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公開番号2024079802
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2024051660,2022504254
出願日2024-03-27,2020-07-22
発明の名称音響エコーキャンセルユニット
出願人フラウンホファー ゲセルシャフト ツール フェールデルンク ダー アンゲヴァンテン フォルシュンク エー.ファオ.
代理人個人,個人,個人
主分類H04R 3/02 20060101AFI20240604BHJP(電気通信技術)
要約【課題】本発明の目的は、音響エコーキャンセルユニットを提供することである。
【解決手段】マルチチャネルオーディオ信号を受信するように構成され、空間オーディオ成分の第1のセットを取得するためにマルチチャネルオーディオ信号を処理するように構成された第1のステージと、
空間オーディオ成分の第2のセットを取得するために空間オーディオ成分の第1のセットを処理するように構成された第2のステージと
を備えるオーディオプロセッサと、
空間オーディオ成分の第1のセット、または空間オーディオ成分の第1のセットの偏位バージョンを参照信号として使用することによってエコーキャンセルを実行するように構成されたエコーキャンセルプロセッサと
を備える音響エコーキャンセルユニット。
【選択図】図1a
特許請求の範囲【請求項1】
マルチチャネルオーディオ信号(MS)を受信するように構成され、
空間オーディオ成分の第1のセット(SC_1)を取得するために前記マルチチャネルオーディオ信号(MS)を処理するように構成された第1のステージ(32)と、
空間オーディオ成分の第2のセット(SC_2)を取得するために前記空間オーディオ成分の第1のセット(SC_1)を処理するように構成された第2のステージ(34)と
を備えるオーディオプロセッサ(31)と、
前記空間オーディオ成分の第1のセット(SC_1)、または前記空間オーディオ成分の第1のセット(SC_1)の偏位バージョンを参照信号(RS)として使用することによってエコーキャンセルを実行するように構成されたエコーキャンセルプロセッサ(42)と
を備える音響エコーキャンセルユニット。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記エコーキャンセルプロセッサ(42)が、参照信号(RS)として使用されるべき前記空間オーディオ成分の第1のセット(SC_1)の前記偏位バージョンを取得するために、前記空間オーディオ成分の第1のセット(SC_1)を処理するように構成された空間成分コンバイナ(44)を備える、請求項1に記載の音響エコーキャンセルユニット(30、30')。
【請求項3】
前記空間成分コンバイナ(44)が、1つの参照信号もしくは複数の参照信号(RS)、または1つ、2つ、もしくは3つ以上のチャネルを含む参照信号(RS)を出力するように構成された、請求項2に記載の音響エコーキャンセルユニット(30、30')。
【請求項4】
前記空間成分コンバイナ(44)が、前記参照信号(RS)として空間成分の前記第1のセット(SC_1)の1つまたは複数の線形結合を出力するために処理を実行するように、および/または前記参照信号(RS)を取得するために空間成分の前記第1のセット(SC_1)に時不変ダウンミックス行列を適用するように構成された、請求項2または3に記載の音響エコーキャンセルユニット(30、30')。
【請求項5】
前記空間成分コンバイナ(44)が、以下の式、
JPEG
2024079802000005.jpg
20
170
に基づいてその処理を実行するように構成され、R
i
が、i番目の参照信号(RS)であり、β
ki
が、重みであり、C
k
が、k番目の空間成分信号である、請求項2から4のいずれか一項に記載の音響エコーキャンセルユニット(30、30')。
【請求項6】
前記参照信号(RS)が、前記空間オーディオ成分の第1のセット(SC_1)のサブセットである、請求項1から5のいずれか一項に記載の音響エコーキャンセルユニット(30、30')。
【請求項7】
前記空間オーディオ成分の第1のセット(SC_1)の各空間成分が、前記参照信号(RS)の最大1つの信号内に含まれる、請求項1から6のいずれか一項に記載の音響エコーキャンセルユニット(30、30')。
【請求項8】
前記空間成分コンバイナ(44)が、前記空間オーディオ成分の第1のセット(SC_1)の空間オーディオ成分の数と比較したときに減少した数を有する前記参照信号(RS)の1つまたは複数の信号を出力するように構成された、請求項2から7のいずれか一項に記載の音響エコーキャンセルユニット(30、30')。
【請求項9】
前記エコーキャンセルプロセッサ(42)が、マイクロフォン(24)入力を介して受信された少なくとも1つのマイクロフォン信号に基づいて前記エコーキャンセルを実行する、請求項1から8のいずれか一項に記載の音響エコーキャンセルユニット(30、30')。
【請求項10】
前記エコーキャンセルプロセッサ(42)が、シングルもしくはマルチチャネル適応フィルタ、または前記参照信号(RS)とマイクロフォン信号との間の比較に基づいて構成可能なシングルもしくはマルチチャネル適応フィルタを使用して前記エコーキャンセルを実行するように構成された、請求項1から9のいずれか一項に記載の音響エコーキャンセルユニット(30、30')。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、音響エコーキャンセルユニットと、対応する方法とに関係する。さらなる実施形態は、コンピュータプログラムに関係する。別の実施形態は、音響エコーキャンセルユニットを備えるサウンドバーまたは別の再生デバイスを提供する。本発明の好ましい実施形態は、オーディオ信号を処理する分野、より具体的には、マルチチャネルオーディオ再生のための音響エコーキャンセル(AEC)のための手法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
音響エコーキャンセルは、幅広い用途にとって望ましい。たとえば、遠方界サウンドキャプチャおよびバージイン機能により人間マシン対話を容易にし、全二重音声通信を可能にする。AECを実行するために、典型的には、マイクロフォン信号または複数のマイクロフォン信号と、AEC参照信号、または1つ、2つ、もしくは3つ以上のチャネルを含むAEC参照信号とが使用される。一般に、文献におけるすべての方法は、図3によって示されているように、スピーカ駆動信号を参照信号として使用する。
【0003】
図3は、オーディオ処理経路10と音響エコーキャンセル経路20とを示す。
【0004】
オーディオ処理経路10は、オーディオプロセッサ12と、1つまたは複数のスピーカ14とを備える。スピーカ14は、従来のマルチスピーカ設定(5.1または7.2など)によって、または少なくとも1つ、好ましくは2つもしくは3つ以上のトランスデューサを有するサウンドバーによって形成され得る。
【0005】
オーディオプロセッサ12は、マルチチャネルオーディオ(たとえば、5.2または7.2信号)を受信し、スピーカ14の使用によってサラウンドサウンドが再生され得るように、このマルチチャネルオーディオを処理する。たとえば、オーディオプロセッサ12は、サウンドバー14が制御される空間成分SCを取得するために、マルチチャネルオーディオ信号MSを処理するように構成される。
【0006】
エコーキャンセル経路20は、入力信号ISと参照信号RSとに基づいてエコーキャンセル成分を計算するように構成された音響エコーキャンセルユニット22を備える。入力信号ISとして、1つまたは複数のマイクロフォン(参照番号24を参照)からのマイクロフォン信号が使用される。典型的には、空間成分SCは、参照信号RSとして使用される。したがって、エコーキャンセルユニット22は、オーディオプロセッサ12に接続された参照信号RSのため、および1つまたは複数のマイクロフォン24のための入力を備える。エコーキャンセルパラメータは、バックエンド26に出力される。
【0007】
多数のスピーカ14が使用される場合、および/またはサウンドバーによるマルチチャネルオーディオの再生の通常の場合のようにスピーカ駆動信号間に高い相関が存在する場合、重大なAEC性能の低下が予想され得る。スピーカ駆動信号間の相関は、非相関方法を適用することによって低減され得るが、これは、再生忠実度の犠牲となり、したがって、いくつかの用途には望ましくない。したがって、改善された手法に対するニーズが存在する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、エコーキャンセル品質および用途の分野について改善されたトレードオフを有するエコーキャンセルのための概念を提供することである。特に、サウンドバーに適用可能なエコーキャンセル概念を提供することが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この目的は、独立請求項の主題によって解決される。
【0010】
本発明の実施形態は、マルチチャネルオーディオ信号を受信するように構成され、空間オーディオ成分の第1のセットを取得するためにマルチチャネルオーディオ信号を処理するように構成された第1のステージと、空間オーディオ成分の第2のセットを取得するために空間オーディオ成分の第1のセットを処理するように構成された第2のステージとを備えるオーディオプロセッサと、空間オーディオ成分の第1のセット、または空間オーディオ成分の第1のセットの偏位バージョンを参照信号として使用することによってエコーキャンセルを実行するように構成されたエコーキャンセルプロセッサとを備える音響エコーキャンセルユニットを提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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