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公開番号2024070132
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-22
出願番号2022180544
出願日2022-11-10
発明の名称画像形成装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20240515BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】定着器のオーバーシュートの発生を抑制した画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、プロセス部と、定着器と、制御部と、を備えている。定着器は、シートを加熱する加熱回転体と、加圧回転体と、加熱回転体を加熱するヒータとを有している。制御部は、先行して定着器に搬送されるシートである第1シートと、第1シートの次に定着器に搬送されるシートである第2シートとの間隔が所定距離よりも大きい場合、第1シートの後端がニップを通過する(S23:YES)前に、ヒータの出力を低下させる(S22)。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
シートに現像剤像を形成するプロセス部と、
シートを加熱する加熱回転体と、前記加熱回転体との間でニップを形成する加圧回転体と、前記加熱回転体を加熱するヒータとを有し、シートに形成された現像剤像をシートに定着させる定着器と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記定着器によりシートに現像剤像を定着させるとき、前記加熱回転体の目標温度がシートに現像剤像を定着可能な定着温度となるように、前記ヒータの出力を制御し、
先行して前記定着器に搬送されるシートである第1シートと、前記第1シートの次に前記定着器に搬送されるシートである第2シートとの間隔である搬送間隔が所定距離よりも大きい場合、前記第1シートの後端が前記ニップを通過する前に、前記ヒータの出力を低下させることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記第1シートの後端が前記ニップを通過した後、前記加熱回転体の回転を停止させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記プロセス部及び前記定着器を経由して、シートを搬送方向に搬送する搬送部と、
前記定着器を通過した後のシートを、前記搬送方向とは逆方向に搬送して前記シートの表裏を反転させて、再び前記プロセス部に搬送する再搬送部と、
を更に備え、
前記制御部は、
前記プロセス部により一方の面に現像剤像が形成された前記第1シートに、前記定着器により現像剤像を定着させた後、前記再搬送部により搬送された前記第1シートを前記第2シートとして、前記プロセス部により前記一方の面とは異なる他方の面に現像剤像を形成して、前記定着器により前記第2シートに現像剤像を定着させる場合、前記第1シートの後端が前記ニップを通過する前に、前記ヒータの出力を低下させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
シートへの画像形成に関する設定を受け付ける受付部を更に備え、
前記制御部は、
前記受付部によりシートの両面に画像形成を行う設定を受け付けた場合、前記搬送間隔が前記所定距離よりも大きいと判定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記再搬送部に設けられ、前記定着器よりも前記搬送方向の下流にシートを搬送すると共に、前記搬送方向とは逆方向にシートを搬送する再搬送ローラと、
前記再搬送ローラ及び前記加熱回転体を駆動するモータと、
前記モータと前記加熱回転体との駆動力伝達経路に設けられ、前記モータが正転駆動するときに前記モータの駆動力を前記加熱回転体に伝達し、前記モータが逆転駆動するときには前記モータの駆動力を前記加熱回転体に伝達しないワンウェイクラッチと、
を更に備え、
前記制御部は、
前記再搬送ローラによりシートを前記搬送方向に搬送するときに前記モータを正転駆動させる一方、シートを前記搬送方向とは逆方向に搬送するときに前記モータを逆転駆動させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記モータを前記逆転駆動から前記正転駆動に戻した後に、前記加熱回転体の前記目標温度が前記定着温度となるように、前記ヒータの出力を制御することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記第1シートが前記ニップを進行中において、前記ニップから前記第1シートの後端までの距離が、前記加熱回転体の周方向の1周分の長さ以下となるタイミングで、前記ヒータの出力を低下させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記定着器よりもシートの搬送方向の上流側に配置され、シートを検知するシートセンサを更に備え、
前記制御部は、
前記シートセンサにより、前記第1シートの後端が検知されてから、前記第2シートの前端が検知されるまでの時間に基づいて、前記搬送間隔を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電子写真式の画像形成装置では、シートの後端が定着器のニップを通過する前に、定着器のヒータをオフするものがある。例えば、特許文献1の画像形成装置では、一連のジョブにおける最終のシート状媒体の後端が定着位置を通過する前にヒータをOFFにすることで、定着装置の温度が目標温度を超える、所謂オーバーシュートを防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-076189号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、先行して定着器に搬送されるシートと、後続のシートとの搬送方向の間隔が大きい場合には、定着器からの熱を奪うシートがなくなるため、定着器のオーバーシュートが発生するおそれがあるという課題がある。
【0005】
本開示は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、定着器のオーバーシュートの発生を抑制した画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本開示の画像形成装置は、シートに現像剤像を形成するプロセス部と、シートを加熱する加熱回転体と、前記加熱回転体との間でニップを形成する加圧回転体と、前記加熱回転体を加熱するヒータとを有し、シートに形成された現像剤像をシートに定着させる定着器と、制御部と、を備えている。前記制御部は、前記定着器によりシートに現像剤像を定着させるとき、前記加熱回転体の目標温度がシートに現像剤像を定着可能な定着温度となるように、前記ヒータの出力を制御し、先行して前記定着器に搬送されるシートである第1シートと、前記第1シートの次に前記定着器に搬送されるシートである第2シートとの間隔である搬送間隔が所定距離よりも大きい場合、前記第1シートの後端が前記ニップを通過する前に、前記ヒータの出力を低下させる。
【0007】
上記構成の画像形成装置によれば、第1シートと第2シートとの搬送間隔が所定距離よりも大きい場合、第1シートの後端がニップを通過する前に、ヒータへの通電の出力が低下するので、加熱回転体が過剰に加熱されるオーバーシュートの発生を抑制できる。
【0008】
本開示の画像形成装置では、前記制御部は、前記第1シートの後端が前記ニップを通過した後、前記加熱回転体の回転を停止さてもよい。
【0009】
上記構成の画像形成装置によれば、第1シートの後端がニップを通過後、加熱回転体の回転が停止されるので、消費電力を削減することができる。
【0010】
本開示の画像形成装置は、前記プロセス部及び前記定着器を経由して、シートを搬送方向に搬送する搬送部と、前記定着器を通過した後のシートを、前記搬送方向とは逆方向に搬送して前記シートの表裏を反転させて、再び前記プロセス部に搬送する再搬送部と、を更に備えている。前記制御部は、前記プロセス部により一方の面に現像剤像が形成された前記第1シートに、前記定着器により現像剤像を定着させた後、前記再搬送部により搬送された前記第1シートを前記第2シートとして、前記プロセス部により前記一方の面とは異なる他方の面に現像剤像を形成して、前記定着器により前記第2シートに現像剤像を定着させる場合、前記第1シートの後端が前記ニップを通過する前に、前記ヒータの出力を低下させてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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