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公開番号2024080705
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-14
出願番号2022193863
出願日2022-12-04
発明の名称エレベータ
出願人フジテック株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B66B 1/14 20060101AFI20240607BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】利用者の利便性を確保しつつ利用者の意図しない乗りかごに関する非接触操作が受け付けられてしまうのを抑制できるエレベータを提供する。
【解決手段】エレベータ10(図1参照)は、乗りかご20(図1参照)の行先階を決定する操作を非接触で行うセンサ部P,Qを有し、センサ部P,Qの周辺領域における物体の有無を検知する物体検知センサ36と、センサ部P,Qを介して行われる操作に基づいて乗りかご20の運転を制御する制御装置15(図1参照)とを備え、制御装置15は、物体検知センサ36が物体を検知している場合にはセンサ部P,Qを介して行われる操作を受け付けないように構成される。
【選択図】図3


特許請求の範囲【請求項1】
エレベータ用乗りかごに関する操作を非接触で操作可能に構成された非接触式操作部を有するエレベータであって、
前記非接触式操作部の周辺領域における物体の有無を検知する物体検知部と、
前記非接触式操作部を介して行われる前記操作に基づいて前記乗りかごの運転を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記物体検知部が物体を検知している場合には前記非接触式操作部を介して行われる前記操作を受け付けないように構成される、
エレベータ。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
エレベータ用乗りかごに関する操作を非接触で操作可能に構成された非接触式操作部を複数有するエレベータであって、
前記非接触式操作部の周辺領域における物体の有無を検知する物体検知部と、
複数の前記非接触式操作部を介して行われる前記操作に基づいて前記乗りかごの運転を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記物体検知部が物体を検知している場合には複数の前記非接触式操作部を介して行われる前記操作の受け付けを制限するように構成される、
エレベータ。
【請求項3】
前記制御部は、前記操作の受け付けを制限しているときは複数の前記非接触式操作部のうちいずれか1つを介して前記操作が行われても前記操作を受け付けないように設定される、
請求項2に記載のエレベータ。
【請求項4】
前記制御部は、前記操作の受け付けを制限しているときに前記非接触式操作部を介して前記操作が予め設定された回数行われることにより前記操作の受け付けの制限を解除するように設定される、
請求項2または3に記載のエレベータ。
【請求項5】
前記物体検知部が物体を検知していることを報知するための報知部を備え、
前記制御部は、前記物体検知部による物体の検知が所定時間以上継続した場合に前記報知部に報知を実行させる、
請求項1または2に記載のエレベータ。
【請求項6】
前記制御部は、前記物体検知部が物体を検知している状態から前記物体検知部が物体を検知していない状態に変化しても予め設定された受付不可時間が経過するまでは前記非接触式操作部を介して行われる前記操作を受け付けない、
請求項1に記載のエレベータ。
【請求項7】
前記制御部は、前記物体検知部が物体を検知している状態から前記物体検知部が物体を検知していない状態に変化しても予め設定された受付制限時間が経過するまでは前記非接触式操作部を介して行われる前記操作の受け付けを制限する、
請求項2に記載のエレベータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベータに関し、特に、エレベータの非接触式操作に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
エレベータのかご内や乗場には、かご操作盤や乗場操作盤が設置される。かご操作盤や乗場操作盤には、行先階の数字などを表示した行先階釦や上下釦が設けられている。乗客は、例えば、行先階釦を操作することで、昇降路を移動するかごの行先階を登録する。この行先階釦には、押し釦やタッチパネルのグラフィカルユーザインタフェース(GUI)といった接触式のものが広く採用されている。
【0003】
また、近年では、公共施設等に設置されるエレベータにおいて、衛生面への配慮から、かごの行先階登録の操作を非接触で行うことが可能な非接触式のかご操作盤も導入されつつある。この種のかご操作盤では、乗客による行先階登録の操作を、距離センサや光電センサによって非接触で検出することとしている。
【0004】
ところで、非接触でかごの行先階の登録操作を行う場合には、例えば、乗客の荷物などがセンサの検知エリアを偶発的に遮ることによって検知され、行先階が過誤登録されてしまうという問題がある。
【0005】
特許文献1には、行先階を決定する非接触式のセンサが操作を検出したときに、同センサの隣接位置に配置された他の行先階を決定する非接触式センサも同時に操作を検出している場合には行先階登録を受け付けないものとすることで乗客が意図していない検知による過誤登録を防ぐようにしたエレベータが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-142686号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記特許文献1に記載のエレベータの構成では、互いに隣接する非接触式センサが同時に操作を検知した場合に行先階の登録を行うことができないこととなる。従って、上記検知が異なる乗客によって各々行われたものである場合などには、それぞれ乗客の意図に基づいた操作であるにも拘わらず乗客の意図に反して操作が受け付けられないという状況が発生し得る。このため、利用者の利便性を確保するという点で問題がある。
【0008】
本発明は、利用者の利便性を確保しつつ利用者の意図しない乗りかごに関する非接触操作が受け付けられてしまうのを抑制できるエレベータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様に係るエレベータは、エレベータ用乗りかごに関する操作を非接触で操作可能に構成された非接触式操作部を有するエレベータであって、非接触式操作部の周辺領域における物体の有無を検知する物体検知部と、非接触式操作部を介して行われる操作に基づいて乗りかごの運転を制御する制御部と、を備え、制御部は、物体検知部が物体を検知している場合には非接触式操作部を介して行われる操作を受け付けないように構成するものである。
【0010】
本発明の別態様に係るエレベータは、エレベータ用乗りかごに関する操作を非接触で操作可能に構成された非接触式操作部を複数有するエレベータであって、非接触式操作部の周辺領域における物体の有無を検知する物体検知部と、複数の非接触式操作部を介して行われる操作に基づいて乗りかごの運転を制御する制御部と、を備え、制御部は、物体検知部が物体を検知している場合には複数の非接触式操作部を介して行われる操作の受け付けを制限するように構成されるものである。
(【0011】以降は省略されています)

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