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公開番号2024086018
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200865
出願日2022-12-16
発明の名称香味改善剤
出願人長谷川香料株式会社
代理人
主分類A23L 27/00 20160101AFI20240620BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】新規な香味改善剤、消費財添加用組成物、消費財の香味改善方法を提供する。
【解決手段】下記A群から選択される1種または2種以上の化合物からなる、香味改善剤(ただし、たばこ添加用香味改善剤を除く)。下記A群から選択される1種または2種以上の化合物を有効成分として含有する、消費財添加用組成物(ただし、たばこ添加用組成物を除く)。
(A群)3-(フラン-2-イル)プロパン酸、3-(3-メチルフラン-2-イル)プロパン酸、3-(4-メチルフラン-2-イル)プロパン酸、3-(5-メチルフラン-2-イル)プロパン酸
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記A群から選択される1種または2種以上の化合物からなる、香味改善剤(ただし、たばこ添加用香味改善剤を除く)。
(A群)3-(フラン-2-イル)プロパン酸、3-(3-メチルフラン-2-イル)プロパン酸、3-(4-メチルフラン-2-イル)プロパン酸、3-(5-メチルフラン-2-イル)プロパン酸
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記香味改善剤が、香料組成物用香味改善剤、飲食品用香味改善剤、または飲料用飲みごたえ感改善剤である、請求項1に記載の香味改善剤。
【請求項3】
下記A群から選択される1種または2種以上の化合物を有効成分として含有する、消費財添加用組成物(ただし、たばこ添加用組成物を除く)。
(A群)3-(フラン-2-イル)プロパン酸、3-(3-メチルフラン-2-イル)プロパン酸、3-(4-メチルフラン-2-イル)プロパン酸、3-(5-メチルフラン-2-イル)プロパン酸
【請求項4】
前記消費財添加用組成物が、香料組成物(ただし、たばこ添加用香料組成物を除く。)、飲食品用香味改善組成物、または飲料用飲みごたえ感改善組成物である、請求項3に記載の消費財添加用組成物。
【請求項5】
下記A群から選択される1種または2種以上の化合物を、消費財に添加する工程を含む、消費財の香味改善方法。
(A群)3-(フラン-2-イル)プロパン酸、3-(3-メチルフラン-2-イル)プロパン酸、3-(4-メチルフラン-2-イル)プロパン酸、3-(5-メチルフラン-2-イル)プロパン酸
【請求項6】
請求項5に記載の消費財の香味改善方法において、
前記消費財が飲食品であって、
前記工程では、前記飲食品の全質量を基準として、前記化合物の合計濃度が0.01ppb~10ppmの範囲となるように前記化合物を添加し、前記飲食品の香味を改善する、消費財の香味改善方法。
【請求項7】
請求項5に記載の消費財の香味改善方法において、
前記消費財が飲料であって、
前記工程では、前記飲料の全質量を基準として、前記化合物の合計濃度が0.01ppb~10ppmの範囲となるように前記化合物を添加し、前記飲料の飲みごたえ感を改善する、消費財の香味改善方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、香味改善剤、消費財添加用組成物、および消費財の香味改善方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
昨今、飲食品や香粧品における消費者の要求は高度化および多様化しているが、特に、香りに注目が集まっており、香りの特性が製品の訴求力に重要な要素となっている。例えば、配合によって、香味を改善すること、例えば、香りや味に持続性、天然感、ボリューム感、熟成感などを付与または増強できる香味改善剤への要求が高まっている。
【0003】
これまで、香りや風味を改善可能な様々な組成物が提案されているが、例えば、本出願人は、3-メチル-2-フラン酢酸、4-メチル-2-フラン酢酸および5-メチル-2-フラン酢酸からなる群から選択される1種または2種以上を有効成分として含有する香味改善組成物(特許文献1)を提案した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-50837号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の技術も十分有用といえるが、多様化している消費財の香味を改善する要望に対応すべく、消費者製品によりよい香味を付与して既存製品の香味との差別化を可能とする、香味改善効果の高い新たな香味改善剤の開発が期待されている。
【0006】
以上より、本発明の課題は、新規な香味改善剤、消費財添加用組成物、および消費財の香味改善方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、3-(フラン-2-イル)プロパン酸、3-(3-メチルフラン-2-イル)プロパン酸、3-(4-メチルフラン-2-イル)プロパン酸、3-(5-メチルフラン-2-イル)プロパン酸が優れた香味改善効果を奏することを見出し、本願に係る発明を完成するに至った。
【0008】
かくして、本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次の通りである。
【0009】
[1] 下記A群から選択される1種または2種以上の化合物からなる、香味改善剤(ただし、たばこ添加用香味改善剤を除く)。
(A群)3-(フラン-2-イル)プロパン酸、3-(3-メチルフラン-2-イル)プロパン酸、3-(4-メチルフラン-2-イル)プロパン酸、3-(5-メチルフラン-2-イル)プロパン酸
[2] 前記香味改善剤が、香料組成物用香味改善剤、飲食品用香味改善剤、または飲料用飲みごたえ感改善剤である、[1]に記載の香味改善剤。
[3] 下記A群から選択される1種または2種以上の化合物を有効成分として含有する、消費財添加用組成物(ただし、たばこ添加用組成物を除く)。
(A群)3-(フラン-2-イル)プロパン酸、3-(3-メチルフラン-2-イル)プロパン酸、3-(4-メチルフラン-2-イル)プロパン酸、3-(5-メチルフラン-2-イル)プロパン酸
[4] 前記消費財添加用組成物が、香料組成物(ただし、たばこ添加用香料組成物を除く。)、飲食品用香味改善組成物、または飲料用飲みごたえ感改善組成物である、[3]に記載の消費財添加用組成物。
[5] 下記A群から選択される1種または2種以上の化合物を、消費財に添加する工程を含む、消費財の香味改善方法。
(A群)3-(フラン-2-イル)プロパン酸、3-(3-メチルフラン-2-イル)プロパン酸、3-(4-メチルフラン-2-イル)プロパン酸、3-(5-メチルフラン-2-イル)プロパン酸
[6] [5]に記載の消費財の香味改善方法において、前記消費財が飲食品であって、前記工程では、前記飲食品の全質量を基準として、前記化合物の合計濃度が0.01ppb~10ppmの範囲となるように前記化合物を添加し、前記飲食品の香味を改善する、消費財の香味改善方法。
[7] [5]に記載の消費財の香味改善方法において、前記消費財が飲料であって、前記工程では、前記飲料の全質量を基準として、前記化合物の合計濃度が0.01ppb~10ppmの範囲となるように前記化合物を添加し、前記飲料の飲みごたえ感を改善する、消費財の香味改善方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、新規な香味改善剤、消費財添加用組成物、および消費財の香味改善方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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