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公開番号2024080376
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022193514
出願日2022-12-02
発明の名称経編地および繊維製品
出願人帝人フロンティア株式会社
代理人個人
主分類D04B 21/00 20060101AFI20240606BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】ソフト風合い、適度なストレッチ、かつサッカー調外観にも優れた経編地、および該経編地を用いてなる繊維製品を提供する。
【解決手段】凹凸部と平坦部を交互に有する経編地であって、デンビー編またはコード編と、鎖編とがヨコ方向に交互に編成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ヨコ方向に凹凸部と平坦部を交互に有する経編地であって、前記凹凸部がデンビー編またはコード編を有し、かつ前記平坦部が鎖編を有することを特徴とする経編地。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記凹凸部と平坦部が、それぞれ2ウエール以上からなる、請求項1に記載の経編地。
【請求項3】
前記凹凸部のループが前記平坦部のループよりも大きい、請求項1に記載の経編地。
【請求項4】
前記凹凸部および平坦部のうち少なくとも一方に、開き目組織および閉じ目組織が交互に編成されている、請求項1に記載の経編地。
【請求項5】
経編地が、ポリエステル繊維またはポリアミド繊維で構成されている、請求項1に記載の経編地。
【請求項6】
前記ポリエステル繊維が、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、またはポリブチレンテレフタレートからなる、請求項5に記載の経編地。
【請求項7】
前記凹凸部の少なくとも一部が、トルクが30T/m以下の仮撚捲縮加工糸で編成されている、請求項1に記載の経編地。
【請求項8】
前記平坦部に仮撚捲縮加工糸が含まれる、請求項1に記載の経編地。
【請求項9】
請求項1~8に記載の経編地を用いてなる、アウター用衣料、ボトム用衣料、スポーツ用衣料、インナー用衣料、水着、防護衣料、寝装寝具、椅子やソファーの表皮材、カーペット、カーシート地、インテリア用品、吸音材からなる群より選択されるいずれかの繊維製品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ソフト風合い、適度なストレッチ、かつサッカー調外観にも優れた経編地、および該経編地を用いてなる繊維製品に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、経糸挿入装置を有する経編機を用いて、緯糸に収縮差のある糸を交互に配列して編成し、熱処理を施して糸に収縮差が起こることによりサッカー調外観を発現させた経編地が提案されている(特許文献1、2)。しかしながら、高収縮糸が収縮する際に経編地の平坦部の組織が緻密化するため風合いが硬くなるという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭51-007265号公報
特開昭56-037365号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は上記の背景に鑑みなされたものであり、その目的はソフト風合い、適度なストレッチ、かつサッカー調外観にも優れた経編地、および該経編地を用いてなる繊維製品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは上記の課題を達成するため鋭意検討した結果、編組織を巧みに工夫することにより、ソフト風合い、適度なストレッチ、かつサッカー調外観にも優れた経編地が得られることを見出し、さらに鋭意検討を重ねることにより本発明を完成するに至った。
かくして以下の本発明が提供される。
【0006】
1.ヨコ方向に凹凸部と平坦部を交互に有する経編地であって、前記凹凸部がデンビー編またはコード編を有し、かつ前記平坦部が鎖編を有することを特徴とする経編地。
2.前記凹凸部と平坦部が、それぞれ2ウエール以上からなる、上記1に記載の経編地。
3.前記凹凸部のループが前記平坦部のループよりも大きい、上記1または2に記載の経編地。
4.前記凹凸部および平坦部のうち少なくとも一方に、開き目組織および閉じ目組織が交互に編成されている、上記1~3のいずかに記載の経編地。
5.経編地が、ポリエステル繊維またはポリアミド繊維で構成されている、上記1~4のいずれかに記載の経編地。
6.前記ポリエステル繊維が、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートまたはポリブチレンテレフタレートからなる、上記5に記載の経編地。
7.経編地の凹凸部の少なくとも一部が、トルクが30T/m以下の仮撚捲縮加工糸で編成されている、上記1~6のいずれかに記載の経編地。
8.前記平坦部に仮撚捲縮加工糸が含まれる、上記1~7のいずれかに記載の経編地。
9.上記1~8に記載の経編地を用いてなる、アウター用衣料、ボトム用衣料、スポーツ用衣料、インナー用衣料、水着、防護衣料、寝装寝具、椅子やソファーの表皮材、カーペット、カーシート地、インテリア用品、吸音材からなる群より選択されるいずれかの繊維製品。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ソフト風合い、適度なストレッチ、かつサッカー調外観にも優れた経編地、および該経編地を用いてなる繊維製品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1で得られた編地の表面写真である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。本発明の経編地において、ヨコ方向に凹凸部と平坦部を交互に有する。その際、前記凹凸部と平坦部はストライプ状に配されていることが好ましい。前記凹凸部と平坦部はそれぞれタテ方向に連続しており、サッカー調外観を呈する。
【0010】
また、前記凹凸部がデンビー編またはコード編を有し、かつ前記平坦部が鎖編を有する。例えば、編地面において、デンビー編またはコード編が連続して編成されている箇所と鎖編が連続して編成されている箇所がヨコ方向に交互に存在すると、ループ編成方法の違いによりデンビー編またはコード編は大きなループで編成され、鎖編は小さいループで編成される。その結果、ループ密度差が生じ凹凸部(ループ大)と平坦部(ループ小)が交互に形成され、サッカー調外観を呈する。
(【0011】以降は省略されています)

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