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公開番号2024090994
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022207239
出願日2022-12-23
発明の名称素子基板及び記録装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類B41J 2/14 20060101AFI20240627BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】温度検出素子に対するノイズの影響を低減する。
【解決手段】電力の供給により、液体を吐出させる熱エネルギを発生する第一の発熱素子と、前記第一の発熱素子の温度を検出する第一の温度検出素子と、前記第一の発熱素子の温度を検出する第二の温度検出素子と、前記第一の温度検出素子に通電して前記第一の温度検出素子の一方の端子の電圧を温度情報として出力する第一の出力回路と、前記第二の温度検出素子に通電して前記第二の温度検出素子の一方の端子の電圧を温度情報として出力する第二の出力回路と、を備えた素子基板であって、前記第一の温度検出素子の他方の端子及び前記第二の温度検出素子の他方の端子は、所定の電位に維持される共通の配線に接続されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
電力の供給により、液体を吐出させる熱エネルギを発生する第一の発熱素子と、
前記第一の発熱素子の温度を検出する第一の温度検出素子と、
前記第一の発熱素子の温度を検出する第二の温度検出素子と、
前記第一の温度検出素子に通電して前記第一の温度検出素子の一方の端子の電圧を温度情報として出力する第一の出力回路と、
前記第二の温度検出素子に通電して前記第二の温度検出素子の一方の端子の電圧を温度情報として出力する第二の出力回路と、を備えた素子基板であって、
前記第一の温度検出素子の他方の端子及び前記第二の温度検出素子の他方の端子は、所定の電位に維持される共通の配線に接続されている、
ことを特徴とする素子基板。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の素子基板であって、
前記所定の電位とは、前記素子基板の基準電位である、
ことを特徴とする素子基板。
【請求項3】
請求項1に記載の素子基板であって、
前記第一の出力回路を介して前記第一の温度検出素子に電流を供給する第一の電流供給回路と、
前記第二の出力回路を介して前記第二の温度検出素子に電流を供給する第二の電流供給回路と、
前記第一の電流供給回路及び前記第二の電流供給回路に電流を供給する電流源と、を備え、
前記第一の電流供給回路と前記第二の電流供給回路とはカレントミラー回路を構成する、
ことを特徴とする素子基板。
【請求項4】
請求項1に記載の素子基板であって、
前記第一の温度検出素子と、前記第二の温度検出素子とは、前記第一の発熱素子の中心部位に対する最短距離が異なる、
ことを特徴とする素子基板。
【請求項5】
請求項1に記載の素子基板であって、
前記第一の発熱素子は、帯状に形成され、
前記第一の温度検出素子と前記第二の温度検出素子の一方は、前記第一の発熱素子を幅方向に横断し、他方は前記第一の発熱素子を幅方向に横断していない、
ことを特徴とする素子基板。
【請求項6】
請求項1に記載の素子基板であって、
前記第一の出力回路から出力される前記温度情報が入力される第一のバッファ回路と、
前記第二の出力回路から出力される前記温度情報が入力される第二のバッファ回路と、
前記第一のバッファ回路及び前記第二のバッファ回路から出力される各温度情報の差分を増幅して出力する差動アンプと、を備える、
ことを特徴とする素子基板。
【請求項7】
請求項1に記載の素子基板であって、
電力の供給により、液体を吐出させる熱エネルギを発生する第二の発熱素子と、
前記第二の発熱素子の温度を検出する第三の温度検出素子と、
前記第三の温度検出素子に通電して前記第三の温度検出素子の一方の端子の電圧を温度情報として出力する第三の出力回路と、を備え、
前記第二の温度検出素子は、前記第二の発熱素子の温度も検出し、
前記第三の温度検出素子の他方の端子は、前記共通の配線に接続されている、
ことを特徴とする素子基板。
【請求項8】
請求項1に記載の素子基板であって、
前記第一の発熱素子は、膜状の抵抗体であり、
前記第一の温度検出素子及び前記第二の温度検出素子は、それぞれ膜状の抵抗体であり、
前記第一の発熱素子と、前記第一の温度検出素子及び前記第二の温度検出素子との間に、絶縁材料が介在している、
事を特徴とする素子基板。
【請求項9】
請求項1に記載の素子基板であって、
前記第一の出力回路は、
選択信号の入力によって前記第一の温度検出素子に通電する第一のスイッチ素子と、
前記第一のスイッチ素子と直列に接続され、前記選択信号の入力によって前記温度情報を出力する第二のスイッチ素子と、を備え、
前記第一の温度検出素子の前記一方の端子は、前記第一のスイッチ素子と前記第二のスイッチ素子との接続配線に接続されている、
ことを特徴とする素子基板。
【請求項10】
記録媒体に液体を吐出する記録ヘッドを備えた記録装置であって、
前記記録ヘッドは、請求項1に記載の素子基板を備える、
ことを特徴とする記録装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は素子基板及び記録装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
インク等の液体の吐出機構として、発熱素子を用いた機構が知られている。発熱素子は素子基板上に配置され、液体を吐出するノズルを構成する。発熱素子に電流を流すことで生じる熱エネルギによって、記録媒体に向けてノズルからインク等の液滴が吐出される。こうした吐出機構を記録装置に適用することで、記録媒体に画像を形成することができる。特許文献1には、発熱素子の温度を監視することで、ノズルの状態(正常、不良)を判定する技術が開示されている。温度の監視において、1つの発熱素子に対して2つの温度検出素子が用いられ、これらの検出結果からノズルの状態を判定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6388372号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
温度検出素子は、その周囲に存在する回路や配線からのノイズの影響を受ける場合がある。
【0005】
本発明は、温度検出素子に対するノイズの影響を低減可能な技術を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、
電力の供給により、液体を吐出させる熱エネルギを発生する第一の発熱素子と、
前記第一の発熱素子の温度を検出する第一の温度検出素子と、
前記第一の発熱素子の温度を検出する第二の温度検出素子と、
前記第一の温度検出素子に通電して前記第一の温度検出素子の一方の端子の電圧を温度情報として出力する第一の出力回路と、
前記第二の温度検出素子に通電して前記第二の温度検出素子の一方の端子の電圧を温度情報として出力する第二の出力回路と、を備えた素子基板であって、
前記第一の温度検出素子の他方の端子及び前記第二の温度検出素子の他方の端子は、所定の電位に維持される共通の配線に接続されている、
ことを特徴とする素子基板が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、温度検出素子に対するノイズの影響を低減可能な技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る記録装置の外観図。
記録ヘッド周辺の斜視図。
本発明の一実施形態に係る素子基板の主要な構成の配置を示す平面図。
(A)は図3のA-A線断面図、(B)は図3のB-B線断面図。
素子基板の回路図。
(A)~(C)は素子基板の一部の回路の説明図。
素子基板に入力される信号のタイミングチャート。
(A)及び(B)は温度検出素子の別の配置例を示す図。
温度検出素子の別の配置例を示す図。
図9の例における素子基板の回路図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
<第一実施形態>
図1は本発明の一実施形態に係る記録装置10の外観図である。記録装置10はインクを吐出して記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置である。なお、「記録」には、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、又は媒体の加工を行う場合も含まれ、人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わない。また、本実施形態では「記録媒体」としてシート状の紙を想定するが、布、プラスチック・フィルム等であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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