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公開番号2024087466
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022202303
出願日2022-12-19
発明の名称画像形成装置
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人
主分類G03G 15/01 20060101AFI20240624BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】印刷物の金属光沢感を安定化させる。
【解決手段】画像形成装置1は、シルバー現像剤が収容される収容部を含み、シルバー現像剤によりシルバー現像剤像ISを形成可能である第1の画像形成部90と、受信した印刷データに応じて第1の画像形成部90の動作を制御する制御部92とを設け、制御部92は、収容部に収容されたシルバー現像剤が第1残量の際に所定の印刷データに基づいて光輝性画像を用紙P上に形成させるとき、光輝性画像の単位面積当たりに形成される割合を第1面積率としたシルバー現像剤像ISを形成させ、収容部に収容されたシルバー現像剤が第1残量よりも少ない第2残量の際に所定の印刷データに基づいて光輝性画像を用紙P上に形成させるとき、光輝性画像の単位面積当たりに形成される割合を第1面積率よりも大きい第2面積率としたシルバー現像剤像ISを形成させる。
【選択図】図15


特許請求の範囲【請求項1】
光輝性現像剤が収容される収容部を含み、前記光輝性現像剤により光輝性現像剤像を形成可能な第1の画像形成部と、
受信した印刷データに応じて前記第1の画像形成部の動作を制御する制御部と
を備え、
前記制御部は、
前記収容部に収容された前記光輝性現像剤が第1残量の際に所定の印刷データに基づいて光輝性画像を媒体上に形成させるとき、前記光輝性画像の単位面積当たりに形成される割合を第1面積率とした前記光輝性現像剤像を形成させ、
前記収容部に収容された前記光輝性現像剤が前記第1残量よりも少ない第2残量の際に前記所定の印刷データに基づいて前記光輝性画像を前記媒体上に形成させるとき、前記光輝性画像の単位面積当たりに形成される割合を前記第1面積率よりも大きい第2面積率とした前記光輝性現像剤像を形成させる
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
黒色現像剤像を形成可能な少なくとも1つ以上の画像形成部を含む第2の画像形成部
をさらに備え、
前記制御部は、
受信した前記印刷データに応じて前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部の動作を制御し、
前記収容部に収容された前記光輝性現像剤が前記第1残量の際に前記所定の印刷データに基づいて前記光輝性画像を前記媒体上に形成させるとき、前記光輝性画像の単位面積当たりに形成される割合を前記第1面積率とした前記光輝性現像剤像を形成させると共に、前記光輝性画像の単位面積当たりに形成される割合を第3面積率とした前記黒色現像剤像を形成させ、
前記収容部に収容された前記光輝性現像剤が前記第2残量の際に前記所定の印刷データに基づいて前記光輝性画像を前記媒体上に形成させるとき、前記光輝性画像の単位面積当たりに形成される割合を前記第2面積率とした前記光輝性現像剤像を形成させると共に、前記光輝性画像の単位面積当たりに形成される割合を前記第3面積率よりも小さい第4面積率とした前記黒色現像剤像を形成させる
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
黒色現像剤像を形成可能な少なくとも1つ以上の画像形成部を含む第2の画像形成部
をさらに備え、
前記制御部は、
受信した前記印刷データに応じて前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部の動作を制御し、
前記収容部に収容された前記光輝性現像剤が前記第1残量の際に前記所定の印刷データに基づいて前記光輝性画像を前記媒体上に形成させるとき、前記光輝性画像の単位面積当たりに形成される割合を前記第1面積率とした前記光輝性現像剤像を形成させると共に、前記光輝性画像の単位面積当たりに形成される割合を第3面積率とした前記黒色現像剤像を形成させ、
前記収容部に収容された前記光輝性現像剤が前記第2残量の際に前記所定の印刷データに基づいて前記光輝性画像を前記媒体上に形成させるとき、前記光輝性画像の単位面積当たりに形成される割合を前記第2面積率とした前記光輝性現像剤像を形成させると共に、前記光輝性画像の単位面積当たりに形成される割合を第4面積率とした前記黒色現像剤像を形成させ、
前記第1面積率に対する前記第3面積率の割合よりも、前記第2面積率に対する前記第4面積率の割合を小さくする
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記第1面積率よりも、前記第3面積率の方を小さくする
ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記光輝性現像剤像と前記媒体との間に前記黒色現像剤像を形成させる
ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記光輝性現像剤像の形成領域外に前記黒色現像剤像を形成させる
ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記光輝性現像剤像の領域と前記黒色現像剤像の領域との間に、白色の領域を配置させる
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記制御部は、
前記光輝性現像剤像の領域と前記黒色現像剤像の領域との間に、現像剤像が形成されない領域を形成させる
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記制御部は、
前記光輝性現像剤像の領域と前記黒色現像剤像の領域との間に、白色の現像剤による現像剤像の領域を形成させる
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記第2の画像形成部は、ブラック現像剤を用いて前記黒色現像剤像を形成する前記画像形成部を含む
ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成装置に関し、例えば電子写真方式のプリンタに適用して好適なものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置(プリンタとも呼ばれる)として、コンピュータ装置等から供給される画像に基づき、現像剤(トナーとも呼ばれる)を用いて画像形成ユニットにより現像剤像(トナー画像とも呼ばれる)を形成して紙等の媒体に転写し、これに熱及び圧力を加えて定着させることにより、印刷処理を行うものが広く普及している。
【0003】
また現像剤の中には、光輝性を持たせる等の目的で、シルバー現像剤等のようにアルミニウム等のような光輝性顔料を含有するものがある。また画像形成装置においては、金属光沢感を得るために、シルバー現像剤の重量平均分子量と、光輝性顔料の大きさと、シルバー現像剤中における光輝性顔料の含有量とを規定することにより、高い光輝性(FI値)を有する印刷物を形成するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-113783号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながらこのような画像形成装置においては、光輝性現像剤を有する印刷物を印刷した場合、安定した金属光沢感を得ることが困難な場合があった。
【0006】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、印刷物の金属光沢感を安定化させ得る画像形成装置を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる課題を解決するため本発明の画像形成装置においては、光輝性現像剤が収容される収容部を含み、光輝性現像剤により光輝性現像剤像を形成可能な第1の画像形成部と、受信した印刷データに応じて第1の画像形成部の動作を制御する制御部とを設け、制御部は、収容部に収容された光輝性現像剤が第1残量の際に所定の印刷データに基づいて光輝性画像を媒体上に形成させるとき、光輝性画像の単位面積当たりに形成される割合を第1面積率とした光輝性現像剤像を形成させ、収容部に収容された光輝性現像剤が第1残量よりも少ない第2残量の際に所定の印刷データに基づいて光輝性画像を媒体上に形成させるとき、光輝性画像の単位面積当たりに形成される割合を第1面積率よりも大きい第2面積率とした光輝性現像剤像を形成させるようにした。
【0008】
本発明は、光輝性現像剤の残量が少なくなったとしても金属光沢感の上昇を抑制することができ、第1の画像形成部における光輝性現像剤の使用開始時から光輝性現像剤の終了時までに亘って、安定した金属光沢感を有する印刷物を得ることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、光輝性現像剤の残量が少なくなったとしても金属光沢感の上昇を抑制することができ、第1の画像形成部における光輝性現像剤の使用開始時から光輝性現像剤の終了時までに亘って、安定した金属光沢感を有する印刷物を得ることができ、かくして印刷物の金属光沢感を安定化させ得る画像形成装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
画像形成装置の構成を示す左側面図である。
画像形成ユニットの構成を示す左側面図である。
画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。
印刷パターンを示す図である。
印刷パターンPT1を示す拡大図である。
印刷パターンPT2を示す拡大図である。
印刷パターンPT3を示す拡大図である。
印刷パターンPT4を示す拡大図である。
印刷パターンPT5を示す拡大図である。
印刷パターンPT6を示す拡大図である。
印刷パターンPT7を示す拡大図である。
印刷パターンPT8を示す拡大図である。
変角光度計による光の照射及び受光を示す図である。
測定箇所を示す図である。
実施例及び比較例におけるドットカウントに応じた印刷パターンを示す表である。
光沢感の評価結果を示す表である。
画像形成装置の機能構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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