TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024088434
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203597
出願日2022-12-20
発明の名称撮像装置及びその制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H04N 23/60 20230101AFI20240625BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 被写体が動体であるか否かを適応的に判定できるようにする。
【解決手段】 撮像手段により撮像された画像から特定の物体を検出する検出工程と、被写体が動体か否かを判定する判定工程と、前記判定工程により被写体が動体であると判定する際の感度を設定する設定工程と、を有し、前記設定工程では、前記検出工程による特定の物体の検出結果に応じて、前記感度を設定することを特徴とする撮像装置の制御方法を提供する。
【選択図】 図7
特許請求の範囲【請求項1】
撮像手段により撮像された画像から特定の物体を検出する検出手段と、
被写体が動体か否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により被写体が動体であると判定する際の感度を設定する設定手段と、を有し、
前記設定手段は、前記検出手段により特定の物体が検出されたか否かに応じて、前記感度を設定することを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
撮像手段により撮像された画像から特定の物体を検出する検出手段と、
被写体が動体か否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により被写体が動体であると判定する際の感度を設定する設定手段と、を有し、
前記設定手段は、前記検出手段により検出された特定の物体の種別に応じて、前記感度を設定することを特徴とする撮像装置。
【請求項3】
前記撮像手段から出力された信号に基づいて焦点状態を検出する焦点検出手段をさらに有し、
前記判定手段は、前記焦点状態に基づいて前記被写体が動体か否かを判定することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記撮像手段から出力された信号に基づいて焦点状態を検出する焦点検出手段と、
前記焦点状態に基づいてフォーカスレンズを移動させて焦点状態を調節する焦点調節手段とをさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記焦点調節手段は、1度合焦させた後はピントを固定する第1の焦点調節モードと、被写体に追従するようにピント合わせを続ける第2の焦点調節モードとを有し、
前記判定手段による判定結果に基づいて、前記第1の焦点調節モードと第2の焦点調節モードとが選択されることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記焦点検出手段は、焦点状態としてデフォーカス量を検出することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項7】
撮影準備動作の指示と撮影動作の指示とを行うことが可能な指示手段をさらに有し、
前記設定手段は、前記指示手段により前記撮影準備動作の指示がなされたこと、または、撮影動作の指示がなされたことに基づいて、前記感度を設定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記設定手段は、撮影モードが単写であるか、連写であるかに基づいて、前記感度を設定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記設定手段は、前記検出手段により特定の物体が検出された場合は検出されない場合よりも前記感度を敏感にすることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項10】
前記検出手段により検出する特定の物体は、花、人物、動物、乗り物の少なくともいずれか1つであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、動体判定機能を有する撮像装置及びその制御方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、スポーツ撮影や鉄道写真など、動いている被写体にピント合わせを続けるAF動作を行う撮像装置がある。特許文献1では、連写撮影が開始されると、一度ピントが合うとピントを固定する第1のAF動作から、動いている被写体にピント合わせを続ける第2のAF動作に切り替える。これにより連写中に被写体の動きに合わせてピント追従することができる手法が開示されている。特許文献2では、一度ピントが合うと、ピントを固定する第1のAF動作後に、被写体が後ピンになった場合は被写体が動体であると判断してピントの固定を解除し後ピン被写体に対して即座にピント追従することができる手法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-74854号公報
特開2000-66086号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、被写体が低コントラストだったり画角上のサイズが小さかったりした場合に、被写体が動いていなくても焦点検出結果がばらついてピント位置が不安定になってしまうことがあった。また、特許文献2では、被写体が動体であると誤判定してしまい、動いている被写体にピント合わせを続けるAF動作に切り替わることでピント位置が不安定になってしまう場合があった。
【0005】
そこで、本発明は、被写体が動体であるか否かを適応的に判定できるようにすることを目的とする。また、被写体が動体であるか否かを適応的に判定して、一度ピントが合うと、ピントを固定する第1のAF動作と動いている被写体にピント合わせを続ける第2のAF動作をより適切に切り替えることができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の技術的特徴として、撮像手段により撮像された画像から特定の物体を検出する検出工程と、被写体が動体か否かを判定する判定工程と、前記判定工程により被写体が動体であると判定する際の感度を設定する設定工程と、を有し、前記設定工程では、前記検出工程により特定の物体が検出されたか否かに応じて、前記感度を設定することを特徴とする。また、別の技術的特徴として、撮像手段により撮像された画像から特定の物体を検出する検出工程と、被写体が動体か否かを判定する判定工程と、前記判定工程により被写体が動体であると判定する際の感度を設定する設定工程と、を有し、前記設定工程では、前記検出工程により検出された特定の物体の種別に応じて、前記感度を設定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、被写体が動体であるか否かを適応的に判定できる。また、被写体が動体であるか否かを適応的に判定して、一度ピントが合うと、ピントを固定する第1のAF動作と動いている被写体にピント合わせを続ける第2のAF動作をより適切に切り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態における撮像装置の構成を示すブロック図である。
実施形態における撮像素子の画素配列の概略図である。
実施形態における撮影処理例を説明するフローチャートである。
実施形態における動体判定の処理を説明するフローチャートである。
実施形態における動体判定に用いるデフォーカス量の例を示した図である。
実施形態における動体判定に用いるパラメータと感度との対応関係の例を示した図である。
実施形態における動体判定に用いる感度と被写体認識結果との対応関係の例を示した図である。
実施形態における動体判定を制限する距離と被写体認識結果との対応関係の例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】
●<第1の実施形態>
<撮像装置の構成>
図1は、本実施形態における撮像装置10(レンズ交換可能なタイプのデジタルカメラ)のブロック図である。撮像装置10は、レンズユニット100(交換レンズ)とカメラ本体120とを有するカメラシステムである。レンズユニット100は、図1中の点線で示されるマウントMを介して、カメラ本体120と着脱可能に取り付けられる。ただし本実施形態は、これに限定されるものではなく、レンズユニットとカメラ本体とが一体的に構成されていてもよい。また本実施形態は、デジタルカメラに限定されるものではなく、ビデオカメラ、スマートフォン、タブレット端末、パンチルトカメラ、ウェアラブルカメラ、車載カメラなど他の撮像装置にも適用可能である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

キヤノン株式会社
光学機器
今日
キヤノン株式会社
画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
インクカートリッジ
今日
キヤノン株式会社
画像処理装置、画像処理方法
今日
キヤノン株式会社
画像読取装置及び画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
露光装置、および物品の製造方法
今日
キヤノン株式会社
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
今日
キヤノン株式会社
撮像装置、撮像装置の制御方法及びプログラム
今日
個人
メガホン
2か月前
個人
多重無線通信方法
22日前
オンキヨー株式会社
電子機器
1か月前
シャープ株式会社
調理器
1か月前
日本精機株式会社
プロジェクタ
28日前
キヤノン株式会社
通信装置
1か月前
キヤノン株式会社
操作機器
1日前
日本精機株式会社
赤外線撮影装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
8日前
船井電機株式会社
表示装置
2か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
9日前
株式会社三井光機製作所
暗視装置
4日前
船井電機株式会社
表示装置
2か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
29日前
個人
携帯端末用カバー
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
15日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
15日前
個人
ヘッドホンの簡単な側圧調整器
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
八重洲無線株式会社
無線受信装置
1か月前
シャープ株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
17日前
キヤノン電子株式会社
画像読取システム
2日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
個人
電子透かしの埋め込み及び抽出方法
3日前
池上通信機株式会社
撮像処理装置
1か月前
続きを見る