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公開番号
2024085429
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-06-27
出願番号
2022194788
出願日
2022-12-06
発明の名称
駆動ヘッド交換可能な工具セット
出願人
原利興工業有限公司
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B25B
21/00 20060101AFI20240620BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約
【課題】駆動ヘッドを安定的に取り付けることができ、また、駆動ヘッドを効率よく取り外して交換することもできる駆動ヘッド交換可能な工具セットを提供する。
【解決手段】本発明の駆動ヘッド交換可能な工具セットは、本体と、外側スリーブと、を含む。該本体は収容溝と、取付部と、を含み、該収容溝には複数の係止凹部及び複数の係止凸部が設けられ、該収容溝には多角形ボールジョイントが挿着され、径方向において少なくとも1つの収容孔が貫通して設けられ、各該収容孔には係止部材が設けられる。該外側スリーブは軸方向において該本体に嵌設され、該本体に対して第1位置と第2位置にスライドすることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
駆動ヘッド交換可能な工具セットであって、
接続された収容溝と取付部とを含み、前記収容溝には周方向に千鳥状に配列されている複数の係止凹部及び複数の係止凸部が設けられ、前記収容溝には多角形ボールジョイントが挿着され、また径方向に少なくとも1つの収容孔が貫通して設けられ、各前記収容孔容に係止部材が設けられる本体と、
軸方向において前記本体に嵌設され、内側壁に凹部と前記凹部に対して突出する凸部とが設けられ、前記本体に対して第1位置と第2位置にスライド可能である外側スリーブと、を含み、
前記外側スリーブが前記第1位置にある場合、前記凸部は前記係止部材を押して前記収容溝内に入り込み、前記多角形ボールジョイントを前記収容溝内に当接させ、前記外側スリーブが前記第2位置にある場合、前記凹部は前記係止部材に対応し、前記係止部材は前記収容溝内に入り込まないように前記凹部まで移動可能であり、前記多角形ボールジョイントは前記係止部材により当接されず、前記収容溝から離脱する駆動ヘッド交換可能な工具セット。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
各前記係止凸部は、収容溝の底部から離れた一端に傾斜面が設けられ、前記収容溝は溝底に近い箇所に環状溝が径方向に周設されており、
対向する大径端と小径端とを有し、前記大径端が前記環状溝に当接し、前記小径端が常に前記多角形ボールジョイントに弾性的に当接することで、前記多角形ボールジョイントが外へ弾性的に当接する傾向を有するようになる円錐ばねをさらに含む請求項1に記載の駆動ヘッド交換可能な工具セット。
【請求項3】
前記収容溝の内側壁においては、溝開口に近い箇所に第1凹状段差が周設されており、前記第1凹状段差は前記傾斜面に隣接する請求項2に記載の駆動ヘッド交換可能な工具セット。
【請求項4】
前記本体の外周壁には、大径部、小径部及びストッパが設けられ、前記外側スリーブの内周壁には、内フランジが径方向に周設され、前記内フランジは前記大径部と前記ストッパとの間にスライド可能に規制されており、
前記小径部には復帰ばねが嵌設されて、前記大径部の端面と前記内フランジとの間に弾性的に当接され、前記外側スリーブが常に前記第1位置へ弾性的に当接するようにする請求項1に記載の駆動ヘッド交換可能な工具セット。
【請求項5】
前記内フランジの前記復帰ばねから離れた側に第2凹状段差がさらに設けられ、前記外側スリーブが前記第1位置にある場合、前記ストッパは第2凹状段差に収容される請求項4に記載の駆動ヘッド交換可能な工具セット。
【請求項6】
前記外側スリーブの内周壁においては、前記内フランジから離れた一端に平坦部が設けられ、前記外側スリーブが前記第1位置にある場合、前記本体の大径部は前記平坦部から突出し、前記外側スリーブが前記第2位置にある場合、前記本体の大径部は前記平坦部から突出していない請求項4に記載の駆動ヘッド交換可能な工具セット。
【請求項7】
前記収容孔は前記大径部を貫通して設けられる請求項4に記載の駆動ヘッド交換可能な工具セット。
【請求項8】
前記多角形ボールジョイントは、接続される作動部と多角形ボールと、を含み、前記多角形ボールの前記作動部から離れた一端に円形先端が設けられ、前記小径端は前記円形先端に当接し、前記円形先端の周縁に、放射状に配列される複数の弧形面取り部が接続され、前記小径端は前記弧形面取り部に接触していない請求項2に記載の駆動ヘッド交換可能な工具セット。
【請求項9】
前記本体はまた延長棒を含み、前記延長棒は前記収容溝と前記取付部との間に接続される請求項1に記載の駆動ヘッド交換可能な工具セット。
【請求項10】
前記本体の外周壁には、大径部、小径部及びストッパが設けられ、前記外側スリーブの内周壁には、内フランジが径方向に周設され、前記内フランジは前記大径部と前記ストッパとの間にスライド可能に規制されており、前記小径部には復帰ばねが嵌設されて、前記大径部の端面と前記内フランジとの間に弾性的に当接され、前記外側スリーブが常に前記第1位置へ弾性的に当接するようにし、
前記内フランジの前記復帰ばねから離れた一側に第2凹状段差がさらに設けられ、前記外側スリーブが前記第1位置にある場合、前記ストッパは第2凹状段差に収容され、
前記外側スリーブの内周壁においては、前記内フランジから離れた一端に平坦部が設けられ、前記外側スリーブが前記第1位置にある場合、前記本体の大径部は前記平坦部から突出し、前記外側スリーブが前記第2位置にある場合、前記本体の大径部は前記平坦部から突出しておらず、前記収容孔は前記大径部を貫通して設けられ、
前記多角形ボールジョイントは、接続される作動部と多角形ボールと、を含み、前記多角形ボールの前記作動部から離れた一端に円形先端が設けられ、前記小径端は前記円形先端に当接し、前記円形先端の周縁に、放射状に配列される複数の弧形面取り部が接続され、前記小径端は前記弧形面取り部に接触しておらず、
前記平坦部は前記凸部と厚さが等しく、
前記取付部は回転工具に組付けられ、前記ストッパはC字形のファスナーである請求項3に記載の駆動ヘッド交換可能な工具セット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は駆動ヘッド交換可能な工具セットに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ユニバーサルジョイントは多角度回転に利用可能な手動工具であり、ボールソケットと駆動ロッドと、を含む。駆動ロッドの一端にはボールが設けられ、前記ボールは前記ボールソケットに相対回転不能に摺動し、前記駆動ロッドは前記ボールソケットに対してスライド可能に設けられている。前記駆動ロッドは前記ボールソケットに対して外へ引かれて揺動位置に至ると、前記ボールソケットに対して揺動可能であり、これにより、回転工具と駆動ヘッドが角度をなすロック作業が行われ、狭い作業架環境での操作が容易になる。
しかし、様々な規格の駆動対象部材に対する作業が必要とされる場合に駆動ヘッドを交換しなければならず、しかも、駆動ヘッドのみを交換することができず、工具全体を交換する必要があり、多くの工具セットを購入する必要があるだけでなく、作業に時間や手前がかかり、改善しなければならない欠点がある。
【0003】
本発明は上記の問題を解決するために、新規で進歩性のある駆動ヘッド交換可能な工具セットを提供するものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の主な目的は、駆動ヘッドを安定的に取り付けることができ、また、駆動ヘッドを効率よく取り外して交換することもできる駆動ヘッド交換可能な工具セットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成させるために、本発明は、本体と、外側スリーブとを含む駆動ヘッド交換可能な工具セットを提供する。前記本体は、接続される収容溝と取付部とを有し、前記収容溝には周方向に千鳥状に配列されている複数の係止凹部及び複数の係止凸部が設けられ、前記収容溝には多角形ボールジョイントが挿着され、また径方向に少なくとも1つの収容孔が貫通して設けられ、各前記収容孔容に係止部材が設けられる。
前記外側スリーブは軸方向において前記本体に嵌設され、内側壁に凹部と前記凹部に対して突出する凸部とが設けられ、前記本体に対して第1位置と第2位置にスライド可能である。
前記外側スリーブが前記第1位置にある場合、前記凸部は前記係止部材を押して前記収容溝内に入り込み、前記多角形ボールジョイントを前記収容溝に当接させ、前記外側スリーブが前記第2位置にある場合、前記凹部は前記係止部材に対応し、前記係止部材は前記収容溝内に入り込まないように前記凹部まで移動可能であり、前記多角形ボールジョイントは前記係止部材により当接されず、前記収容溝から離脱する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の第1好適な実施例の斜視図である。
本発明の第1好適な実施例の分解図である。
本発明の第1好適な実施例の多角形ボールジョイントの斜視図である。
本発明の第1好適な実施例の操作の断面図である。
本発明の第1好適な実施例の操作の断面図である。
本発明の第2好適な実施例の斜視図である。
本発明の第3好適な実施例の斜視図である。
本発明の第4好適な実施例の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施例にて本発明の可能な実施形態を説明するが、本発明の特許範囲を制限するものではない。
【0008】
図1~5を参照しながら、本発明の好適な第1実施例について説明する。
本発明の駆動ヘッド交換可能な工具セットは本体1と、外側スリーブ3と、を含む。
【0009】
該本体1は、接続される収容溝11と、取付部12と、を含む。
該収容溝11には周方向に千鳥状に配列されている複数の係止凹部111及び複数の係止凸部112が設けられている。該収容溝11には多角形ボールジョイント5が挿着され、径方向に少なくとも1つの収容孔13が貫通して設けられ、各該収容孔13に係止部材131が設けられる。
該取付部12は回転工具に取り付けるために使用される。
【0010】
本実施例では、円錐ばね2をさらに含む。該収容溝11は溝底に近い箇所に環状溝14が径方向に周設されている。該円錐ばね2は、対向する大径端21と小径端22とを有し、該大径端21が該環状溝14に当接し、該小径端22が常に該多角形ボールジョイント5に弾性的に当接することで、該多角形ボールジョイント5が外へ弾性的に当接する傾向を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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