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公開番号2024073269
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-29
出願番号2022184379
出願日2022-11-17
発明の名称自動車用加飾製品及びその製造方法
出願人豊田合成株式会社
代理人個人,個人
主分類B60R 13/04 20060101AFI20240522BHJP(車両一般)
要約【課題】自動車用加飾製品の外観向上を図る。
【解決手段】自動車用加飾製品10の骨格部分を構成する基材15の表面16は、第1頂面18と、溝部25を介して第1頂面18に対し隣り合う第2頂面22とを有する。表面16の一部は加飾層DLにより加飾される。第2頂面22には、加飾層DLの少なくとも一部を構成する印刷層23が形成される。溝部25は、0.05mm~0.9mmの溝幅を有する。自動車用加飾製品10の製造に際しては、少なくとも転写面41を含む部分が可撓性材料により形成された押し当て治具40が用いられる。インク42が塗布された転写面41が第2頂面22に押し当てられる。転写面41上のインク42が第2頂面22に転写されることにより、印刷層23が形成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
骨格部分が基材により構成され、かつ前記基材の表面が、第1頂面と、溝部を介して前記第1頂面に対し隣り合う第2頂面とを有し、さらに、前記表面の少なくとも一部が加飾層により加飾された自動車用加飾製品であって、
前記第2頂面には、前記加飾層の少なくとも一部を構成する印刷層が形成され、
前記溝部が0.05mm~0.9mmの溝幅を有している自動車用加飾製品。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記溝部は、前記第1頂面及び前記第2頂面から同溝部の深さ方向へ離間した箇所に内底面を有し、
前記内底面からの前記第2頂面の高さは、前記内底面からの前記第1頂面の高さと同じ、又は前記第1頂面の前記高さよりも高く設定されている請求項1に記載の自動車用加飾製品。
【請求項3】
前記溝部は、前記内底面及び前記第2頂面の間に第2内側面を有し、
前記第2頂面の前記高さは、前記第1頂面の前記高さよりも高く設定され、
前記第2内側面のうち、前記第2頂面に対し少なくとも隣り合う箇所には、前記加飾層の一部を構成する補助印刷層が、前記印刷層に繋がった状態で形成されている請求項2に記載の自動車用加飾製品。
【請求項4】
骨格部分を構成する基材の表面の少なくとも一部が加飾層により加飾された自動車用加飾製品を製造の対象とし、
前記基材として、前記表面に、第1頂面と、溝部を介して前記第1頂面に対し隣り合う第2頂面とを有するものを用い、前記第2頂面に対しては、前記加飾層の少なくとも一部を構成する印刷層を形成することで、前記自動車用加飾製品を製造する方法であって、
転写面を備え、かつ少なくとも前記転写面を含む部分が可撓性材料により形成された押し当て治具を用い、インクが塗布された前記転写面を前記第2頂面に押し当てて、前記転写面上の前記インクを前記第2頂面に転写させて前記印刷層を形成する、自動車用加飾製品の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、基材の表面の少なくとも一部が加飾層により加飾された自動車用加飾製品、及びその自動車用加飾製品を製造する方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
自動車用加飾製品として、骨格部分が基材により構成され、かつ基材の表面の少なくとも一部が加飾層により加飾されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。図4に示すように、この自動車用加飾製品50では、基材52の表面53が、第1頂面54と、溝部55を介して第1頂面54に対し隣り合う第2頂面56とを有する。第1頂面54では基材52が露出する。第2頂面56と、溝部55における第2頂面56側の内側面とには、加飾層DLの少なくとも一部を構成する塗膜層57が形成される。この自動車用加飾製品50は、1部品でありながら、2部品が溝部55を介して隣り合っているような外観を呈する。
【0003】
上記自動車用加飾製品50の製造に際しては、第1頂面54、溝部55及び第2頂面56を表面53に有する基材52が樹脂成形される。マスク部材58が第1頂面54に被せられる。この際、マスク部材58の縁部58aが溝部55に嵌め込まれる。そして、第2頂面56と、溝部55の第2頂面56側の内側面とに対し塗装が行なわれることで、上記のように、基材52の表面53の一部が加飾層DLによって加飾された自動車用加飾製品50が得られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-226160号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来の自動車用加飾製品50では、溝部55には、マスク部材58の縁部58aを嵌め込むために1mm以上の溝幅WGが必要となる。しかし、この大きさの溝幅WGは、自動車用加飾製品50の外観の観点からは過大であり、その外観を低下させる一因となり得る。そのため、従来の自動車用加飾製品50には、外観向上の点で改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための自動車用加飾製品及びその製造方法の各態様を記載する。
[態様1]骨格部分が基材により構成され、かつ前記基材の表面が、第1頂面と、溝部を介して前記第1頂面に対し隣り合う第2頂面とを有し、さらに、前記表面の少なくとも一部が加飾層により加飾された自動車用加飾製品であって、前記第2頂面には、前記加飾層の少なくとも一部を構成する印刷層が形成され、前記溝部が0.05mm~0.9mmの溝幅を有している自動車用加飾製品。
【0007】
上記の構成によれば、自動車用加飾製品が次のように見える。
第1頂面と、0.05mm~0.9mmの溝幅を有する溝部と、溝部を介して第1頂面に対し、隣り合う第2頂面に形成された印刷層とが見える。印刷層は、加飾層の少なくとも一部を構成する。自動車用加飾製品は、1部品でありながら、2部品が溝部を介して隣り合っているような外観を呈する。
【0008】
溝部は、マスク部材を用いて第2頂面に対し、塗装によって塗膜層を形成した従来技術よりも狭い溝幅を有する。そのため、溝部の溝幅が自動車用加飾製品の外観に及ぼす度合いが、上記従来技術よりも小さくなり、外観が向上する。
【0009】
[態様2]前記溝部は、前記第1頂面及び前記第2頂面から同溝部の深さ方向へ離間した箇所に内底面を有し、前記内底面からの前記第2頂面の高さは、前記内底面からの前記第1頂面の高さと同じ、又は前記第1頂面の前記高さよりも高く設定されている[態様1]に記載の自動車用加飾製品。
【0010】
上記の構成によれば、自動車用加飾製品が次のように見える。
第2頂面の高さが第1頂面の高さと同じである場合には、第2頂面に形成された印刷層が、第1頂面に対し、溝部の深さ方向における同じ位置に見える。
(【0011】以降は省略されています)

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