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公開番号2024088862
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022203871
出願日2022-12-21
発明の名称レンズ装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 7/10 20210101AFI20240626BHJP(光学)
要約【課題】ズーミングに際して一体移動する第2レンズ群および電磁絞りを有し、電磁絞りへの通電をフレキシブルプリント基板を介して行う小型のレンズ装置を提供する。
【解決手段】レンズ装置は、物体側から像側へ順に配置された第1レンズ群11、第2レンズ群12および後群14を有し、ズーミングに際して、第1レンズ群が不動で、第2レンズ群が電磁絞りと一体で光軸方向に移動する、全長が固定の光学系と、電磁絞りに接続されたフレキシブルプリント基板21と、光学系およびフレキシブルプリント基板を収容する鏡筒部材10とを有する。フレキシブルプリント基板は、光軸方向において該フレキシブルプリント基板が延びる方向を反転させ、電磁絞りの移動に伴って光軸方向に移動する曲げ部22を有する。曲げ部のうち少なくとも一部が、鏡筒部材内における第1レンズ群と光軸方向において重なる領域に配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体側から像側へ順に配置された第1レンズ群、第2レンズ群および少なくとも1つのレンズ群を含む後群からなる複数のレンズ群を有し、ズーミングに際して、前記第1レンズ群が不動で、前記第2レンズ群が電磁絞りと一体で光軸方向に移動し、隣り合うレンズ群間の間隔が変化する、全長が固定の光学系と、
前記電磁絞りに接続されたフレキシブルプリント基板と、
前記光学系および前記フレキシブルプリント基板を収容する鏡筒部材とを有し、
前記フレキシブルプリント基板は、前記光軸方向において該フレキシブルプリント基板が延びる方向を反転させ、前記電磁絞りの移動に伴って前記光軸方向に移動する曲げ部を有しており、
前記曲げ部のうち少なくとも一部が、前記鏡筒部材内における前記第1レンズ群と前記光軸方向において重なる領域に配置されていることを特徴とするレンズ装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記第2レンズ群および前記電磁絞りの外径が前記第1レンズ群の外径より小さく、
前記鏡筒部材内において前記第1レンズ群よりも像側かつ前記前記第2レンズ群および前記電磁絞りの外周に形成される空間に前記フレキシブルプリント基板が配置されていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項3】
前記光軸方向における前記第1レンズ群と前記曲げ部との間に、前記レンズ装置の外部から前記第1レンズ群を通して前記フレキシブルプリント基板を見えにくくするための第1遮光壁が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項4】
前記第2レンズ群および前記電磁絞りよりも像側に、前記フレキシブルプリント基板を介して前記電磁絞りに通電する駆動回路を有し、
前記鏡筒部材の内周部に設けられ、前記フレキシブルプリント基板のうち前記曲げ部よりも前記駆動回路側の部分の当接を受ける第1受け部と、
前記第1遮光壁から像側へ延びるように形成され、前記フレキシブルプリント基板のうち前記曲げ部よりも前記電磁絞り側の部分の当接を受ける第2受け部とを有することを特徴とする請求項3に記載のレンズ装置。
【請求項5】
前記第2レンズ群および前記電磁絞りよりも像側に、前記フレキシブルプリント基板を介して前記電磁絞りに通電する駆動回路を有し、
前記鏡筒部材の内周部に設けられ、前記フレキシブルプリント基板のうち前記曲げ部よりも前記駆動回路側の部分の当接を受ける第1受け部と、
前記第2レンズ群および前記電磁絞りと一体で前記光軸方向に移動するように設けられ、前記フレキシブルプリント基板のうち前記曲げ部よりも前記電磁絞り側の部分の当接を受ける第2受け部と、
前記第2受け部とともに前記光軸方向に移動する第2遮光壁とを有し、
前記第2遮光壁は、前記第1遮光壁から像側に離れた状態で前記レンズ装置の外部から前記第1レンズ群を通して前記フレキシブルプリント基板を見えにくくするように前記第2受け部に対して前記光軸方向に突出する第1位置と、前記第1遮光壁に当接することで前記第1位置よりも前記第2受け部に対する前記光軸方向への突出量が小さくなる第2位置との間で移動可能であることを特徴とする請求項3に記載のレンズ装置。
【請求項6】
前記第2レンズ群および前記電磁絞りを保持する保持部材と、
前記保持部材を前記光軸方向に移動可能に支持する支持部材と、
前記保持部材を、前記支持部材に対して特定方向から付勢する付勢部材とを有し、
前記フレキシブルプリント基板が前記曲げ部周りで開こうとする力を用いて前記特定方向から前記保持部材を付勢する構成を有することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項7】
前記特定方向は、前記保持部材に作用する重力の方向とは反対方向であることを特徴とする請求項6に記載のレンズ装置。
【請求項8】
前記電磁絞りは、前記光軸方向において、前記第1レンズ群の最も像側の面から前記後群の最も物体側の面までの間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項9】
前記電磁絞りは、前記第2レンズ群の最も物体側のレンズよりも像側に配置されていることを特徴とする請求項8に記載のレンズ装置。
【請求項10】
前記曲げ部は物体側に凸の形状を有することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ズームレンズを有するレンズ装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
上記のようなレンズ装置には、特許文献1に開示されているように、ズーミングに際してズームレンズの最も物体側の第1レンズ群が不動(固定)で、その像側の第2レンズ群が光軸方向に移動するものがある。また特許文献1のレンズ装置では、第2レンズ群と電磁絞りが一体に光軸方向に移動する。このようなレンズ装置では、駆動回路から電磁絞りへの通電はフレキシブルプリント基板(FPC)を介して行われる。FPCには、Uターン形状を有する曲げ部が設けられ、電磁絞りの移動とともに曲げ部が移動することでFPCが伸縮する。
【0003】
ただし、第1レンズ群の外径が第2レンズ群および電磁絞りの外径より大きい場合に電磁絞りの外周にFPCを接続するだけでは、第1レンズ群からの入射光が曲げ部で反射し、外部から第1レンズ群を通して曲げ部が見えてしまう。このため、外部から曲げ部が見えないように隠しつつFPCを受けるFPC受け部を第2レンズ群に設けることは可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-130760号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、FPC受け部を第2レンズ群に設けると、ズーミングに際して第2レンズ群が第1レンズ群に接近したときにFPC受け部が第1レンズ群に干渉するおそれがある。これを避けるために、第1レンズ群と第2レンズ群の最小間隔を広く設定したり、FPC受け部を第1レンズ群よりも径方向外側に配置したりすると、レンズ装置の光軸方向や径方向での大型化に繋がる。
【0006】
本発明は、ズーミングに際して不動の第1レンズ群と一体で移動する第2レンズ群および電磁絞りとを有し、電磁絞りへの通電をFPCを介して行う小型のレンズ装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面としてのレンズ装置は、物体側から像側へ順に配置された第1レンズ群、第2レンズ群および少なくとも1つのレンズ群を含む後群からなる複数のレンズ群を有し、ズーミングに際して、第1レンズ群が不動で、第2レンズ群が電磁絞りと一体で光軸方向に移動し、隣り合うレンズ群間の間隔が変化する、全長が固定の光学系と、電磁絞りに接続されたフレキシブルプリント基板と、光学系およびフレキシブルプリント基板を収容する鏡筒部材とを有する。フレキシブルプリント基板は、光軸方向において該フレキシブルプリント基板が延びる方向を反転させ、電磁絞りの移動に伴って光軸方向に移動する曲げ部を有する。曲げ部のうち少なくとも一部が、鏡筒部材内における第1レンズ群と光軸方向において重なる領域に配置されていることを特徴とする。なお、上記レンズ装置を有する撮像装置も、本発明の他の一側面を構成する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ズーミングに際して不動の第1レンズ群と一体で移動する第2レンズ群および電磁絞りとを有し、電磁絞りへの通電をフレキシブルプリント基板を介して行うレンズ装置を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1のレンズ装置の構成と動きを示す図。
光軸方向から見た実施例1のレンズ装置を示す図。
実施例2のレンズ装置の構成と動きを示す図。
実施例3のレンズ装置における像側から見た第2レンズ群周辺を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

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