TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024087525
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022202391
出願日2022-12-19
発明の名称焼結パレット台車用吊具
出願人日本製鉄株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B66C 1/28 20060101AFI20240624BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】作業負荷の低減と作業効率の向上に加えて安全性を向上することが可能な焼結パレット台車用吊具を提供する。
【解決手段】支持梁2と、支持梁2の長手方向両端部2Aの下方に配置され、開閉自在であるとともにパレット台車の車軸に係合可能な一対のフック部3、4と、支持梁2の長手方向両端部2Aにあって、フック部3、4を開閉自在な状態で保持する保持部5と、フック部3、4の開閉動作を支援する支援装置6と、が備えられ、支援装置6には、フック部3、4のうちの何れか一方のフック部の開度に応じて他方のフック部の開度を追従させるために、フック部3、4の上端部に設けられた連動機構と、フック部3、4と、支持梁2または保持部5とをそれぞれ連結する引張ばねと、フック部3、4を開状態または閉状態に固定可能な位置決め機構と、が備えられている、焼結パレット台車用吊具1を採用する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
支持梁と、
前記支持梁の長手方向両端部の下方に配置され、開閉自在であるとともにパレット台車の車軸に係合可能な一対のフック部と、
前記支持梁の長手方向両端部にあって、前記一対のフック部を開閉自在な状態で保持する保持部と、
前記一対のフック部の開閉動作を支援する支援装置と、が備えられ、
前記支援装置には、
前記一対のフック部のうちの何れか一方のフック部の開度に応じて他方の前記フック部の開度を追従させるために、前記一対のフック部の上端部に設けられた連動機構と、
前記一方のフック部および前記他方のフック部と、前記支持梁または前記保持部とをそれぞれ連結する引張ばねと、
前記一対のフック部を開状態または閉状態に固定可能な位置決め機構と、が備えられている、焼結パレット台車用吊具。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記連動機構は、
前記一対のフック部の各上端部を、前記保持部に回動自在に支持させる回動軸と、
前記一対のフック部の前記上端部の端面にそれぞれに設けられ、相互にかみ合わされるラック部と、
から構成される、請求項1に記載の焼結パレット台車用吊具。
【請求項3】
前記位置決め機構は、
前記一方のフック部に対して一端側が回動自在に取り付けられ、他端側に長孔部が設けられた板状のストッパ本体と、
前記他方のフック部に取り付けられ、前記長孔部に挿入され、前記長孔部内を移動可能な突起部と、
前記ストッパ本体に対してスライド自在に取り付けられて、前記長孔部における前記突起部の移動を規制するスライドバーと、
から構成され、
前記長孔部は、前記一対のフック部を開状態にした場合に前記突起部が位置する第1孔部と、前記一対のフック部を閉状態にした場合に前記突起部が位置する第2孔部と、前記第1孔部と前記第2孔部とを連通させる第3孔部と、が設けられている、請求項1に記載の焼結パレット台車用吊具。
【請求項4】
前記支持梁は、吊り下げ対象物であるパレット台車の幅よりも長く、かつ前記パレット台車の壁部の上端に対する積載面を有する、請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の焼結パレット台車用吊具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、焼結パレット台車用吊具に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
ドワイト・ロイド焼結機(以下、DL焼結機という)は、無端状に並べた複数台のパレット台車を、無限軌道上にて循環移動させつつ、焼結原料をパレット台車に積載し、焼結材料の上面に点火した後、パレット台車の下部から炎を吸引することによって、焼結材の製造を行っている。
【0003】
ところで、パレット台車を保守点検する場合は、従来、玉掛け用具としてワイヤを利用し、天井クレーンにてパレット台車を吊上げるいわゆる玉掛け作業により、無端状に連なった複数のパレット台車の列から、一台づつパレット台車を抜き出している。また、玉掛け用具としてのワイヤに代えて、焼結機のパレット台車の吊り具として、特許文献1~4に記載された吊り具が知られている。
【0004】
特許文献1には、パンタグラフ機構と、2個の吊りかぎ部からなる吊具部とを備えた焼結機のパレット吊具が記載されている。
【0005】
特許文献2には、ビーム状本体の左右向端付近に、本体の前後方向を軸線方向とする水平のピンで連結した左右一対の等長、複節数のリンクの下端をそれぞれ起伏回動自在に連結するとともに、両リンクの上端を一つのシャックルに連結し、さらに、前記本体の中心部に、リンク屈折により下降した際のシャックルを受止め自在としたシャックル受台を設ける一方、本体の左右向端付近における前後左右4箇所に、本体の左右方向に軸線を向けた支軸により、被吊物の左右側の軸状掛止部への掛合を自在としたフックを有する定形物吊り具が記載されている。
【0006】
特許文献3には、焼結パレットの幅以上の長さを有するビームと、焼結パレットの進行方向に平行で爪部が互いに内側を向き上端がピン固定されて回動が可能な2組のフックをビーム両端に持ち、且つ各フック胴部の内面が山型状に傾斜しており、更には先端にかぎ穴を有する回動可能な連結棒が一方のフック側面にピン固定され、他方のフック側面に連結棒固定用のピンを有する焼結パレット用吊具が記載されている。
【0007】
特許文献4には、支持梁の端部それぞれに、支持梁から下垂する下部吊りアームが支持梁の長手方向に回動可能に支持されてなる焼結機用拡幅パレット台車の吊り具が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
実開昭48-79803号公報
実開昭57-62769号公報
実開平5-26986号公報
特開2009-155035号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、玉掛け用具としてのワイヤや、特許文献1~4に記載された吊具を利用したパレット台車の玉掛け作業は、安全面、作業効率面において作業の負荷が大きく、かつ複数人による作業が必要であった。
【0010】
本発明は、従来からの課題である作業負荷の低減と作業効率の向上に加えて安全性を向上することが可能な焼結パレット台車用吊具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日本製鉄株式会社
塗装鋼板および給湯器
6日前
日本製鉄株式会社
鋼板およびその製造方法
1日前
日本製鉄株式会社
焼結パレット台車用吊具
2日前
日本製鉄株式会社
オーステナイト系合金材
6日前
日本製鉄株式会社
監視システム及び監視方法
2日前
日本製鉄株式会社
転炉吹錬制御方法及び転炉吹錬制御装置
6日前
日本製鉄株式会社
表面温度測定方法及び表面温度測定装置
6日前
日本製鉄株式会社
スポット溶接継手の製造方法、及びスポット溶接継手
6日前
日本製鉄株式会社
高炉の操業方法、装入方法制御装置及び制御プログラム
今日
日本製鉄株式会社
尿素結合化合物の製造方法、および尿素結合化合物の製造装置
今日
日本製鉄株式会社
金属帯の巻取り方法、金属帯の巻取り装置、及び、コイルの管理方法
6日前
日本製鉄株式会社
可視煙判定装置、プログラム、可視煙判定システム及び可視煙判定方法
1日前
ユニパルス株式会社
吊具
7日前
個人
高低間移動補助装置
10か月前
ユニパルス株式会社
吊具
4か月前
ユニパルス株式会社
吊具
4か月前
ユニパルス株式会社
吊具装置
11か月前
ユニパルス株式会社
吊具装置
11か月前
個人
吊りバケット装置
7か月前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
3か月前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
6か月前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
7か月前
株式会社豊田自動織機
産業車両
7か月前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
2か月前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
2か月前
株式会社豊田自動織機
産業車両
10か月前
株式会社フジタ
昇降装置
9か月前
株式会社アイセイ
搬送装置
8か月前
有限会社矢島製作所
ローダ
11か月前
ユニパルス株式会社
荷役助力装置
2か月前
株式会社ノセ技研
バケット
7か月前
株式会社北川鉄工所
吊荷制御方法
3か月前
ユニパルス株式会社
物品昇降装置
9か月前
ユニパルス株式会社
荷役助力装置
9か月前
ダイコー興産株式会社
引掛具
11か月前
フジテック株式会社
エレベータ
10か月前
続きを見る