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公開番号2024088014
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022202957
出願日2022-12-20
発明の名称故障予知装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60W 50/04 20060101AFI20240625BHJP(車両一般)
要約【課題】通常の使用条件で故障の予兆を早期に告知する。
【解決手段】ECU40は、予め定めた車両11のショック発生条件となる事象が検出されたときに、現在及び過去のショック物理量の全平均値Stotalと、所定回数分の最近のショック物理量の最近平均値Srecentと、を算出する演算部44と、ショック物理量の全平均値Stotalとショック物理量の最近平均値Srecentとの差が所定値以上乖離した場合に、車両11の故障の予兆を告知する告知部45と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
予め定めた車両の衝撃発生条件となる事象が検出されたときに、現在及び過去の衝撃に関する物理量の全平均値と、所定回数分の最近の衝撃に関する物理量の最近平均値と、を算出する演算部と、
前記物理量の前記全平均値と前記物理量の前記最近平均値との差が所定値以上乖離する場合に、前記車両の故障の予兆を告知する告知部と、
を備える、故障予知装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、故障予知装置に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、故障の予兆を検知する故障予知装置が知られている。例えば、歯車の噛合振動加速度波形の解析結果に基づいて故障の予兆の有無を診断する旋動式破砕機が提案されている（例えば特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
国際公開第２０２２／０１９３１７号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に記載の技術では、破砕を行っていない無破砕負荷期間に検知された噛合振動加速度波形をベースに故障の予兆の有無が診断される。従って、斯かる技術は、無破砕負荷期間に相当する運転状態が存在しないものには適用できず、通常の使用条件で故障の予兆を検知するものではない。
【０００５】
そこで、本開示の技術は、上記課題に鑑み、通常の使用条件で故障の予兆を早期に告知することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決するため、本開示の一態様によれば、
予め定めた車両の衝撃発生条件となる事象が検出されたときに、現在及び過去の衝撃に関する物理量の全平均値と、所定回数分の最近の衝撃に関する物理量の最近平均値と、を算出する演算部と、
前記物理量の前記全平均値と前記物理量の前記最近平均値との差が所定値以上乖離する場合に、前記車両の故障の予兆を告知する告知部と、
を備える、故障予知装置が提供される。
【発明の効果】
【０００７】
本開示の一態様によれば、通常の使用条件で故障の予兆を早期に告知することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
一実施形態に係る故障予知装置を備える故障予知システムの構成図である。
一実施形態に係る故障予知装置の処理手順を示すフローチャートである。
第１実施例に係る故障予知装置のタイムチャート（Ａ）と、ショック物理量ヒストグラム（Ｂ）と、を示す。
第２実施例に係る故障予知装置のタイムチャート（Ａ）と、第４実施例に係る故障予知装置のタイムチャート（Ｂ）と、を示す。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、図面を参照して本開示の実施形態について説明する。各図面において、同一構成要素には同一符号を付与し、重複した説明を適宜省略する。
【００１０】
（故障予知システムの構成例）
図１は、一実施形態に係る故障予知装置を備える故障予知システム１００の構成図である。故障予知システム１００は、故障予知装置の検知対象の一例である車両１１と、故障予知装置の一例であるＥＣＵ（Electronic Control Unit：電子制御装置）４０と、を備えている。
（【００１１】以降は省略されています）

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