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公開番号2024083407
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-21
出願番号2024058603,2021561220
出願日2024-04-01,2020-10-21
発明の名称映像作成方法
出願人富士フイルム株式会社
代理人個人,個人
主分類H04N 23/60 20230101AFI20240614BHJP(電気通信技術)
要約【課題】撮影映像の一部を抽出して得られる映像を、その抽出領域の位置を変えたときにも良好な画質とすることが可能な映像作成方法を提供する。
【解決手段】映像作成方法が、第1映像の撮影領域の中に複数の領域を設定する設定工程と、選択領域を複数の領域の中から選択する選択工程と、選択領域を複数の領域の中から再選択して選択領域を切り替える切り替え工程と、切り替え工程が実施されてから第1期間が経過するまでの間に第1期間における選択領域の映像を記録する第1記録工程と、第1期間以外の第2期間における選択領域の映像を記録する第2記録工程と、選択領域の露光量、ホワイトバランス及び撮影レンズのフォーカスの少なくとも一つの条件を第1期間及び第2期間にて調整する調整工程と、を有する。第1期間にて実施される調整工程では、第2期間にて実施される調整工程よりも、条件の調整速度がより速い。
【選択図】図16
特許請求の範囲【請求項1】
撮影レンズ及び撮像素子を備える撮影装置によって撮影した映像に基づき、映像ファイルを作成する映像作成方法であって、
プロセッサが、第1画角である第1映像の撮影領域の中に、前記第1画角よりも小さい第2画角である複数の領域を設定する設定工程と、
前記プロセッサが、記録される映像の撮影領域としての選択領域を、前記複数の領域の中から選択する選択工程と、
前記プロセッサが、前記選択工程の後に、前記選択領域を前記複数の領域の中から再選択して前記選択領域を切り替える切り替え工程と、
前記プロセッサが、前記切り替え工程が実施されてから第1期間が経過するまでの間に実施され、前記第1期間における前記選択領域の映像を記録する第1記録工程と、
前記プロセッサが、前記第1期間以外の第2期間に実施され、前記第2期間における前記選択領域の映像を記録する第2記録工程と、
前記プロセッサが、前記第1期間及び前記第2期間のそれぞれにおいて、前記選択領域の露光量、前記選択領域の映像のホワイトバランス、及び、前記撮影レンズのフォーカスのうち、少なくとも一つの条件を調整する調整工程と、を有し、
前記第1期間において実施される前記調整工程では、前記第2期間において実施される前記調整工程よりも、前記条件の調整速度がより速い映像作成方法。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記調整工程では、前記撮影レンズへの入射光に対する絞り量を変更する絞り駆動部を駆動させて前記露光量を調整し、
前記第1期間において実施される前記調整工程では、前記第2期間において実施される前記調整工程よりも、前記絞り駆動部の駆動速度が速い、請求項1に記載の映像作成方法。
【請求項3】
前記調整工程では、前記撮影レンズのフォーカス用光学部品を移動させて前記フォーカスを調整し、
前記第1期間において実施される前記調整工程では、前記第2期間において実施される前記調整工程よりも、前記フォーカス用光学部品の移動速度がより速い、請求項1又は2に記載の映像作成方法。
【請求項4】
前記プロセッサが、前記複数の領域に含まれる第1領域及び第2領域のうち、前記第1領域よりも適正露光量が小さい前記第2領域を基準領域として指定する指定工程と、
前記プロセッサが、前記基準領域の前記適正露光量に基づいて、前記第1映像を撮影する際の露光時間及び前記撮影レンズへの入射光に対する絞り量のうち、少なくとも一つの撮影条件を決定する条件決定工程と、を備える、請求項1に記載の映像作成方法。
【請求項5】
前記プロセッサが、前記切り替え工程前の前記選択領域の映像と、前記切り替え工程後の前記選択領域の映像とをそれぞれ記録して前記映像ファイルを作成する作成工程を備える、請求項4に記載の映像作成方法。
【請求項6】
前記作成工程では、前記切り替え工程前の前記選択領域の映像と、前記切り替え工程後の前記選択領域の映像とを結合して前記映像ファイルとしての動画ファイルを作成する、請求項5に記載の映像作成方法。
【請求項7】
前記切り替え工程が実施された場合には前記指定工程が実施され、
前記指定工程が実施される度に前記条件決定工程が実施される、請求項5又は6に記載の映像作成方法。
【請求項8】
前記第1領域が前記選択領域として選択された場合に、前記プロセッサが、前記撮像素子が備える複数の画素のうち、前記第1領域と対応する前記画素の感度を、前記第1領域の前記適正露光量、及び前記条件決定工程にて決定された前記撮影条件に基づいて決定する感度決定工程をさらに備える、請求項5乃至7のいずれか一項に記載の映像作成方法。
【請求項9】
前記感度決定工程では、前記第1領域と対応する前記画素の感度を、前記基準領域である前記第2領域と対応する前記画素の感度よりも高くなるように決定する、請求項8に記載の映像作成方法。
【請求項10】
前記プロセッサが、前記撮影条件を経時的に変化させることで、前記第1映像を撮影する際の露光量を経時的に調整する調整実行工程をさらに備え、
前記条件決定工程は、
前記基準領域の前記適正露光量に基づいて、前記撮影条件を決定する第1決定工程と、
前記選択領域の前記適正露光量に基づいて、前記調整実行工程における前記露光量の調整量を決定する第2決定工程と、を含み、
前記調整実行工程は、前記第1決定工程で決められた前記撮影条件と、前記第2決定工程で決められた前記調整量に基づいて実施される、請求項5乃至9のいずれか一項に記載の映像作成方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の一実施形態は、撮影装置を用いて映像を撮影して映像ファイルを作成する映像作成方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
あるシーンにて複数の被写体の各々の映像を取得する場合に、そのシーンの映像を1台の撮影装置によって撮影し、その撮影映像の中から各被写体の映像を抽出することがある。このような技術の一例としては特許文献1~3に記載の技術が挙げられる。
【0003】
特許文献1では、1台のカメラにより撮像された元画像の一部を切り出して切り出し画像を生成し、その切り出し位置を制御して、被写体の位置が変わるように切り出し画像を出力する技術が開示されている。
【0004】
特許文献2では、1台のカメラで撮影した高解像な広角映像に基づいて複数の対象物を検出し、検出された各対象物の映像を広角映像から切り出し、複数の対象物の映像をモニタに並列表示する技術が開示されている。
【0005】
特許文献3では、1台の撮影装置によって撮像された映像の中から複数の任意のエリアを指定し、指定された複数の任意のエリアに対応した映像を切り出して出力する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平11-220653号公報
特開2004-194309号公報
特開2014-42357号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
映像の一部を抽出する場合、抽出映像の画質は、撮影時の露光量、ホワイトバランス及びレンズフォーカス(ピント)等の条件に応じて決まる。これらの条件が適正な値に設定されると、抽出映像が良好な画質となる。
【0008】
一方、抽出映像に対する適正な条件は、元の映像における抽出領域の位置に応じて決まる。このことを考慮して、抽出領域の位置が変わる場合にも抽出映像について良好な画質を確保することが求められている。
しかし、特許文献1~3に記載の技術は、露光量、ホワイトバランス及びレンズフォーカス等の条件を抽出映像の位置に応じて適正化するものではない。そのため、これらの文献に記載された技術を用いたとしても、抽出映像の画質、特に抽出領域の位置が変わったときの画質が適切に確保されない虞がある。
【0009】
本発明の一実施形態は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、撮影映像の一部を抽出して得られる映像を、抽出領域の位置を変えたときにも良好な画質とすることが可能な映像作成方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するために、本発明の一実施形態の映像作成方法は、撮影レンズ及び撮像素子を備える撮影装置によって撮影した映像に基づき、映像ファイルを作成する映像作成方法であって、第1画角である第1映像の撮影領域の中に、第1画角よりも小さい第2画角である複数の領域を設定する設定工程と、複数の領域に含まれる第1領域及び第2領域のうち、第1領域よりも適正露光量が小さい第2領域を基準領域として指定する指定工程と、基準領域の適正露光量に基づいて、第1映像を撮影する際の露光時間及び撮影レンズへの入射光に対する絞り量のうち、少なくとも一つの条件を決定する条件決定工程と、を備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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