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公開番号2024079947
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022192667
出願日2022-12-01
発明の名称煙検知装置、異常監視システム及び煙検知方法
出願人ホーチキ株式会社
代理人個人,個人
主分類H04N 23/76 20230101AFI20240606BHJP(電気通信技術)
要約【課題】撮像部で撮像された画像内に、煙を検知するのに不向きな部分があっても、前処理によりその部分を含めて煙の検知処理を可能とする。
【解決手段】煙検知装置10は、撮像部である監視カメラ10で撮像された監視領域の監視画像の明るさを、画像領域分割部26により所定の異なる明るさの範囲を持つ複数の明るさ領域に分け、分割領域明るさ調整部30により明るさ領域の各々に対応して明るさを調整することで、複数の異なる明るさに調整する前処理部20と、前処理部20により複数の明るさで調整された監視画像の明るさ領域の各々に対して煙の検知処理を行う煙検知処理部22と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
撮像部で撮像された監視領域の監視画像の明るさ分布が調整された画像毎に異なる分布となるように、監視画像の明るさを複数の異なる明るさに調整する前処理部と、
前記前処理部で複数の明るさに調整された2以上の所定数の監視画像に対して煙の検知処理を行う煙検知処理部と、
を備えたことを特徴とする煙検知装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1記載の煙検知装置において、
前記前処理部は、前記撮像部で撮像された監視領域の監視画像を、所定の異なる明るさの範囲を持つ複数の明るさ領域に分け、前記明るさ領域の各々に対応して明るさを調整することで、前記監視画像の明るさを複数の異なる明るさに調整し、
前記煙検知処理部は、明るさが調整された前記明るさ領域の各々に対して前記煙の検知処理を行うことを特徴とする煙検知装置。
【請求項3】
請求項2記載の煙検知装置において、
前記前処理部は、前記明るさ領域に分割する前に前記監視画像全体の明るさを調整し、当該調整後の前記監視画像の画素値に基づき、前記監視画像を複数の明るさ領域に分割することを特徴とする煙検知装置。
【請求項4】
請求項1記載の煙検知装置において、
前記前処理部は、所定の調整幅で段階的に前記撮像部の明るさ設定を増減させて前記撮像部に撮像させることで、前記監視画像の明るさを複数の異なる明るさに調整することを特徴とする煙検知装置。
【請求項5】
請求項4記載の煙検知装置において、
前記前処理部は、更に、明るさが調整された前記監視画像の各々で所定の画素値範囲の画素値を持つ領域を抽出し、
前記煙検知処理部は、明るさが調整された前記監視画像の各々の当該抽出された領域に対して前記煙の検知処理を行うことを特徴とする煙検知装置。
【請求項6】
請求項5記載の煙検知装置において、
前記前処理部は、所定のゲイン幅で段階的に前記撮像部のプリセットゲインを増減させることで明るさを調整し、
前記所定の画素値範囲の画素値幅は、前記ゲイン幅を超える幅としたことを特徴とする煙検知装置。
【請求項7】
請求項4記載の煙検知装置において、
前記前処理部は、所定の画素値範囲の画素値を持つ領域を抽出した後に、更に抽出された当該領域に対応して明るさを再調整することを特徴とする煙検知装置。
【請求項8】
請求項1乃至7何れかに記載の煙検知装置と、前記撮像部と、を備えたことを特徴とする異常監視システム。
【請求項9】
前処理部により、撮像部で撮像された前記監視領域の監視画像の明るさ分布が調整された画像毎に異なる分布となるように、監視画像の明るさを複数の異なる明るさに調整し、
煙検知処理部により、前記前処理部で複数の明るさに調整された2以上の所定数の監視画像に対して煙の検知処理を行うことを特徴とする煙検知方法。
【請求項10】
請求項9記載の煙検知方法において、
前記前処理部は、前記撮像部で撮像された監視領域の監視画像を、所定の異なる明るさの範囲を持つ複数の明るさ領域に分け、前記明るさ領域の各々に対応して明るさを調整することで、前記監視画像の明るさを複数の異なる明るさに調整し、
前記煙検知処理部は、明るさが調整された前記明るさ領域の各々に対して前記煙の検知処理を行うことを特徴とする煙検知方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像部で撮像された監視領域の監視画像から煙を検知する煙検知装置、当該煙検知装置を備えた異常監視システム及び煙検知方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、監視カメラで撮像した監視領域の監視画像に対し画像処理を施して煙を検知することで異常として火災を検出できるようにした様々な煙検知装置やその方法が提案されている。
【0003】
このような従来の煙検知装置にあっては、監視カメラで撮像した監視画像全体を画像処理して煙による特徴的な変化を検知して火災等の異常を検出できるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-057226号公報
特開2022-135734号公報
特開2022-135783号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の煙検知装置にあっては、監視カメラで撮像された画像内に極端に明るい部分や極端に暗い部分が存在し、これらの部分を背景として煙が存在した場合には煙を検知することができない場合がある。
【0006】
例えば監視カメラで撮像された画像内に、外光が差し込んでいる部分や白い壁が存在する部分等があり、これらの部分に燻焼火災等に伴う白い煙が存在しても、画像では当該部分の背景の画素値と煙の画素値が同じか近似するため、当該部分では煙を検知することができない。また、例えば監視カメラで撮像された画像内に、監視領域の灯が薄暗く極端に暗い部分等があり、これらの部分に燃焼火災等に伴う黒い煙が存在しても、画像内では当該部分の背景の画素値と煙の画素値が同じか近似するため、同様に煙を検知することができない。
【0007】
本発明は、撮像部で撮像された画像内に、煙を検知するのに不向きな部分があっても、前処理によりその部分を含めて煙の検知処理を可能とする煙検知装置、煙を含む監視対象を監視する異常監視システム及び煙検知方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(煙検知装置)
本発明は、煙検知装置であって、
撮像部で撮像された監視領域の監視画像の明るさ分布が調整された画像毎に異なる分布となるように、監視画像の明るさを複数の異なる明るさに調整する前処理部と、
前処理部で複数の明るさに調整された2以上の所定数の監視画像に対して煙の検知処理を行う煙検知処理部と、
を備えたことを特徴とする。
【0009】
(分割された明るさ領域)
前処理部は、撮像部で撮像された監視領域の監視画像を、所定の異なる明るさの範囲を持つ複数の明るさ領域に分け、明るさ領域の各々に対応して明るさを調整することで、監視画像の明るさを複数の異なる明るさに調整し、
煙検知処理部は、明るさが調整された明るさ領域の各々に対して煙の検知処理を行う。
【0010】
(明るさ領域の分割方法)
前処理部は、明るさ領域に分割する前に監視画像全体の明るさを調整し、当該調整後の監視画像の画素値に基づき、監視画像を複数の明るさ領域に分割する。
(【0011】以降は省略されています)

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