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公開番号2024121595
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-06
出願番号2023028777
出願日2023-02-27
発明の名称レース地及びその製造方法
出願人株式会社タケダレース
代理人弁理士法人蔦田特許事務所
主分類D04B 21/12 20060101AFI20240830BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】熱融着糸を使用しているにもかかわらず触感がソフトなレース地を提供する。
【解決手段】編目を形成する地編糸10として、芯糸11と複数の被覆糸12とを有する混繊糸が使用され、芯糸11は被覆糸12よりも融点が低い熱融着糸であり、複数の被覆糸12は、芯糸11の延長方向と同方向に延長されるとともに、芯糸11の延長方向に間隔を空けながら存在する複数の交絡部13において芯糸11に絡み付き、芯糸11の一部が複数の被覆糸12の間から露出して他の糸に接着され、仕上打込が25コース/cm以上35コース/cm以下である、レース地。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
編目を形成する地編糸として、芯糸と複数の被覆糸とを有する混繊糸が使用され、
前記芯糸は前記被覆糸よりも融点が低い熱融着糸であり、
複数の前記被覆糸は、前記芯糸の延長方向と同方向に延長されるとともに、前記芯糸の延長方向に間隔を空けながら存在する複数の交絡部において前記芯糸に絡み付き、
前記芯糸の一部が複数の前記被覆糸の間から露出して他の糸に接着され、
仕上打込が25コース/cm以上35コース/cm以下である、
レース地。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
仕上打込をX、伸度をEとしたときに
TIFF
2024121595000004.tif
10
126
により求まる推定機上打込Yが10コース/cm以上16コース/cm以下である、請求項1に記載のレース地。
【請求項3】
前記地編糸のランナー長が131cm以上153cm以下である、請求項1又は2に記載のレース地。
【請求項4】
複数の被覆糸と、前記被覆糸よりも融点が低い熱融着糸である芯糸とを有する混繊糸であって、複数の前記被覆糸が、前記芯糸の延長方向と同方向に延長されるとともに、前記芯糸の延長方向に間隔を空けながら存在する複数の交絡部において前記芯糸に絡み付いた混繊糸を、編目を形成する地編糸として使用し、機上打込が10コース/cm以上16コース/cm以下の経編地の編成を行うステップと、
前記経編地に対して加熱処理を行うことにより、複数の前記被覆糸の間から露出した前記芯糸の一部を溶融させて他の糸に接着させるステップと、を含み、
前記加熱処理後の仕上打込を25コース/cm以上35コース/cm以下とする、
レース地の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はレース地及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
裁断端からのほつれを防ぐため、熱融着糸を使用してレース地を製造することが知られている。通常、レース地は編成された後に加熱処理されるが、加熱処理により熱融着糸の一部が溶融して他の糸と接着されるため、ほつれが生じにくくなる。
【0003】
熱融着糸を使用したレース地として、特許文献1に記載のレース地が知られている。このレース地においては、鎖編糸として、熱融着糸である芯糸と、芯糸より融点が高い被覆糸とからなる複合糸が使用されている。この複合糸において、被覆糸は芯糸に螺旋状に隙間なく巻き付いている。レース地の編成の際に、この複合糸が伸びて被覆糸の隙間から芯糸が露出して他の糸と接触する。その後の加熱処理により、芯糸と他の糸とが接触箇所において接着される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6488300号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、熱融着糸を使用したレース地には、構成する糸同士が溶融物で接着されているために、触感にソフトさが足りないという問題があった。
【0006】
そこで本発明は、熱融着糸を使用しているにもかかわらず触感がソフトなレース地を提供するとともに、そのようなレース地の製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は以下に示される実施形態を含む。
【0008】
[1]編目を形成する地編糸として、芯糸と複数の被覆糸とを有する混繊糸が使用され、前記芯糸は前記被覆糸よりも融点が低い熱融着糸であり、複数の前記被覆糸は、前記芯糸の延長方向と同方向に延長されるとともに、前記芯糸の延長方向に間隔を空けながら存在する複数の交絡部において前記芯糸に絡み付き、前記芯糸の一部が複数の前記被覆糸の間から露出して他の糸に接着され、仕上打込が25コース/cm以上35コース/cm以下である、レース地。
【0009】
[2]仕上打込をX、伸度をEとしたときに
【0010】
TIFF
2024121595000002.tif
10
126
(【0011】以降は省略されています)

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