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公開番号2024089029
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204122
出願日2022-12-21
発明の名称排煙口、排煙口の設置方法、排煙口のメンテナンス方法及び排煙口の取り外し方法
出願人株式会社アステム
代理人弁理士法人英知国際特許商標事務所
主分類A62B 13/00 20060101AFI20240626BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】排煙パネルを枠部材から容易に着脱できる構造とすることにより、排煙口の設置作業やメンテナンス作業が安全かつ容易に行える排煙口、排煙口の設置方法、排煙口のメンテナンス方法及び排煙口の取り外し方法を提供することを課題とする。
【解決手段】枠部材と前記枠部材に開閉可能に取り付けられた排煙パネルを有する排煙口であって、前記枠部材に前記排煙パネルを着脱自在かつ回動可能に支持する支持手段を備えることを特徴とする排煙口。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
枠部材と前記枠部材に開閉可能に取り付けられた排煙パネルを有する排煙口であって、
前記枠部材に前記排煙パネルを着脱自在かつ回動可能に支持する支持手段を備える
ことを特徴とする排煙口。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記支持手段は、
前記排煙パネルに設けられた回動軸と、前記枠部材に設けられ、前記回動軸を支持する支持孔を有することを特徴とする請求項1に記載された排煙口。
【請求項3】
前記回動軸の少なくとも1つは、軸方向に移動可能に前記排煙パネルに設けられたことを特徴とする請求項2に記載された排煙口。
【請求項4】
軸方向に移動可能に設けられた前記回動軸は、前記排煙パネルから突出する方向に付勢されていることを特徴とする請求項3に記載された排煙口。
【請求項5】
前記排煙パネルを開閉する開閉装置を備え、
前記開閉装置は、前記排煙パネルに取り付けられたワイヤを有し、
前記ワイヤの一端が前記排煙パネルに着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載された排煙口。
【請求項6】
請求項1~4の何れか1項に記載された排煙口の設置方法であって、
前記枠部材を取付部材に取り付ける工程と、
前記取付部材に取り付けた前記枠部材に前記排煙パネルを取り付ける工程を有することを特徴とする排煙口の設置方法。
【請求項7】
請求項1~4の何れか1項に記載された排煙口のメンテナンス方法であって、
設置されている前記枠部材に支持された前記排煙パネルを取り外す工程と、
前記排煙パネルを取り外した状態で、前記設置されている前記枠部材及び/又は取り外した前記排煙パネルをメンテナンスする工程を有することを特徴とする排煙口のメンテナンス方法。
【請求項8】
請求項1~4の何れか1項に記載された排煙口の取り外し方法であって、
設置されている前記枠部材に支持された前記排煙パネルを取り外す工程と、
前記排煙パネルを取り外された前記枠部材を取付部材から取り外す工程を有することを特徴とする排煙口の取り外し方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排煙口、排煙口の設置方法、排煙口のメンテナンス方法及び排煙口の取り外し方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
建物の天井、壁等に、火災時に発生する煙の排気を担う排煙ダクトが設けられている。
この排煙ダクトに連通し、平常時は排煙ダクト経路を閉鎖し、煙感知器又は手動開放装置の操作により解放する、また、煙感知器等の火災検知機の検知により開放する機能を有した排煙口が知られている。
このような排煙口は、排煙ダクトに排煙口を取り付ける枠部材と、枠部材に回動可能に支持された排煙パネルを有し、排煙パネルが回動することにより排煙口を開放する構造となっている。
枠部材が排煙ダクトに設けられたアングル材等の取付部材にボルトとナット等の固着手段により固定されることにより、排煙口が排煙ダクトに固定されている。
そして、枠部材には、排煙パネルを開閉する開閉機構や、排煙パネルを閉鎖状態でロックするロック機構などが取り付けられている。(特許文献1~3参照)
【0003】
従来の排煙口を天井に設置された排煙ダクトへの設置するための構造及び設置方法を、図6を用いて説明する。
まず、排煙ダクト4内の2か所に、排煙口1を設置するための部材である取付アングル5をビス51で固定する。
次に、各取付アングル5に、2か所ずつ、全ネジボルト6を3つのナット7で固定する。これら全ネジボルト6には、排煙口1の枠部材2が吊り下げられるようにナット7で固定される。
そして、枠部材2から排煙パネル3は容易には取り外せないため、枠部材2及び排煙パネル3を含む排煙口1全体を天井まで持ち上げて、排煙ダクト4の開口部内に挿入する。この際、排煙口1の排煙パネル3は開放状態にしておく。
次いで、排煙ダクト4の開口部内に挿入した排煙口1全体を支持しながら、排煙パネル3と枠部材2との間の狭い隙間から手や工具を挿入して、ナット7を用いて、枠部材2を全ネジボルト6に固定する。
最後に、固定した枠部材2の縁(4辺)と排煙ダクト4(4面)との隙間を塞ぎ、気密を保つためにリーク防止テープ8を貼り付ける。そして、開放状態になっている排煙パネル3を閉鎖状態にする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実公平4-31081号公報
特開2013-240号公報
特開2014-18311号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の排煙口は、排煙パネルが枠部材から容易に取り外せないように軸支されているため、排煙口を排煙ダクトに設置する際、排煙パネルを開放状態にした排煙口全体を排煙ダクトに差し込んで支持しながら、枠部材を排煙ダクトの取付アングルに固定している。
排煙口は小型のものでも重量があり、支持しながらの設置作業は危険であるとともに、開放状態にした排煙パネルと枠部材との間の狭い開口部に手や工具を差し入れて作業を行う必要があり、設置作業自体が困難なものであった。
同様に、排煙口のメンテナンス作業の際も、開放状態にした排煙パネルと枠部材との間の狭い隙間に手や工具を差し入れて作業を行う必要があり、メンテナンス作業自体が困難なものであった。
【0006】
そこで、本発明は、排煙パネルを枠部材から容易に着脱できる構造とすることにより、排煙口の設置作業やメンテナンス作業が安全かつ容易に行える排煙口、排煙口の設置方法、排煙口のメンテナンス方法及び排煙口の取り外し方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、本発明は、以下の構成を具備するものである。
枠部材と前記枠部材に開閉可能に取り付けられた排煙パネルを有する排煙口であって、
前記枠部材に前記排煙パネルを着脱自在かつ回動可能に支持する支持手段を備える
ことを特徴とする排煙口。
【0008】
また、前記課題を解決するために、本発明は、以下の構成を具備するものである。
上記排煙口の設置方法であって、
前記枠部材を前記排煙口の取付部材に取り付ける工程と、
前記取付部材に取り付けた前記枠部材に前記排煙パネルを支持する工程を有することを特徴とする排煙口の設置方法。
【0009】
また、前記課題を解決するために、本発明は、以下の構成を具備するものである。
上記排煙口のメンテナンス方法であって、
設置されている前記枠部材に支持された前記排煙パネルを取り外す工程と、
前記排煙パネルを取り外した状態で、前記設置されている前記枠部材及び/又は取り外して前記排煙パネルをメンテナンスする工程を有することを特徴とする排煙口のメンテナンス方法。
【0010】
また、前記課題を解決するために、本発明は、以下の構成を具備するものである。
上記排煙口の取り外し方法であって、
設置されている前記枠部材に支持された前記排煙パネルを取り外す工程と、
前記排煙パネルを取り外された前記枠部材を取り外す工程を有することを特徴とする排煙口の取り外し方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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