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公開番号2024075333
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-03
出願番号2022186713
出願日2022-11-22
発明の名称照光加飾部材
出願人ウェッジ株式会社
代理人個人
主分類G09F 13/12 20060101AFI20240527BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】照光加飾部材についてブラックアウト加飾を実現する。
【解決手段】照光加飾部材1は、透光性の基材5と、基材5を覆う遮光層7と、遮光層7を覆う着色層8とを備える。遮光層7は、遮光性ナノ粒子を含有する乾燥塗膜と、乾燥塗膜を除去した凹部4aにより形成した照光表示部4とを有する。着色層8は、凹部4aを含むように遮光層7を覆う平坦面として形成されている。即ち、着色層8は、照光表示部4の輪郭に沿った段差を視認不能な面として形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
透光性の基材と、
前記基材の第1の面を覆う遮光層と、
前記遮光層を覆う着色層と、を備え、
前記遮光層は、遮光性ナノ粒子を含有する乾燥塗膜と、前記乾燥塗膜を除去した凹部により形成した照光表示部とを有し、
前記着色層は、前記凹部を含む前記遮光層を覆う平坦面として形成されており、
前記照光表示部は、前記基材の第2の面から照光しない非照光時には前記着色層により視認不能として隠蔽されており、照光時には前記着色層を通じて視認可能に照光表示される、
照光加飾部材。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記遮光層は、前記基材に前記遮光性ナノ粒子を保持する定着層を含む、
請求項1記載の照光加飾部材。
【請求項3】
前記定着層は、前記照光表示部の照光表示に照光色を付与する第1の有色層である、
請求項2記載の照光加飾部材。
【請求項4】
前記着色層は、前記遮光層から漏れ出る光を遮光する遮光性を有する、
請求項1記載の照光加飾部材。
【請求項5】
前記着色層は、前記遮光層を覆う単層又は積層された複合層である、
請求項1記載の照光加飾部材。
【請求項6】
前記複合層は、少なくとも1つの第2の有色層を含む、
請求項5記載の照光加飾部材。
【請求項7】
前記第2の有色層は、前記照光表示部が照光表示される照光色を付与する色彩を有する、
請求項6記載の照光加飾部材。
【請求項8】
前記乾燥塗膜は、膜厚が5μm未満である、
請求項1記載の照光加飾部材。
【請求項9】
請求項1~請求項8何れか1項記載の照光加飾部材と、前記照光加飾部材へのタッチ操作を検知するタッチセンサ用のセンサシートとを備える、入力装置。
【請求項10】
請求項9記載の入力装置を備える機器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、照光により文字や図形等を表示する照光加飾の技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
照光加飾部材は、主に機器の外観部材として使用されており、光をその裏面に照らすと、照光前に視認できなかった加飾要素(文字、記号、図形、模様等)が、照光を伴って表示されて視認可能になる部材である。具体的には、例えば、照光式表示板は、非照光時は表面が外観色を呈する一方で、照光時は表面の外観色の中に、加飾要素が照光を伴って浮かび上がるようにして表示される。こうした照光加飾の技術は、例えば「ブラックアウト加飾」と呼ばれる。
【0003】
ここで、本開示(本明細書及び特許請求の範囲の明示の記載に加え、当該明示の記載又は技術常識に基づき当業者が導き得る記載を含む。)において記載する「ブラックアウト加飾」との用語は、非照光時には加飾要素が隠蔽されて視認できず、照光時に加飾要素が照光を伴って視認可能になるという意味である。したがって、その用語は、非照光時に加飾要素を隠蔽する色を「黒色」のみに限定する趣旨ではなく、黒色を含む多様な色彩により隠蔽されるものを含み得る。
【0004】
ブラックアウト加飾のための従来の照光加飾部材には、例えば、透光性の基材に、めっき層と着色層とを積層するものが知られている。めっき層は遮光層として機能する。めっき層には、めっき層を除去した凹部によって形成される照光表示部を有する。着色層は、凹部を含めてめっき層を覆うように形成されており、非照光時には着色層の色彩が照光式表示板の外観を呈し、照光時には照光加飾部材の裏面を照光する光が、凹部と着色層を透過することによって、照光表示部が照光表示される。
【0005】
このような従来の照光加飾部材について、本出願人は次の課題を指摘した(特許文献1)。即ち、着色層が照光表示部をなす凹部に入り込むようにして積層されることにより、着色層にはその凹部の輪郭に沿うような段差が発生する。非照光時にその段差(その段差により生じる影を含む。)は、非照光時に、外観上、照光表示部が存在することを視認できてしまう。このため、非照光時に隠蔽効果の高いブラックアウト加飾を実現できない、という課題である。そして、本出願人は、この課題を特許文献1に記載の照光式表示板により解決した。
【0006】
その照光式表示板は、照光表示部を形成するめっき層の縁を、平面視で円弧状に除去された複数の凹部により形成するものである。複数の凹部によって照光表示部の縁を、直線ではなく、凹凸が連続する縁として形成することにより、段差とその周囲との境界線を不明瞭にすることができ、非照光時であっても段差を見え難くすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第6211134号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本開示は、新たなブラックアウト加飾を実現する技術の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一態様は、透光性の基材と、前記基材の第1の面を覆う遮光層と、前記遮光層を覆う着色層とを備える照光加飾部材である。前記遮光層は、遮光性ナノ粒子を含有する乾燥塗膜と、前記乾燥塗膜を除去した凹部により形成した照光表示部とを有する。前記着色層は、前記凹部を含むように前記遮光層を覆う平坦面として形成されている。即ち、着色層は、照光表示部の輪郭に沿った段差を視認不能な面として形成されている。したがって、前記照光表示部は、前記基材の第2の面から照光しない非照光時には前記着色層により視認不能として隠蔽されており、照光時には前記着色層を通じて視認可能に照光表示される。
【0010】
本開示の一態様において、前記遮光層は、前記基材に前記遮光性ナノ粒子を保持する定着層を含む。定着層によれば、遮光性ナノ粒子の基材に対する付着性を向上できる。
(【0011】以降は省略されています)

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