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公開番号2024091970
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-05
出願番号2024073293,2020073184
出願日2024-04-29,2020-04-15
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 21/10 20060101AFI20240628BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】複数の回収現像剤容器に選択的に回収現像剤を回収する構成において、回収現像剤の漏れや飛散のリスクを低減することのできる現像剤回収装置、及びこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】現像剤回収装置1は、縦搬送部41と、横搬送部42と、横搬送部42の内部の回収現像剤を搬送する搬送部材43であって、横搬送部42の伸長方向に沿う回転軸線を中心として第1の方向に回転することで回収現像剤を第2の端部側(右側端部)から第1の端部側(左側端部側)に向かう方向に搬送し、該回転軸線を中心として第1の方向とは反対の第2の方向に回転することで回収現像剤を第1の端部側から第2の端部側に向かう方向に搬送する螺旋形状部を備えた搬送部材43と、搬送部材43を第1の方向及び第2の方向に回転駆動することが可能な駆動部5と、を有する構成とする。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
現像剤を用いて画像を形成する画像形成部から排出された回収現像剤を第1の回収現像剤容器及び第2の回収現像剤容器へと搬送することが可能な現像剤回収装置において、
前記画像形成部から排出された回収現像剤を重力方向の上方から下方に導く管状の縦搬送部と、
前記縦搬送部の内部を通って搬送された回収現像剤を重力方向と交差する方向に沿って前記第1の回収現像剤容器及び前記第2の回収現像剤容器に向けて導くことが可能な管状の横搬送部であって、前記横搬送部の伸長方向に関する第1の端部側に設けられ回収現像剤を排出する第1の排出口と、前記横搬送部の伸長方向に関する前記第1の端部とは反対の第2の端部側に設けられ回収現像剤を排出する第2の排出口と、前記横搬送部の伸長方向に関する前記第1の排出口と前記第2の排出口との間に設けられ前記縦搬送部からの回収現像剤を前記横搬送部に受け入れる受入口と、を備えた前記横搬送部と、
前記横搬送部の内部の回収現像剤を搬送する搬送部材であって、前記横搬送部の伸長方向に沿う回転軸線を中心として第1の方向に回転することで回収現像剤を前記第2の端部側から前記第1の端部側に向かう方向に搬送し、該回転軸線を中心として前記第1の方向とは反対の第2の方向に回転することで回収現像剤を前記第1の端部側から前記第2の端部側に向かう方向に搬送する螺旋形状部を備えた前記搬送部材と、
前記搬送部材を前記第1の方向及び前記第2の方向に回転駆動することが可能な駆動部と、
を有することを特徴とする現像剤回収装置。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記第1の排出口から排出された回収現像剤を前記第1の回収現像剤容器に向けて導く管状の第1の回収搬送部であって、前記第1の回収搬送部の伸長方向に関する一方の端部側に設けられ前記第1の排出口から排出された回収現像剤を前記第1の回収搬送部に受け入れる第1の回収受入口と、前記第1の回収搬送部の伸長方向に関する他方の端部側に設けられ前記第1の回収現像剤容器に向けて前記第1の回収搬送部から回収現像剤を排出する第1の回収排出口と、を備えた前記第1の回収搬送部と、
前記第1の回収搬送部の内部の回収現像剤を搬送する第1の回収搬送部材であって、前記第1の回収搬送部の伸長方向に沿う回転軸線を中心として所定の方向に回転することで回収現像剤を前記第1の回収搬送部の前記一方の端部側から前記他方の端部側に向かう方向に搬送する螺旋形状部を備えた前記第1の回収搬送部材と、
前記第2の排出口から排出された回収現像剤を前記第2の回収現像剤容器に向けて導く管状の第2の回収搬送部であって、前記第2の回収搬送部の伸長方向に関する一方の端部側に設けられ前記第2の排出口から排出された回収現像剤を前記第2の回収搬送部に受け入れる第2の回収受入口と、前記第2の回収搬送部の伸長方向に関する他方の端部側に設けられ前記第2の回収現像剤容器に向けて前記第2の回収搬送部から回収現像剤を排出する第2の回収排出口と、を備えた前記第2の回収搬送部と、
前記第2の回収搬送部の内部の回収現像剤を搬送する第2の回収搬送部材であって、前記第2の回収搬送部の伸長方向に沿う回転軸線を中心として所定の方向に回転することで回収現像剤を前記第2の回収搬送部の前記一方の端部側から前記他方の端部側に向かう方向に搬送する螺旋形状部を備えた前記第2の回収搬送部材と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の現像剤回収装置。
【請求項3】
前記第1の回収搬送部材を回転駆動する第1の回収駆動部と、
前記第2の回収搬送部材を回転駆動する第2の回収駆動部と、
を有することを特徴とする請求項2に記載の現像剤回収装置。
【請求項4】
前記駆動部、前記第1の回収駆動部及び前記第2の回収駆動部を制御する制御部を有し、
前記制御部は、前記駆動部により前記搬送部材を前記第1の方向に回転駆動する際には、前記第1の回収駆動部により前記第1の回収搬送部材を回転駆動すると共に前記第2の回収駆動部による前記第2の回収搬送部材の回転駆動を停止し、前記駆動部により前記搬送部材を前記第2の方向に回転駆動する際には、前記第1の回収駆動部による前記第1の回収搬送部材の回転駆動を停止すると共に前記第2の回収駆動部により前記第2の回収搬送部材を回転駆動するように制御を行うことを特徴とする請求項3に記載の現像剤回収装置。
【請求項5】
前記駆動部から前記搬送部材に伝達された駆動力を前記第1の回収搬送部材に伝達することが可能であると共に、該駆動力の伝達を遮断することが可能な第1の駆動伝達部と、
前記駆動部から前記搬送部材に伝達された駆動力を前記第2の回収搬送部材に伝達することが可能であると共に、該駆動力の伝達を遮断することが可能な第2の駆動伝達部と、
を有することを特徴とする請求項2に記載の現像剤回収装置。
【請求項6】
前記駆動部により前記搬送部材が前記第1の方向に回転駆動される際には、前記第1の駆動伝達部は前記搬送部材から前記第1の回収搬送部材に駆動力を伝達し、前記第2の駆動伝達部は前記搬送部材から前記第2の回収搬送部材への駆動力の伝達を遮断し、
前記駆動部により前記搬送部材が前記第2の方向に回転駆動される際には、前記第1の駆動伝達部は前記搬送部材から前記第1の回収搬送部材への駆動力の伝達を遮断し、前記第2の駆動伝達部は前記搬送部材から前記第2の回収搬送部材に駆動力を伝達することを特徴とする請求項5に記載の現像剤回収装置。
【請求項7】
現像剤を用いて画像を形成する画像形成部を有し、前記画像形成部から排出された回収現像剤を収容する第1の回収現像剤容器及び第2の回収現像剤容器がそれぞれ着脱可能な画像形成装置において、
前記画像形成部から排出された回収現像剤を前記第1の回収現像剤容器及び前記第2の回収現像剤容器へと搬送することが可能な請求項1乃至6のいずれか一項に記載の現像剤回収装置を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
前記第1の回収現像剤容器が満杯であることを検知するための第1のセンサと、
前記第2の回収現像剤容器が満杯であることを検知するための第2のセンサと、
前記第1のセンサと前記第2のセンサの検知結果に基づいて、前記駆動部を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記第1の回収現像剤容器に回収現像剤を搬送しているときに、前記第1の回収現像剤容器が満杯であることを検知し、かつ、前記第2の回収現像剤容器が満杯でないことを検知した場合に、前記搬送部材の回転方向を前記第1の方向から前記第2の方向に切り替えるように前記駆動部を制御することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、これらのうち複数の機能を備えた複合機などの画像形成装置において用いられる現像剤回収装置、及びこれを備えた画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば電子写真方式を用いた複写機などの画像形成装置では、電子写真画像形成プロセスにより像担持体としての感光体上にトナーを含む現像剤を用いて形成されたトナー像が、記録材などの被転写体に転写される。感光体から被転写体へのトナー像の転写時に感光体上に残留したトナー(転写残トナー)は、クリーニング手段によって感光体上から除去され、現像剤回収装置によって回収現像剤として回収現像剤容器へと搬送され、回収現像剤容器の内部に蓄積される。そして、回収現像剤容器は、その内部が回収現像剤で満杯になった場合などに、空の回収現像剤容器に交換される。従来、一般に、回収現像剤容器を交換する際には、現像剤回収装置による回収現像剤の搬送を停止するために、画像形成装置の画像形成動作を停止させる必要がある。そのため、例えば連続して大量の印刷を行うことが望まれる業務では、回収現像剤容器の交換のために生産性が低下しまうという課題がある。
【0003】
この課題に対し、画像形成装置の装置本体に2つの回収現像剤容器を着脱可能に設け、各回収現像剤容器にそれぞれ回収現像剤を搬出する2つの搬出部のうちいずれか1つから選択的に回収現像剤を搬出する構成が提案されている(特許文献1)。特許文献1に記載の構成では、回収現像剤が送り込まれる攪拌槽内に、回転軸に複数の翼が放射状に設けられて構成される攪拌部材が配置され、その複数の翼により回収現像剤を収容する複数の室が形成されている。そして、2つの搬出部とそれぞれ連通するように攪拌槽に設けられた2つの開口部を攪拌槽の複数の室が順次通過するように攪拌部材が回転することで、攪拌槽から回収現像剤が搬出される。左右方向に並んで配置された2つの搬出部のうち右側の搬出部から回収現像剤を搬出する場合は、攪拌部材は右回り方向に回転し、左側の搬出部から搬出する場合は左回りに回転する。この構成によれば、一方の回収現像剤容器を交換する際に他方の回収現像剤容器に回収現像剤を回収可能な状態であれば、画像形成動作を停止させることなく、一方の回収現像剤容器を交換することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-83102号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載の構成では、攪拌槽の複数の室が攪拌槽の2つの開口部を順次通過するように攪拌部材が右回り又は左回りに回転することで、右側の搬出部又は左側の搬出部から選択的に回収現像剤を搬出する。つまり、攪拌槽の複数の室は、現在回収現像剤を搬出している搬出部と連通する開口部だけではなく、現在回収現像剤を搬出していない搬出部と連通する開口部も通過するようにして移動する。
【0006】
そのため、例えば一方の回収現像剤容器が取り外された状態などにおいて、その回収現像剤容器に対応する攪拌槽の開口部を介した回収現像剤の漏れや飛散のリスクが高い。上記特許文献1の構成では、現在回収現像剤を搬出していない搬出部と連通する攪拌槽の開口部はシャッタ部材で閉じられるようになっているが、上述のように回収現像剤の漏れや飛散のリスクが高いことに変わりない。また、その回収現像剤の漏れや飛散を厳に防止しようとすれば、シャッタ部材の構成が複雑化したり大型化したりする原因となるため、画像形成装置の構成の複雑化、大型化につながる。
【0007】
なお、以上では、回収現像剤は感光体から除去された転写残トナーであるものとして説明したが、画像形成装置において発生する回収現像剤はこれに限られない。例えば、回収現像剤は、第1の像担持体としての感光体から一次転写されたトナー像を記録材に二次転写するために搬送する第2の像担持体としての中間転写体から除去された転写残トナーであってもよい。また、例えば、回収現像剤は、像担持体に形成された静電像を現像する現像装置から排出された現像剤(トナーとキャリアとを含んでいてよい。)などであってもよい。
【0008】
したがって、本発明の目的は、複数の回収現像剤容器に選択的に回収現像剤を回収する構成において、回収現像剤の漏れや飛散のリスクを低減することのできる現像剤回収装置、及びこれを備えた画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的は本発明に係る現像剤回収装置及び画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、現像剤を用いて画像を形成する画像形成部から排出された回収現像剤を第1の回収現像剤容器及び第2の回収現像剤容器へと搬送することが可能な現像剤回収装置において、前記画像形成部から排出された回収現像剤を重力方向の上方から下方に導く管状の縦搬送部と、前記縦搬送部の内部を通って搬送された回収現像剤を重力方向と交差する方向に沿って前記第1の回収現像剤容器及び前記第2の回収現像剤容器に向けて導くことが可能な管状の横搬送部であって、前記横搬送部の伸長方向に関する第1の端部側に設けられ回収現像剤を排出する第1の排出口と、前記横搬送部の伸長方向に関する前記第1の端部とは反対の第2の端部側に設けられ回収現像剤を排出する第2の排出口と、前記横搬送部の伸長方向に関する前記第1の排出口と前記第2の排出口との間に設けられ前記縦搬送部からの回収現像剤を前記横搬送部に受け入れる受入口と、を備えた前記横搬送部と、前記横搬送部の内部の回収現像剤を搬送する搬送部材であって、前記横搬送部の伸長方向に沿う回転軸線を中心として第1の方向に回転することで回収現像剤を前記第2の端部側から前記第1の端部側に向かう方向に搬送し、該回転軸線を中心として前記第1の方向とは反対の第2の方向に回転することで回収現像剤を前記第1の端部側から前記第2の端部側に向かう方向に搬送する螺旋形状部を備えた前記搬送部材と、前記搬送部材を前記第1の方向及び前記第2の方向に回転駆動することが可能な駆動部と、を有することを特徴とする現像剤回収装置である。
【0010】
本発明の他の態様によると、現像剤を用いて画像を形成する画像形成部を有し、前記画像形成部から排出された回収現像剤を収容する第1の回収現像剤容器及び第2の回収現像剤容器がそれぞれ着脱可能な画像形成装置において、前記画像形成部から排出された回収現像剤を前記第1の回収現像剤容器及び前記第2の回収現像剤容器へと搬送することが可能な上記本発明の現像剤回収装置を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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