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公開番号2024092043
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-05
出願番号2024075114,2022016568
出願日2024-05-07,2019-10-18
発明の名称光学機器
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 7/04 20210101AFI20240628BHJP(光学)
要約【課題】複数のレンズ群を駆動する複数の駆動手段を有する小型の光学機器を提供する。
【解決手段】光学機器は、第1および第2の光学素子L4,L6をそれぞれ保持する第1および第2の保持部材104,106と、第1および第2の保持部材の光軸方向での移動をガイドする第1および第2のガイド部材153,155と、第1および第2の保持部材を駆動する第1および第2の駆動手段151,152を有する。光軸方向視において、光軸を中心とした周方向に3分割された第1の領域から第3の領域AR1~AR3とするとき、第1の駆動手段と第1のガイド手段は第1の領域に、第2の駆動手段と第3のガイド手段は第2の領域に配置され、第3の領域に回転止め部材が配置され、第1の駆動手段が第1のガイド部材より回転止め部材に近い位置に、第2の駆動手段が第2のガイド部材より回転止め部材に近い位置に配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
光軸方向に配置された複数の光学素子を有する光学機器であって、
前記複数の光学素子のうち第1の光学素子を保持する第1の保持部材の前記光軸方向での移動をガイドする第1のガイド部材と、
前記複数の光学素子のうち第2の光学素子を保持する第2の保持部材の前記光軸方向での移動をガイドする第2のガイド部材と、
前記第1の保持部材の前記第1のガイド部材を中心とした回転を阻止し、前記第2の保持部材の前記第2のガイド部材を中心とした回転を阻止する回転止め部材と、
前記第1の保持部材を前記光軸方向に駆動する第1の駆動手段と、
前記第2の保持部材を前記光軸方向に駆動する第2の駆動手段と、
前記第1の駆動手段および前記第2の駆動手段を保持するベース部材とを有し、
前記光軸に沿って見たとき、前記光軸を中心とした周方向に3分割された第1の領域、第2の領域、第3の領域が存在するとき、前記第1の領域に前記第1の駆動手段と前記第1のガイド手段が配置され、前記第2の領域に前記第2の駆動手段と前記第3のガイド手段が配置され、前記第3の領域に前記回転止め部材が配置され、
前記光軸に沿って見たとき、前記第1の駆動手段が前記第1のガイド部材よりも前記回転止め部材に近い位置に配置され、前記第2の駆動手段が前記第2のガイド部材より前記回転止め部材に近い位置に配置されていることを特徴とする光学機器。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記第1の駆動手段および前記第2の駆動手段は、前記光軸方向における少なくとも一部の範囲が互いに重複する二つの領域に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
【請求項3】
前記光軸に沿って見たとき、前記第1の駆動手段および前記第1のガイド部材と、前記第2の駆動手段および前記第2のガイド部材とが、前記光軸と前記回転止め部材を結ぶ軸に関して対称に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光学機器。
【請求項4】
前記第1の保持部材および前記第2の保持部材のそれぞれを、前記第1のガイド部材および前記第2のガイド部材を中心として回転させるよう付勢する付勢手段を有し、
前記光軸に沿って見たとき、付勢された前記第1の保持部材が前記回転止め部材から受ける反力と、付勢された前記第2の保持部材が前記回転止め部材から受ける反力とが互いに同じ方向を向いていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の光学機器。
【請求項5】
前記第1の駆動手段および前記第2の駆動手段を、前記第1の駆動手段および前記第2の駆動手段を制御する制御手段に接続する第1の接続部材と、
前記第1の保持部材および前記第2の保持部材のそれぞれの位置を検出する第1の位置検出手段および第2の位置検出手段と、
前記第1の位置検出手段および前記第2の位置検出手段を前記制御手段に接続する第2の接続部材とを有し、
前記光軸に沿って見たとき、前記第1の接続部材は前記第1の領域および前記第2の領域を通るように配置され、前記第2の接続部材は前記第3の領域を通るように配置されていることを特徴とする請求項1から

のいずれか一項に記載の光学機器。
【請求項6】
撮像装置に着脱可能であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の光学機器。
【請求項7】
前記光学素子からの光を受光する撮像素子を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の光学機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のレンズ群を移動させてズーミングやフォーカシング等を行う光学機器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
最短撮像距離を短縮したり至近撮像での画質を向上させたりするために、フォーカシング時に複数のレンズ群を移動させる場合がある。特許文献1には、複数のレンズ群のそれぞれを移動させる複数の駆動手段(アクチュエータ)を光軸に平行な直線上に配置した光学機器が開示されている。特許文献2には、複数のレンズ群のそれぞれを移動させる複数のアクチュエータを光軸に直交する面内における光軸を中心とする同一円上に配置した光学機器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-284144号公報
WO16/051617号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のように複数のアクチュエータを光軸方向に並べて配置すると、各レンズ群が光軸方向での距離が離れている場合にアクチュエータも光軸方向に離す必要があるので、光学機器の小型化を妨げる。また特許文献2のように周方向に複数のアクチュエータを配置すると、これらにより駆動されるレンズ群の間に別の固定レンズ群を配置する場合に該固定群を保持するための位相領域を確保することが困難になる。
【0005】
本発明は、複数のレンズ群を駆動する複数のアクチュエータ(駆動手段)を有する小型の光学機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面としての光学機器は、光軸方向に配置された複数の光学素子を有し、前記複数の光学素子のうち第1の光学素子を保持する第1の保持部材の前記光軸方向での移動をガイドする第1のガイド部材と、前記複数の光学素子のうち第2の光学素子を保持する第2の保持部材の前記光軸方向での移動をガイドする第2のガイド部材と、前記第1の保持部材の前記第1のガイド部材を中心とした回転を阻止し、前記第2の保持部材の前記第2のガイド部材を中心とした回転を阻止する回転止め部材と、前記第1の保持部材を前記光軸方向に駆動する第1の駆動手段と、前記第2の保持部材を前記光軸方向に駆動する第2の駆動手段と、前記第1の駆動手段および前記第2の駆動手段を保持するベース部材とを有する。該光学機器を前記光軸に沿って見たとき、前記光軸を中心とした周方向に3分割された第1の領域、第2の領域、第3の領域が存在するとき、前記第1の領域に前記第1の駆動手段と前記第1のガイド手段が配置され、前記第2の領域に前記第2の駆動手段と前記第3のガイド手段が配置され、前記第3の領域に前記回転止め部材が配置され、前記光軸に沿って見たとき、前記第1の駆動手段が前記第1のガイド部材よりも前記回転止め部材に近い位置に配置され、前記第2の駆動手段が前記第2のガイド部材より前記回転止め部材に近い位置に配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、複数の光学素子を駆動する複数の駆動手段を有する光学機器を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1の交換レンズを光軸方向から見たときの断面図。
実施例1の交換レンズの広角端での断面図。
実施例1の交換レンズの望遠端での断面図。
実施例1の交換レンズの分解斜視図。
実施例1の交換レンズを第1の軸の方向から見た図。
実施例2の交換レンズを光軸方向から見たときの断面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【実施例】
【0010】
図2および図3は、本発明の実施例1である光学機器(レンズ装置)としての交換レンズ100の構成を示している。図2は広角端にある交換レンズ100を光軸に平行に切断したときの断面を示し、図3は望遠端にある交換レンズ100を光軸に平行に切断したときの断面を示している。の交換レンズ100は、CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子を備えた不図示の撮像装置としてのカメラ本体に着脱可能に装着される。
(【0011】以降は省略されています)

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