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公開番号2024082954
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022197191
出願日2022-12-09
発明の名称記録装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類B41J 2/01 20060101AFI20240613BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】記録装置のメンテナンス性を向上させる技術を提供する。
【解決手段】シートを搬送する搬送部と、搬送部によって搬送されるシートに風を当てる送風部と、を備える記録装置において、送風部は、シートに当てる風を吹き出す吹出口を有する送風箱400と、送風箱400を保持する保持部401、402であって、送風箱400が、吹出口が設けられた吹出口面407がシートの搬送路に対向する第1位置と、第1位置のときよりも吹出口面407が搬送路から離間する第2位置と、を取り得るように、移動可能に構成された保持部401、402と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
シートを搬送する搬送部と、
前記搬送部によって搬送される前記シートに風を当てる送風部と、
を備える記録装置において、
前記送風部は、
前記シートに当てる風を吹き出す吹出口を有する送風箱と、
前記送風箱を保持する保持部であって、前記送風箱が、前記吹出口が設けられた吹出口面が前記シートの搬送路に対向する第1位置と、前記第1位置のときよりも前記吹出口面が前記搬送路から離間する第2位置と、を取り得るように、移動可能に構成された保持部と、
を備えることを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記送風箱が、前記第1位置から前記第2位置へ移動すると、前記吹出口面が、前記搬送路に対向する向きから、前記搬送路の側方に向くように角度を変えることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記送風箱は、前記保持部に対して着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項4】
前記保持部は、複数の前記送風箱を保持することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の記録装置。
【請求項5】
複数の前記送風箱は、前記シートの搬送方向に沿って並ぶように配置されていることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
【請求項6】
制御部をさらに備え、
前記送風箱は、前記制御部によって回転数が制御されるモータを含み、空気が前記送風箱の外部から導入されて前記吹出口から吹き出る気流を形成する送風ファンユニットを有し、
前記制御部は、複数の前記送風箱のそれぞれの前記吹出口から出る風の流速を個別に制御すべく、複数の前記モータの回転数をそれぞれ個別に制御することを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
【請求項7】
前記送風箱の風路の内圧を検知する圧力センサをさらに備え、
前記制御部は、前記圧力センサが検知する前記内圧に基づいて、前記モータの回転数を制御することを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
【請求項8】
前記送風箱は、複数の前記送風箱のなかでの前記搬送方向における配置が、前記搬送方向の下流側になるほど、前記吹出口から出る風の流速が高くなることを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
【請求項9】
前記送風箱は、前記送風ファンユニットとして、第1の送風ファンユニットと、第2の送風ファンユニットと、を有し、
前記第1の送風ファンユニットは、前記送風箱の外部から導入した空気を、前記送風箱の内部において前記第2の送風ファンユニットが配置された側に向けて吐き出し、
前記第2の送風ファンユニットは、前記送風箱の外部から導入した空気を、前記送風箱の内部において前記第1の送風ファンユニットが配置された側に向けて吹き出すことを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記第1の送風ファンユニットのモータの回転数と、前記第2の送風ファンユニットのモータの回転数と、をそれぞれ個別に制御することを特徴とする請求項9に記載の記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録材又は記録材搬送路に送風を行う送風部を備えた記録装置に関し、特に、連続したシート状の記録材に記録用液体を吐出して記録を行う記録装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェットプリンタに代表される液体吐出方式の記録装置では、記録材又は記録材搬送路に送風を行う送風部として、送風ファン等を備え、記録材に塗布された記録用液体としてのインクに空気を当てて冷却させる冷却機構(冷却手段)が備えられる。特許文献1には、冷却機構の構成として、送風ファンが格納された送風箱を冷却機構の枠体側板に着脱可能にしたものが開示される。なお、記録装置に備えられる送風機構(送風部)としては、例えば、熱風をインクに当てることで、インクを乾燥させる、あるいはインクの溶融状態を制御し記録材への定着を促す送風機構(乾燥手段あるいは定着手段)なども挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-172226号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
送風機構のメンテナンス時、特に、送風箱の送風ノズル面を清掃等する場合には、送風箱を冷却機構の枠体側板から取り外す作業が発生する。また、連続したシート状の記録材であるロール紙に記録を行う記録装置では、記録動作を開始する前に、紙通し作業、すなわち、記録材供給部から記録材回収部にかけての搬送路全域にロール紙を行き渡らせる作業が必要となる。このとき、紙通し作業性の観点から、ロール紙の搬送路を開放すべく送風箱を冷却機構の枠体側板を取り外す作業が必要となる。
【0005】
本発明の目的は、記録装置のメンテナンス性を向上させる技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の記録装置は、
シートを搬送する搬送部と、
前記搬送部によって搬送される前記シートに風を当てる送風部と、
を備える記録装置において、
前記送風部は、
前記シートに当てる風を吹き出す吹出口を有する送風箱と、
前記送風箱を保持する保持部であって、前記送風箱が、前記吹出口が設けられた吹出口面が前記シートの搬送路に対向する第1位置と、前記第1位置のときよりも前記吹出口面が前記搬送路から離間する第2位置と、を取り得るように、移動可能に構成された保持部と、
を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、記録装置のメンテナンス性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る記録装置の記録時構成を示す概略断面図
本実施形態に係る記録装置のクリーニング時構成を示す概略断面図
本実施形態に係る冷却部の構成例を示す模式図
本実施形態に係る送風箱の模式図
本実施形態に係る送風箱の着脱構成を説明する図
本実施形態に係る送風箱の着脱構成を説明する図
本実施形態に係る冷却部の正面側から見た概略斜視図
本実施形態に係る冷却部の気流循環経路を示す概略断面図
本実施形態に係る冷却部の気流循環経路を示す概略図
本実施形態に係る記録装置の制御ブロック図
送風ファンユニットの回転数による流速制御のフロー図
本実施形態の別形態に係る送風箱の概略斜視図
送風ファンユニットの圧力による流速制御のフロー図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。なお、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0010】
(実施形態)
図1、図2を参照して、本発明の実施形態に係る記録装置1について説明する。はじめに、図1の紙面上方を上方、紙面の右から左をシート搬送方向(X方向)、シート搬送方向に直交する紙面手前から奥をシート幅方向(Y方向)、紙面下方から紙面上方に向かう方向を反重力方向(Z方向)と定義する。本実施形態の記録装置1は、記録材として、ロール状に巻かれた連続シートを使用した高速ラインプリンタである。例えば、プリントラボ等における大量印刷のプリント分野に適している。
(【0011】以降は省略されています)

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