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公開番号2024083330
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2024040207,2022197106
出願日2024-03-14,2022-12-09
発明の名称電気自動車
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類B60L 15/20 20060101AFI20240613BHJP(車両一般)
要約【課題】制御モードの切り替えによってMT車両のような運転と通常の電気自動車としての運転の両方を楽しむことを可能にしつつ、車両を起動したときの制御モードが定まっていないことによる煩わしさを無くした電気自動車を提供する。
【解決手段】電気自動車はモード選択装置と制御装置を備える。モード選択装置は、運転者のモード選択操作に従いEVモードとMTモードのいずれか一方を選択する。制御装置は、EVモードで電気モータを制御する場合は、シフターの操作ポジションによらずにアクセルペダルの操作に応じて電気モータの出力を変化させ、MTモードで電気モータを制御する場合は、アクセルペダルの操作に対する電気モータの出力特性をシフターの操作ポジションに応じて変化させる。モード選択装置は、電気自動車の起動時、EVモードを自動で選択し、運転者によるMTモードの選択操作を受けて制御モードをEVモードからMTモードへ切り替える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
電気モータを走行用の動力装置として用いる電気自動車であって、
アクセルペダルと、
シフターと、
運転者のモード選択操作に従い前記電気モータの制御モードとして第1モードと第2モードのいずれか一方を選択するモード選択装置と、
前記モード選択装置で選択された前記制御モードに従い前記電気モータを制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記第1モードで前記電気モータを制御する場合は、前記シフターの操作ポジションによらずに前記アクセルペダルの操作に応じて前記電気モータの出力を変化させ、
前記第2モードで前記電気モータを制御する場合は、前記アクセルペダルの操作に対する前記電気モータの出力特性を前記シフターの操作ポジションに応じて変化させる、ように構成され、
前記モード選択装置は、
前記電気自動車の起動時、前記第1モードを自動で選択し、
前記運転者による前記第2モードの選択操作を受けて前記制御モードを前記第1モードから前記第2モードへ切り替える、ように構成されている
ことを特徴とする電気自動車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電気モータを走行用の動力装置として用いる電気自動車に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特開2021-118569号公報には、マニュアルトランスミッションと内燃機関とを備える車両(以下、MT車両という)のようなトルク特性を、電気自動車のモータトルクを制御して模擬する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-118569号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
MT車両のようなトルク特性が得られる制御モードと、通常の電気自動車のトルク特性を有する制御モードとを切り替え可能にすることで、運転者は、MT車両のような運転と通常の電気自動車としての運転の両方を選択的に楽しむことができる。しかし、その一方で、車両を起動したときの制御モードが毎回異なっている場合、運転者は制御モードの違いによる車両の操作の違いに対応しなければならないために煩わしさを覚えてしまう。
【0005】
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本開示の1つの目的は、電気モータを走行用の動力装置として用いる電気自動車において、制御モードの切り替えによってMT車両のような運転と通常の電気自動車としての運転の両方を選択的に楽しむことを可能にしつつ、車両を起動したときの制御モードが定まっていないことによる煩わしさを無くすことにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は上記目的を達成するための電気自動車を提供する。本開示の電気自動車は、アクセルペダルと、シフターと、モード選択装置と、制御装置とを備える。モード選択装置は、運転者のモード選択操作に従い電気モータの制御モードとして第1モードと第2モードのいずれか一方を選択する装置である。制御装置は、モード選択装置で選択された制御モードに従い電気モータを制御する装置である。制御装置は、第1モードで電気モータを制御する場合は、シフターの操作ポジションによらずにアクセルペダルの操作に応じて電気モータの出力を変化させ、第2モードで電気モータを制御する場合は、アクセルペダルの操作に対する電気モータの出力特性をシフターの操作ポジションに応じて変化させるように構成されている。モード選択装置は、電気自動車の起動時、第1モードと第2モードのうちの特定の制御モードを自動で選択するように構成されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示の電気自動車によれば、運転者に対し、第1モードの選択による通常の電気自動車としての運転と、第2モードの選択によるMT車両のような運転の両方を選択的に楽しませつつ、車両の起動時に制御モードが定まっていないことによる煩わしさを運転者に覚えさせることがない。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施形態に係る電気自動車の構成を模式的に示す図である。
図1に示す電気自動車の制御システムの構成を示すブロック図である。
図1に示す電気自動車の制御装置の機能を示すブロック図である。
モード選択装置によるモード切替処理の手順を示すフローチャートである。
図3に示す制御装置が備えるMT車両モデルの一例を示すブロック図である。
図5に示すMT車両モデルを構成するエンジンモデル、クラッチモデル、及びトランスミッションモデルの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
1.電気自動車の構成
図1は、本実施の形態に係る電気自動車10の動力系の構成を模式的に示す図である。図1に示すように、電気自動車10は、動力源として電気モータ2を備えている。電気モータ2は、例えばブラシレスDCモータや三相交流同期モータである。電気モータ2には、その回転速度を検出するための回転速度センサ40が設けられている。電気モータ2の出力軸3は、ギア機構4を介してプロペラシャフト5の一端に接続されている。プロペラシャフト5の他端は、デファレンシャルギア6を介して、車両前方のドライブシャフト7に接続されている。
【0010】
電気自動車10は、前車輪である駆動輪8と、後車輪である従動輪12とを備えている。駆動輪8は、ドライブシャフト7の両端にそれぞれ設けられている。各車輪8,12には、車輪速センサ30が設けられている。図1では、代表して右後輪の車輪速センサ30のみが描かれている。車輪速センサ30は、電気自動車10の車速を検出するための車速センサとしても用いられる。車輪速センサ30は、コントローラエリアネットワーク(CAN)などの車載ネットワークによって後述する制御装置50に接続されている。
(【0011】以降は省略されています)

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