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公開番号2024085696
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200362
出願日2022-12-15
発明の名称車両の音出力装置
出願人豊田合成株式会社
代理人個人,個人
主分類B60Q 5/00 20060101AFI20240620BHJP(車両一般)
要約【課題】外装部材の外観向上を図る。
【解決手段】音出力装置20は、外装部材21、加振器40及び介在部Aを備える。外装部材21は、車両10の外殻部分の一部を構成する。加振器40は、外装部材21の後方に配置される。介在部Aは、外装部材21及び加振器40の間に配置され、かつ加振器40が取り付けられる被着部26を有する。音出力装置20では、加振器40の振動を、介在部Aを介して外装部材21に伝達して外装部材21から音波を放出させる。上記介在部Aは、外装部材21から後方へ突出する板状の結合部31を、外装部材21と被着部26との間に有する。外装部材21及び介在部Aは樹脂により一体に形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両の外殻部分の一部を構成する外装部材と、
前記車両の外内方向における前記外装部材の内方に配置された加振器と、
前記外装部材及び前記加振器の間に配置され、かつ前記加振器が取り付けられる被着部を有する介在部と、を備え、前記加振器の振動を、前記介在部を介して前記外装部材に伝達して前記外装部材から音波を放出させる、車両の音出力装置であって、
前記介在部は、前記外装部材から前記外内方向における内方へ突出する板状の結合部を、前記外装部材と前記被着部との間に有し、前記外装部材及び前記介在部は樹脂により一体に形成されている、車両の音出力装置。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
車両の外殻部分の一部を構成する外装部材と、
前記車両の外内方向における前記外装部材の内方に配置された加振器と、
前記外装部材及び前記加振器の間に配置され、かつ前記加振器が取り付けられる被着部を有する介在部と、を備え、前記加振器の振動を、前記介在部を介して前記外装部材に伝達して前記外装部材から音波を放出させる、車両の音出力装置であって、
前記外装部材は樹脂により形成され、
前記介在部は、前記外装部材とは別の部材により構成され、
前記介在部は、前記外内方向における前記外装部材の内側の面に密着した状態で、樹脂により形成されている、車両の音出力装置。
【請求項3】
前記被着部は、前記外装部材と前記加振器との間の空隙部の一部にのみ配置されている請求項1又は請求項2に記載の車両の音出力装置。
【請求項4】
前記加振器は、前記外内方向へ延びる中心軸線を自身の中心部に有しており、
前記被着部は、前記中心軸線の周りの複数箇所に配置されている請求項1又は請求項2に記載の車両の音出力装置。
【請求項5】
前記加振器に挿通されたねじが前記被着部に螺入されることにより、前記加振器が前記被着部に取り付けられている請求項1又は請求項2に記載の車両の音出力装置。
【請求項6】
前記外装部材は、開口部を有しないフロントパネル、及び開口部を有するフロントグリルのいずれか一方の少なくとも一部を構成するものであり、
前記介在部は前記外装部材の後方に配置され、前記加振器は前記介在部の後方に配置されている請求項1又は請求項2に記載の車両の音出力装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載され、かつ音波を放出して車両の周囲の人に対し、音波で車両の存在を知らせる、車両の音出力装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
音波を放出して、車両の周囲の人に対し、音波で車両の存在を知らせる車両の音出力装置が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
音出力装置として、外装部材、加振器及び介在部を備えるものがある。外装部材は、車両の外殻部分の一部を構成する。加振器は、車両の外内方向における外装部材の内方に配置される。介在部は、外装部材及び加振器の間に配置される。介在部は、上記外内方向における内側部分に被着部を有する。介在部は、被着部において加振器に取り付けられる。また、介在部は、上記外内方向における被着部よりも外方部分において外装部材に接続される。
【0003】
上記音出力装置では、加振器が振動すると、その振動が介在部を介して外装部材に伝達される。外装部材が振動することで発生する音波は、上記外内方向における車両の外方へ放出される。この音波が車両の周囲の人に届くことにより、その人に車両の存在が知らされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-153305号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記音出力装置において、外装部材及び介在部が樹脂によって一体に形成された場合、次の懸念がある。それは、溶融樹脂が冷却される際の体積収縮量の差が原因で、外装部材において介在部が接続された箇所のうち、上記外内方向における外側の面に、「ひけ」と呼ばれる凹み(窪み)が生ずることである。ひけは、外装部材の外観を損なう。そのため、上記従来の音出力装置には、外装部材の外観の点で改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための車両の音出力装置の各態様を記載する。
[態様1]車両の外殻部分の一部を構成する外装部材と、前記車両の外内方向における前記外装部材の内方に配置された加振器と、前記外装部材及び前記加振器の間に配置され、かつ前記加振器が取り付けられる被着部を有する介在部と、を備え、前記加振器の振動を、前記介在部を介して前記外装部材に伝達して前記外装部材から音波を放出させる、車両の音出力装置であって、前記介在部は、前記外装部材から前記外内方向における内方へ突出する板状の結合部を、前記外装部材と前記被着部との間に有し、前記外装部材及び前記介在部は樹脂により一体に形成されている、車両の音出力装置。
【0007】
上記の構成によれば、介在部の被着部に取り付けられた加振器が振動すると、その振動は介在部を介して外装部材に伝達される。外装部材が振動することで音波が発生される。音波は、外装部材から車両の外内方向における外方に放出される。この音波が車両の周囲の人に届くことにより、その人に車両の存在が知らされる。
【0008】
上記介在部は外装部材と一緒に樹脂成形される。ここで、外装部材の厚みと、介在部において外装部材に接続された箇所の厚みとの差が大きいと、上記樹脂成形時に、外装部材において介在部が接続された箇所のうち、外内方向における外側の面にひけが生ずる懸念がある。
【0009】
この点、上記の構成によれば、介在部は、外装部材と被着部との間に結合部を有する。結合部は、外装部材から外内方向における内方へ突出していて、板状をなす。結合部は、介在部のうち、外装部材に接続された箇所を構成する。そのため、介在部が結合部を有さず、被着部が外装部材に直接接続された場合に比べ、外装部材の厚みと、介在部において外装部材に接続された箇所(結合部)の厚みとの差を小さくして、上記ひけの発生を抑制することが可能である。
【0010】
[態様2]車両の外殻部分の一部を構成する外装部材と、前記車両の外内方向における前記外装部材の内方に配置された加振器と、前記外装部材及び前記加振器の間に配置され、かつ前記加振器が取り付けられる被着部を有する介在部と、を備え、前記加振器の振動を、前記介在部を介して前記外装部材に伝達して前記外装部材から音波を放出させる、車両の音出力装置であって、前記外装部材は樹脂により形成され、前記介在部は、前記外装部材とは別の部材により構成され、前記介在部は、前記外内方向における前記外装部材の内側の面に密着した状態で、樹脂により形成されている、車両の音出力装置。
(【0011】以降は省略されています)

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