TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024079917
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022192605
出願日2022-12-01
発明の名称荷受台昇降装置
出願人極東開発工業株式会社
代理人弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類B60P 1/46 20060101AFI20240606BHJP(車両一般)
要約【課題】昇降ユニットが反転可能な荷受台昇降装置において、昇降ユニットが使用位置以外の位置にあるときに、荷受台が昇降するのを抑制できるようにする。
【解決手段】車両1の荷台2に対して荷物を積み降ろすための荷受台昇降装置10は、一対の昇降支柱12、一対の昇降支柱12に対して昇降可能な荷受台16、及び荷受台16を昇降させるための駆動手段22を有する昇降ユニット11と、昇降ユニット11を使用位置と不使用位置との間で反転させる反転機構30と、昇降ユニット11の位置に応じて検出状態と非検出状態との間で変化する検出手段70と、検出手段70の状態変化に基づいて駆動手段22の駆動可否を制御する制御部80と、を備える。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
車両の荷台に対して荷物を積み降ろすための荷受台昇降装置であって、
一対の昇降支柱と、一対の前記昇降支柱に対して水平展開された状態で昇降可能であり且つ一対の前記昇降支柱に沿って起立可能な荷受台と、水平展開された前記荷受台を前記荷台の床面と地面との間で昇降させるための駆動手段と、を有する昇降ユニットと、
前記荷受台を起立させた状態の前記昇降ユニットを、前記昇降ユニットが前記荷台の下方に張り出して前記荷受台が昇降可能となる使用位置と、前記昇降ユニットが前記荷台の床面の高さよりも上方に配置される不使用位置との間で、前記荷台に対して水平軸線回りに反転させて前記荷台上に配置させる反転機構と、
前記昇降ユニットの位置に応じて、検出状態と非検出状態との間で変化する検出手段と、
前記検出手段の状態変化に基づいて、前記駆動手段の駆動可否を制御する制御部と、を備える荷受台昇降装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記検出手段は、前記昇降ユニットが前記不使用位置に反転することで、検出状態及び非検出状態のうちの一方の第1状態に変化する第1検出部を有し、
前記制御部は、前記第1検出部が前記第1状態に変化すると、前記駆動手段の駆動を規制する、請求項1に記載の荷受台昇降装置。
【請求項3】
前記検出手段は、前記昇降ユニットが前記使用位置に反転することで、検出状態及び非検出状態のうちの一方の第2状態に変化する第2検出部を有し、
前記制御部は、前記第2検出部が前記第2状態に変化すると、前記駆動手段の駆動を許容する、請求項2に記載の荷受台昇降装置。
【請求項4】
前記第1検出部及び前記第2検出部は、単一のセンサで構成され、
前記センサは、前記昇降ユニットが前記不使用位置に反転することで、検出状態及び非検出状態のうちの一方の状態(前記第1状態)に変化し、前記昇降ユニットが前記使用位置に反転することで、検出状態及び非検出状態のうちの他方の状態(前記第2状態)に変化し、
前記制御部は、前記センサが前記一方の状態に変化すると、前記駆動手段の駆動を規制し、前記センサが前記他方の状態に変化すると、前記駆動手段の駆動を許容する、請求項3に記載の荷受台昇降装置。
【請求項5】
前記昇降支柱に対して第1揺動位置と第2揺動位置との間で自重により揺動可能に設けられ、前記昇降ユニットが前記不使用位置に反転することで前記第1揺動位置へ揺動し、前記昇降ユニットが前記使用位置に反転することで前記第2揺動位置へ揺動する揺動部をさらに備え、
前記センサは、前記昇降支柱に設けられ、前記揺動部が前記第1揺動位置へ揺動することで前記一方の状態に変化し、前記揺動部が前記第2揺動位置へ揺動することで前記他方の状態に変化する、請求項4に記載の荷受台昇降装置。
【請求項6】
前記揺動部は、
前記センサを検出状態と非検出状態との間で変化させるためのドグと、
前記ドグと一体に設けられ、前記昇降ユニットが前記使用位置にある状態で前記荷受台が上昇しているときに、前記荷受台上の荷物の一部が前記荷台側へ突出している場合に、前記一部が当接し得るセーフティバーと、を有し、
前記ドグは、前記セーフティバーに前記一部が当接することで、前記セーフティバーと共に前記第1揺動位置へ揺動する、請求項5に記載の荷受台昇降装置。
【請求項7】
前記センサは、前記昇降ユニットが前記使用位置から前記不使用位置に向けて反転した直後に、前記一方の状態に変化する、請求項4に記載の荷受台昇降装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、荷受台昇降装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
貨物自動車等に装着されて荷物の積み降ろしに利用される荷受台昇降装置として、例えば特許文献1に記載されたものがある。特許文献1の荷受台昇降装置は、垂直昇降式であり、貨物自動車の荷台の後端部に固定された左右一対の昇降支柱(アウタコラム)と、これらの昇降支柱に対して昇降可能に設けられた荷受台と、荷受台を昇降駆動させる油圧シリンダと、を備えている。油圧シリンダを伸縮作動させることで、荷受台は、水平展開された状態で、地面に接地する下降位置と、荷台の床面と同一高さになる上昇位置との間で昇降可能である。荷受台を使用しないときには、荷受台を前記上昇位置から上方回動させることで、荷受台は各昇降支柱の後面に沿って起立格納される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-048674号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記垂直昇降式の荷受台昇降装置では、荷受台を使用しないときに、一対の昇降支柱及び起立格納された荷受台は、荷台よりも下方に張り出した状態となる。この状態で貨物自動車を走行させると、昇降支柱や荷受台が損傷するおそれがある。そこで、昇降支柱等の損傷を抑制するために、昇降支柱、荷受台、及び油圧シリンダを含む昇降ユニットを、使用位置と不使用位置との間で、荷台に対して水平軸線回りに反転可能に支持することが検討されている。
【0005】
使用位置において、昇降ユニットは荷台の下方に張り出し、荷受台を昇降させることが可能となる。使用位置から不使用位置に昇降ユニットを反転させると、昇降ユニットは荷台の床面の高さよりも上方に配置される。この状態で貨物自動車を走行させることで、昇降支柱や荷受台が損傷するのを抑制することができる。しかし、昇降ユニットが使用位置以外の位置にあるときに、誤操作等により油圧シリンダを駆動させると、荷受台が昇降するおそれがある。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、昇降ユニットが反転可能な荷受台昇降装置において、昇降ユニットが使用位置以外の位置にあるときに、荷受台が昇降するのを抑制できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明は、車両の荷台に対して荷物を積み降ろすための荷受台昇降装置であって、一対の昇降支柱と、一対の前記昇降支柱に対して水平展開された状態で昇降可能であり且つ一対の前記昇降支柱に沿って起立可能な荷受台と、水平展開された前記荷受台を前記荷台の床面と地面との間で昇降させるための駆動手段と、を有する昇降ユニットと、前記荷受台を起立させた状態の前記昇降ユニットを、前記昇降ユニットが前記荷台の下方に張り出して前記荷受台が昇降可能となる使用位置と、前記昇降ユニットが前記荷台の床面の高さよりも上方に配置される不使用位置との間で、前記荷台に対して水平軸線回りに反転させて前記荷台上に配置させる反転機構と、前記昇降ユニットの位置に応じて、検出状態と非検出状態との間で変化する検出手段と、前記検出手段の状態変化に基づいて、前記駆動手段の駆動可否を制御する制御部と、を備える荷受台昇降装置である。
【0008】
本発明によれば、例えば、昇降ユニットが使用位置から不使用位置へ反転するときに、検出手段を検出状態又は非検出状態に変化させるようにし、その状態変化によって制御部は駆動手段の駆動を規制するように制御することが可能となる。このように制御部が制御することで、昇降ユニットが使用位置以外の位置にあるときに、荷受台が昇降するのを抑制することができる。
【0009】
(2)上記(1)の荷受台昇降装置において、前記検出手段は、前記昇降ユニットが前記不使用位置に反転することで、検出状態及び非検出状態のうちの一方の第1状態に変化する第1検出部を有し、前記制御部は、前記第1検出部が前記第1状態に変化すると、前記駆動手段の駆動を規制するのが好ましい。
この場合、昇降ユニットが不使用位置に反転して第1検出部が第1状態に変化すると、制御部は駆動手段の駆動を規制する。これにより、昇降ユニットが不使用位置にあるときに、荷受台が昇降するのを効果的に抑制することができる。
【0010】
(3)上記(2)の荷受台昇降装置において、前記検出手段は、前記昇降ユニットが前記使用位置に反転することで、検出状態及び非検出状態のうちの一方の第2状態に変化する第2検出部を有し、前記制御部は、前記第2検出部が前記第2状態に変化すると、前記駆動手段の駆動を許容するのが好ましい。
この場合、昇降ユニットが使用位置に反転して第2検出部が第2状態に変化すると、制御部は駆動手段の駆動を許容する。これにより、昇降ユニットを不使用位置から使用位置まで反転させると、荷受台は自動的に昇降可能な状態となるので、荷物の積み降ろし作業を迅速に行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
設置部材
1か月前
個人
骨組み型熱交換器
2か月前
個人
自動車暴走抑制装置
2か月前
個人
車内雨傘載置収納具
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
個人
キャンピングトレーラー
14日前
株式会社タイヨー産業
補助枕
1か月前
東レ株式会社
フロントグリル
2か月前
個人
全自動解除式シートベルト
4日前
株式会社豊田自動織機
電動車両
5日前
日本精機株式会社
表示システム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
25日前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
3か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
25日前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
株式会社SUBARU
車両
2か月前
株式会社SUBARU
車両
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
株式会社SUBARU
車両
2か月前
オクト産業株式会社
自動車
3か月前
井関農機株式会社
作業車両
19日前
トヨタ自動車株式会社
車両
2か月前
株式会社ニフコ
カップホルダ
1か月前
株式会社コーワ
フィルター清掃装置
11日前
個人
テーブル付きハンドルガード具
今日
個人
視認ペダル操作システム
11日前
株式会社クボタ
作業車
1か月前
新明和工業株式会社
作業車両
3か月前
株式会社クボタ
作業車
1か月前
カヤバ株式会社
シリンダ装置
2か月前
新明和工業株式会社
荷箱の天蓋装置
2か月前
株式会社クボタ
作業車両
1か月前
ダイハツ工業株式会社
搬送装置
2か月前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
13日前
続きを見る