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公開番号2024090688
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206737
出願日2022-12-23
発明の名称螺旋状進退作動装置、及び筒状伸縮体用帯材
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類F16H 19/04 20060101AFI20240627BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】筒状伸縮体の剛性及び帯材(第1帯材及び第2帯材)の巻き付け性を両立することができる螺旋状進退作動装置、及び筒状伸縮体用帯材を提供する。
【解決手段】第1帯材110と第2帯材120を共通の軸線CX回りに前記軸線方向に互いにずれた状態で螺旋状に重ねて巻き付けることにより筒状伸縮体100を構成する螺旋状進退作動装置であって、前記第1帯材は、複数の係合突起により構成される第1係合突起列L1及び第2係合突起列L2を備え、前記第2帯材は、複数の係合部により構成される第1係合部列L3及び第2係合部列L4を備え、前記軸線方向を含む平面による断面における前記係合突起の傾斜角度は、前記筒状伸縮体の円周方向を含む平面による断面における前記係合突起の傾斜角度より大きく設定されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1帯材と前記第1帯材の内側に配置される前記第2帯材を共通の軸線回りに前記軸線方向に互いにずれた状態で螺旋状に重ねて巻き付けることにより筒状伸縮体を構成する螺旋状進退作動装置であって、
前記第1帯材は、その長手方向に配置され前記軸線に向かって凸の複数の係合突起により構成される第1係合突起列及び第2係合突起列を備え、
前記第2帯材は、その長手方向に配置された複数の係合部により構成される第1係合部列及び第2係合部列を備え、
前記係合部は、前記第1帯材と前記第2帯材を前記螺旋状に重ねて巻き付けた状態で、前記係合突起が係脱可能に係合するように構成されており、
前記軸線方向を含む平面による断面における前記係合突起の傾斜角度は、前記筒状伸縮体の円周方向を含む平面による断面における前記係合突起の傾斜角度より大きく設定されている螺旋状進退作動装置。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記係合突起は、楕円錐台形状の突起であり、その長軸が前記第1帯材の長手方向に一致した状態で前記第1帯材に設けられている請求項1に記載の螺旋状進退作動装置。
【請求項3】
前記係合突起は、楕円錐台形状の突起であり、その長軸が前記第1帯材の長手方向に対して所定角度傾斜した状態で前記第1帯材に設けられている請求項1に記載の螺旋状進退作動装置。
【請求項4】
第1帯材と前記第1帯材の内側に配置される第2帯材を共通の軸線回りに前記軸線方向に互いにずれた状態で螺旋状に重ねて巻き付けることにより筒状伸縮体を構成する螺旋状進退作動装置の前記第1帯材として用いられる帯材であって、
前記第1帯材は、その長手方向に配置され前記軸線に向かって凸の複数の係合突起により構成される第1係合突起列及び第2係合突起列を備え、
前記軸線方向を含む平面による断面における前記係合突起の傾斜角度は、前記筒状伸縮体の円周方向を含む平面による断面における前記係合突起の傾斜角度より大きく設定されている筒状伸縮体用帯材。
【請求項5】
第1帯材と前記第1帯材の内側に配置される第2帯材を共通の軸線回りに前記軸線方向に互いにずれた状態で螺旋状に重ねて巻き付けることにより筒状伸縮体を構成する螺旋状進退作動装置の前記第2帯材として用いられる帯材であって、
前記第1帯材は、その長手方向に配置され前記軸線に向かって凸の複数の係合突起により構成される第1係合突起列及び第2係合突起列を備え、
前記第2帯材は、その長手方向に配置された複数の係合部により構成される第1係合部列及び第2係合部列を備え、
前記係合部は、前記第1帯材と前記第2帯材を前記螺旋状に重ねて巻き付けた状態で、前記係合突起が係脱可能に係合するように構成されており、
前記軸線方向を含む平面による断面における前記係合突起の傾斜角度は、前記筒状伸縮体の円周方向を含む平面による断面における前記係合突起の傾斜角度より大きく設定されている筒状伸縮体用帯材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、螺旋状進退作動装置、及び筒状伸縮体用帯材に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、第1帯材と前記第1帯材の内側に配置される第2帯材を共通の軸線回りに前記軸線方向に互いにずれた状態(半幅分ずれた状態)で螺旋状に重ねて巻き付けることにより筒状伸縮体を構成する螺旋状進退作動装置が開示されている。
【0003】
第1帯材は、その長手方向に配置され前記軸線に向かって凸の複数の係合突起により構成される第1係合突起列及び第2係合突起列を備える。一方、第2帯材は、その長手方向に配置された複数の係合部により構成される第1係合部列及び第2係合部列を備える。係合部は、第1帯材と第2帯材を螺旋状に重ねて巻き付けた状態で、円錐台形状の係合突起が係脱可能に係合するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4607772号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、筒状伸縮体の剛性(垂直方向の耐荷重性)及び帯材(第1帯材及び第2帯材)の巻き付け性(巻き付けしやすさ)を両立する観点から、特許文献1に記載の円錐台形状の係合突起には改善の余地がある。本開示は、このような課題を解決するためになされたものであり、筒状伸縮体の剛性(垂直方向の耐荷重性)及び帯材(第1帯材及び第2帯材)の巻き付け性(巻き付けしやすさ)を両立することができる螺旋状進退作動装置、及び筒状伸縮体用帯材を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示にかかる螺旋状進退作動装置は、第1帯材と前記第1帯材の内側に配置される前記第2帯材を共通の軸線回りに前記軸線方向に互いにずれた状態で螺旋状に重ねて巻き付けることにより筒状伸縮体を構成する螺旋状進退作動装置であって、前記第1帯材は、その長手方向に配置され前記軸線に向かって凸の複数の係合突起により構成される第1係合突起列及び第2係合突起列を備え、前記第2帯材は、その長手方向に配置された複数の係合部により構成される第1係合部列及び第2係合部列を備え、前記係合部は、前記第1帯材と前記第2帯材を前記螺旋状に重ねて巻き付けた状態で、前記係合突起が係脱可能に係合するように構成されており、前記軸線方向を含む平面による断面における前記係合突起の傾斜角度は、前記筒状伸縮体の円周方向を含む平面による断面における前記係合突起の傾斜角度より大きく設定されている。
【0007】
このような構成により、筒状伸縮体の剛性(垂直方向の耐荷重性)及び帯材(第1帯材及び第2帯材)の巻き付け性(巻き付けしやすさ)を両立することができる。これは、垂直方向を含む平面による断面における係合突起の傾斜角度を、筒状伸縮体の円周方向を含む平面による断面における係合突起の傾斜角度より大きくしたことによるものである。
【0008】
また、上記螺旋状進退作動装置において、前記係合突起は、楕円錐台形状の突起であり、その長軸が前記第1帯材の長手方向に一致した状態で前記第1帯材に設けられていてもよい。
【0009】
また、上記螺旋状進退作動装置において、前記係合突起は、楕円錐台形状の突起であり、その長軸が前記第1帯材の長手方向に対して所定角度傾斜した状態で前記第1帯材に設けられていてもよい。
【0010】
本開示にかかる筒状伸縮体用帯材は、第1帯材と前記第1帯材の内側に配置される第2帯材を共通の軸線回りに前記軸線方向に互いにずれた状態で螺旋状に重ねて巻き付けることにより筒状伸縮体を構成する螺旋状進退作動装置の前記第1帯材として用いられる帯材であって、前記第1帯材は、その長手方向に配置され前記軸線に向かって凸の複数の係合突起により構成される第1係合突起列及び第2係合突起列を備え、前記軸線方向を含む平面による断面における前記係合突起の傾斜角度は、前記筒状伸縮体の円周方向を含む平面による断面における前記係合突起の傾斜角度より大きく設定されている。
(【0011】以降は省略されています)

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