TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024078126
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-06-10
出願番号
2022190507
出願日
2022-11-29
発明の名称
画像形成装置
出願人
沖電気工業株式会社
代理人
個人
主分類
G03G
15/08 20060101AFI20240603BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】複数の画像形成部における、現像剤の十分な撹拌と該現像剤の付着の抑制とを両立し得るようにする。
【解決手段】プリンタ1は、トナー残量がニアエンド残量又はエンプティ残量であった複数色のうち3色以下を交換色とし、当該交換色の全ての撹拌体50を何れも離隔範囲AF内で停止させる。このためプリンタ1は、全ての交換色において、撹拌体50をトナーカートリッジ13の外側面から引き離した状態とすることができ、当該外側面に対するトナーの付着を良好に回避できる。これによりプリンタ1は、ユーザにより交換色のトナーカートリッジ13がIDユニット14からそれぞれ取り外された際に、その外側面からトナーが剥離してプリンタ筐体2の内部や周囲を汚損させることを、何れも良好に抑制できる。
【選択図】図13
特許請求の範囲
【請求項1】
画像を形成する複数の画像形成部と、
駆動力を生成する駆動部と、
前記駆動部を制御する制御部と
を具え、
前記画像形成部は、
現像剤担持体に形成された静電潜像を現像剤により現像する現像部と、
前記現像部に設けられ、前記静電潜像を現像するための前記現像剤を収容する現像剤収容部と、
前記現像部に対し着脱可能であり、前記現像剤が収容され、当該現像剤を供給口から前記現像剤収容部へ供給する現像剤容器と、
前記現像部に設けられ、前記現像剤収容部内において前記現像剤容器における前記供給口に近接した供給口近接範囲と、当該供給口から離隔した供給口離隔範囲とを含む複数の位置に変位可能であり、当該現像剤収容部内の前記現像剤を撹拌する撹拌体と、
前記現像剤収容部内における前記撹拌体の位置又は該撹拌体と連動する位置を検知する位置検知部と
を具え、
前記駆動部は、複数の前記画像形成部それぞれの前記撹拌体に前記駆動力を供給して各撹拌体を連動させ、
前記制御部は、前記位置検知部による検知結果を基に、2以上の前記撹拌体を前記供給口離隔範囲において何れも停止させるよう前記駆動部を制御する
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記撹拌体は、前記現像剤収容部内において前記供給口近接範囲及び前記供給口離隔範囲の間に位置する仮想的な撹拌中心軸を中心として、前記駆動部から供給される前記駆動力を基に回転し、
前記供給口近接範囲は、前記撹拌中心軸を中心とした1周における一部の角度範囲を表し、
前記制御部は、前記撹拌体を前記供給口離隔範囲において停止させるべき全ての前記画像形成部の前記位置検知部により検知された前記撹拌体の位置が全て前記供給口離隔範囲となった時点で、前記駆動部からの前記駆動力の供給を停止させるよう制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記撹拌体は、前記現像剤収容部内において前記供給口近接範囲及び前記供給口離隔範囲の間に位置する仮想的な撹拌中心軸を中心として、前記駆動部から供給される前記駆動力を基に回転し、
前記供給口近接範囲は、前記撹拌中心軸を中心とした1周における一部の角度範囲を表し、
前記制御部は、前記撹拌体を前記供給口離隔範囲において停止させるべき全ての前記画像形成部の前記位置検知部により検知された前記撹拌体の位置を基に、全て前記供給口離隔範囲となる離隔時刻を算出し、当該離隔時刻になった時点で前記駆動部からの前記駆動力の供給を停止させるよう制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記駆動部の駆動速度を低速に切り替えさせてから、前記位置検知部により得られた検知結果を基に、複数の前記撹拌体を前記供給口離隔範囲において何れも停止させるよう前記駆動部を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
複数の前記画像形成部は、
前記現像剤収容部における前記現像剤の残量を検知する残量検知部
をそれぞれ具え、
前記制御部は、
全ての前記画像形成部において前記残量が所定の閾値以上であった場合、前記撹拌体を任意の位置で停止させ、
少なくとも1個の前記画像形成部において前記残量が当該閾値未満であった場合、当該画像形成部のうち少なくとも1個において前記撹拌体を前記供給口離隔範囲において停止させるよう、前記駆動部を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記撹拌体は、前記現像剤収容部内において前記供給口近接範囲及び前記供給口離隔範囲の間に位置する仮想的な撹拌中心軸を中心として、前記駆動部から供給される前記駆動力を基に回転し、
前記供給口近接範囲は、前記撹拌中心軸を中心とした1周における一部の角度範囲を表し、
前記制御部は、
一周を前記供給口近接範囲の角度により除算して得られる商の値を同時離隔可能数とし、少なくとも1個の前記画像形成部において前記残量が当該閾値未満であった場合、当該画像形成部のうち前記同時離隔可能数以下の前記撹拌体を前記供給口離隔範囲において停止させるよう、前記駆動部を制御する
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記駆動部からの前記駆動力を、所定の周期における一部の期間のみ前記撹拌体に伝達する駆動伝達体
をさらに具え、
前記撹拌体は、前記現像剤収容部内における前記現像剤の前記残量に応じて、前記供給口離隔範囲に滞在する期間が変化し、
前記位置検知部は、前記撹拌体が所定の検知位置に位置するか否かを検知し、
前記残量検知部は、前記位置検知部により前記撹拌体が前記検知位置に位置することを検知した期間を基に、前記現像剤収容部における前記現像剤の前記残量を検知する
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記撹拌体は、前記現像剤収容部内において前記供給口近接範囲及び前記供給口離隔範囲の間に位置する仮想的な撹拌中心軸を中心として、前記駆動部から供給される前記駆動力を基に回転し、当該撹拌中心軸に対し前記撹拌体と対応する位置に設けられた被検知体を有し、
前記残量検知部は、前記被検知体の検知結果を基に、前記現像剤の前記残量を検知する
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記撹拌体が1回転するのに要する1周期内に前記位置検知部により前記被検知体を検知し得なかった場合、以降の周期において当該位置検知部により前記被検知体を検知させる
ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記位置検知部により前記被検知体を検知できなかった場合、前記駆動部の駆動速度を低速に切り替えさせる
ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成装置に関し、例えば電子写真式の画像形成装置(いわゆるプリンタ)に適用して好適なものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、プリンタとして、例えば露光処理等を行う画像形成部によりトナー(現像剤とも呼ぶ)を用いてトナー画像を生成し、これを用紙に転写して定着させることにより、画像を印刷するものが広く普及している。
【0003】
この画像形成部としては、例えばイメージドラム等を有するイメージドラムユニットに対して着脱可能なトナーカートリッジに、粉状体であり消耗品であるトナーを収容し、当該トナーカートリッジからトナーをイメージドラムユニット内のトナー収容部へ補給するものが知られている。また画像形成部として、トナー収容部内においてトナーを撹拌する撹拌部材を設けることにより、トナーの安定的な供給や当該トナー収容部内におけるトナーの凝固の防止を図ったものも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-196534号公報(図2等)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、かかる構成のプリンタでは、撹拌部材がトナー収容部内におけるトナーカートリッジの直近となる箇所においてもトナーを撹拌するため、当該トナー収容部の外側面にトナーを付着させる恐れがある。この場合、トナーカートリッジを交換するために着脱した際に、当該トナーカートリッジの外側面に付着していたトナーが剥離して落下し、周囲を汚損させてしまう恐れがある、という問題があった。
【0006】
またカラー印刷を行い得るプリンタ、いわゆるカラープリンタでは、例えば4色分のように複数のイメージドラムユニットを有しており、タイミングによっては複数のトナーカートリッジをまとめて交換する場合が考えられる。このような場合、交換作業が行われる複数のイメージドラムユニットの何れにおいても、トナーカートリッジの交換に伴う周囲の汚損を回避するための対策が必要があった。
【0007】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、複数の画像形成部における、現像剤の十分な撹拌と該現像剤の付着の抑制とを両立し得る画像形成装置を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる課題を解決するため本発明の画像形成装置においては、画像を形成する複数の画像形成部と、駆動力を生成する駆動部と、駆動部を制御する制御部とを設け、画像形成部には、現像剤担持体に形成された静電潜像を現像剤により現像する現像部と、現像部に設けられ、静電潜像を現像するための現像剤を収容する現像剤収容部と、現像部に対し着脱可能であり、現像剤が収容され、当該現像剤を供給口から現像剤収容部へ供給する現像剤容器と、現像部に設けられ、現像剤収容部内において現像剤容器における供給口に近接した供給口近接範囲と、当該供給口から離隔した供給口離隔範囲とを含む複数の位置に変位可能であり、当該現像剤収容部内の現像剤を撹拌する撹拌体と、現像剤収容部内における撹拌体の位置又は該撹拌体と連動する位置を検知する位置検知部とを設け、駆動部は、複数の画像形成部それぞれの撹拌体に駆動力を供給して各撹拌体を連動させ、制御部は、位置検知部による検知結果を基に、2以上の撹拌体を供給口離隔範囲において何れも停止させるよう駆動部を制御するようにした。
【0009】
本発明は、複数の画像形成部において、2以上の撹拌体を供給口離隔範囲において停止させるため、該撹拌体を現像剤収容器から十分に引き離すことができ、該撹拌体により現像剤収容器の外側面における供給口付近に現像剤が付着することを抑制できる。これにより本発明は、現像剤収容器が画像形成装置から取り外され交換される際に、該現像剤収容器の外側面から現像剤が剥離して周囲を汚損させることを良好に回避できる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、複数の画像形成部における、現像剤の十分な撹拌と該現像剤の付着の抑制とを両立し得る画像形成装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
沖電気工業株式会社
画像形成装置
7日前
沖電気工業株式会社
硬貨処理装置及び貨幣取扱装置
7日前
沖電気工業株式会社
パスワード設定方法及び情報処理装置
7日前
沖電気工業株式会社
構造物監視装置、構造物監視プログラム、及び構造物監視方法
7日前
個人
表示装置
1か月前
個人
露光裕度拡大方法
2か月前
株式会社シグマ
レンズフード
2か月前
株式会社シグマ
フードキャップ
1か月前
キヤノン株式会社
光学機器
1か月前
キヤノン株式会社
電子機器
2か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
2か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
2か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
3か月前
株式会社リコー
画像形成装置
3か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
3か月前
株式会社リコー
画像形成装置
29日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
3か月前
国立大学法人広島大学
撮像装置
29日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
シャープ株式会社
画像形成装置
3か月前
株式会社リコー
現像装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
28日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
23日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成システム
3か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
1か月前
個人
水中及び水上の同時撮影用具
2か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
22日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
3か月前
ブラザー工業株式会社
プロセスユニット
3か月前
三洋化成工業株式会社
トナーバインダー
1か月前
三洋化成工業株式会社
トナーバインダー
28日前
続きを見る
他の特許を見る