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公開番号2024081087
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-17
出願番号2022194545
出願日2022-12-05
発明の名称アクスルシャフト支持構造
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人
主分類B60B 35/16 20060101AFI20240610BHJP(車両一般)
要約【課題】リテーナとアクスルエンドとの間に水等が溜まることを抑制可能であると共に、リテーナ周辺に錆が発生することを抑制可能なアクスルシャフト支持構造を提供する。
【解決手段】アクスルシャフト支持構造1は、アクスルシャフト10の端部側におけるアクスルエンド20の外側面側に形成され、アクスルシャフトの径方向外側に向けて延びるように形成された排出路25と、アクスルエンドの外側面に固定されるリテーナ30とを備える。リテーナは、アクスルシャフトの挿通孔31と、挿通孔の径方向外側に形成され、車幅方向外側に向けて凹む凹部33とを備える。排出路は、アクスルシャフトの径方向外側に向けて開口すると共に、リテーナの外部に通じており、凹部の少なくとも1つは、リテーナがアクスルエンドに固定された状態において、排出路と連通している。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
アクスルシャフトの端部側に設けられたアクスルエンドの外側面側に形成され、前記アクスルシャフトの径方向外側に向けて延びるように形成された排出路と、
板状に形成され、前記アクスルエンドの外側面に固定されるリテーナと、
を備え、
前記リテーナは、
前記アクスルシャフトを挿通するための挿通孔と、
前記挿通孔の径方向外側に形成され、車幅方向外側に向けて凹む少なくとも1つの凹部と、
を備え、
前記排出路は、前記アクスルシャフトの径方向外側に向けて開口すると共に、前記リテーナの外部に通じており、
前記凹部の少なくとも1つは、前記リテーナが前記アクスルエンドに固定された状態において、前記排出路と連通していること、
を特徴とするアクスルシャフト支持構造。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記リテーナは、前記挿通孔の径方向外側に形成され、前記凹部から外れた位置に配される少なくとも1つの位置決め部を備えていること、を特徴とする請求項1に記載のアクスルシャフト支持構造。
【請求項3】
前記凹部が、先細り形状に形成された先端部を有しており、
前記先端部が、前記排出路に連通していること、を特徴とする請求項1又は2に記載のアクスルシャフト支持構造。
【請求項4】
前記凹部の少なくとも1つは、
前記挿通孔に対して後方下方側に配されると共に、
前記先端部に向けて傾斜する第1傾斜面と、
前記先端部に向けて傾斜すると共に、前記第1傾斜面と交差する方向に傾斜する第2傾斜面と、
を有しており、
前記第1傾斜面は、車両後方側に向けて下り傾斜すると共に、前記第2傾斜面よりも緩やかな第1傾斜角度で形成されており、
前記第2傾斜面は、前記第1傾斜角度よりも大きな第2傾斜角度で車両後方側に向けて下り傾斜するように形成されていること、を特徴とする請求項3に記載のアクスルシャフト支持構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両におけるアクスルシャフト(車軸)の支持構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、リジット式サスペンション等には、アクスルシャフト(車軸とも称する)が用いられている。アクスルシャフトの端部側には、アクスルエンドが設けられており、当該アクスルエンドに、ハブベアリング等の抜け止めとしてのアウターリテーナ(単にリテーナとも称する)が設けられている(例えば、特許文献1)。また、リテーナの車幅方向外側には、ブレーキドラム等のブレーキ装置が装着されている。前記ブレーキ装置は、バックプレートやリテーナ等を介して、アクスルエンドに装着される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-56489号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した特許文献1に記載のリテーナは、中央に設けられた挿通孔にアクスルシャフトが挿通されており、当該挿通孔とアクスルシャフトの外周との間には、一定の隙間が形成されている。そのため、車両が雨天時等に走行する場合は、水等が、リテーナの内部方向に侵入することがあった。また、ハブベアリング等のオイルが、リテーナとアクスルエンドとの間に流出し、当該オイルがリテーナの内部側に溜まることがあった。このように、リテーナの内部側に水等が溜まると、錆が発生し、アクスルシャフトやブレーキ装置の耐久性が下がる懸念があった。
【0005】
そこで、本発明は、リテーナとアクスルエンドとの間に水等が溜まることを抑制可能であると共に、リテーナ周辺に錆が発生することを抑制可能なアクスルシャフト支持構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)上述した課題を解決すべく提供される本発明のアクスルシャフト支持構造は、アクスルシャフトの端部側に設けられたアクスルエンドの外側面側に形成され、前記アクスルシャフトの径方向外側に向けて延びるように形成された排出路と、板状に形成され、前記アクスルエンドの外側面に固定されるリテーナと、を備え、前記リテーナは、前記アクスルシャフトを挿通するための挿通孔と、前記挿通孔の径方向外側に形成され、車幅方向外側に向けて凹む少なくとも1つの凹部と、を備え、前記排出路は、前記アクスルシャフトの径方向外側に向けて開口すると共に、前記リテーナの外部に通じており、前記凹部の少なくとも1つは、前記リテーナが前記アクスルエンドに固定された状態において、前記排出路と連通していること、を特徴とするものである。
【0007】
上述したアクスルシャフト支持構造は、リテーナが車幅方向外側に向けて凹む少なくとも1つの凹部を備えており、前記凹部がリテーナの外部に通ずる排出路に連通している。したがって、上述したアクスルシャフト支持構造は、リテーナの内部に侵入した水やオイル等を、排出路を通じてリテーナの外部に排出することができる。これにより、上述したアクスルシャフト支持構造は、リテーナの内部側に水やオイル等が溜まることを抑制できるので、リテーナ等に錆が発生することを抑制できる。
【0008】
また、上述したアクスルシャフト支持構造は、車幅方向外側に向けて凹む凹部を有するので、リテーナ取り付け方向(例えば、上下方向、左右方向)の基準とすることができる。また、上述したアクスルシャフト支持構造は、リテーナ内側に侵入した水等を凹部で収集した上で、排出路に排出することができる。これにより、上述したアクスルシャフト支持構造は、リテーナの内部に侵入する水やオイル等を効率的に排出路に排出することができる。
【0009】
ここで、凹部の形状は、例えば、三角形状や円形状など各種の形状に形成できる。また、排出路の形状や形成方向は、凹部の形状や配置に応じて、各種の形状や形成方向に形成することができる。また、排出路は、溝や孔など各種の形状で形成することができる。
【0010】
(2)上述した本発明のアクスルシャフト支持構造は、前記凹部が、前記挿通孔を介して対称となるように一対形成されていること、を特徴とするとよい。
(【0011】以降は省略されています)

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