシ洗浄装置による洗浄の後、仕上げ洗浄ユニットによる仕上げ洗浄が行われている。
【0007】
このような仕上げ純水型洗車機を用いた洗車において、イオンデポジットのさらなる低減が望まれている。濯ぎ工程における純水の使用量を増やせばイオンデポジットを低減することができると考えられるが、コストが嵩んでしまう。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る洗車機は、車両を洗車する洗車機本体と、洗浄液を噴射する第1洗浄機構と、前記洗浄液よりも電気伝導率の低い純水を噴射する第2洗浄機構と、前記洗車機本体、前記第1洗浄機構および前記第2洗浄機構の各部を制御する制御部と、を備え、前記洗車機本体は、気流を発生させるブロワを備えており、前記制御部は、前記第1洗浄機構を制御して前記車両を洗浄する洗浄工程と、前記ブロワを制御して前記洗浄液の水切りを行う水切り工程と、前記第2洗浄機構を制御して前記車両の仕上げ洗浄を行う仕上げ洗浄工程とを含む洗車処理を実行する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、純水の使用量を増加させることなく、従来の仕上げ純水型洗車機を用いた洗車よりもイオンデポジットを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る洗車機を示す概略正面図である。
本発明の実施形態に係る洗車機を示す概略側面図である。
本発明の実施形態に係る洗車機の構成を示すブロック図である。
本発明の実施形態に係る制御部による洗車処理の一例を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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