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公開番号
2024071821
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-05-27
出願番号
2022182254
出願日
2022-11-15
発明の名称
成形パイ生地及びその製造方法
出願人
個人
代理人
個人
,
個人
主分類
A21D
10/00 20060101AFI20240520BHJP(ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地)
要約
【課題】短時間で焼き上げることができ、クリーム類、フルーツ類又は調理済食品等のフィリングを容易に挟むことができる成形パイ生地、及び、その成形パイ生地の製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】外周側面部の一部を開口させてフィリングを挟むことが可能な、所定の厚みと所定の平面視の大きさ及び形状を有する立体形状の成形パイ生地であって、平面視における略中心部を中心に渦巻状に複数の断面略四角形のうどん形状生地が巻き回されており、かつ側面視ではほぼ層状に複数の断面略四角形のうどん形状生地が積層状態となっている成形パイ生地により課題解決できた。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
外周側面部の一部を開口させてフィリングを挟むことが可能な、所定の厚みと所定の平面視の大きさ及び形状を有する立体形状の成形パイ生地であって、
平面視における略中心部を中心に渦巻状に複数の断面略四角形のうどん形状生地が巻き回されており、かつ側面視ではほぼ層状に複数の断面略四角形のうどん形状生地が積層状態となっていることを特徴とする成形パイ生地。
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【請求項2】
前記複数の断面略四角形の柔らかいうどん形状生地の表面に油脂が塗布されている状態、又は、前記複数の断面略四角形の表面に焼き色を呈するうどん形状生地がパリパリとした食感を有する状態であることを特徴とする請求項1に記載の成形パイ生地。
【請求項3】
フィリングを挟むことが可能な成形パイ生地の製造方法であって、
パイ生地を捏ねて球状生地に成形する球状生地成形工程と、
前記球状生地を長尺状の略丸棒状になるように捏ねて略丸棒状生地に成形する略丸棒状生地成形工程と、
前記略丸棒状生地を長尺状の薄厚の平板状になるように上方から押して薄厚平板状生地に成形する薄厚平板状生地成形工程と、
前記薄厚平板状生地に、一端側の薄厚平板状部分を少し残して、他端側方向の大部分に短手方向で所定の幅で略等間隔になるように長手方向の切れ目を略平行に複数本入れて、前記所定の幅を有する複数の断面約四角形で長尺状のうどん形状生地を成形して、うどん形状有生地を成形するうどん形状有生地成形工程と、
前記うどん形状有生地の表面の全域に亘って液状の油脂を、塗布手段を使用して塗る油脂塗布工程と、
油脂塗布後の前記うどん形状有生地を、前記一端側の端部を中心にかつ前記端部を囲繞するように、長手方向の前記一端側の薄厚平板状部分から他端側方向に向けてぐるぐる巻きになるように転がして、平面視が略渦巻状で側面視が略層状で略円柱状の形態を有する略円柱状生地を成形する略円柱状生地成形工程と、
前記略円柱状生地を、上方からゆっくりと下方に押しながら半径方向の大きさを大きくし、上面が略平面状で所定の厚みを有する立体形状の成形パイ生地を成形する成形パイ生地成形工程と、を備えることを特徴とする成形パイ生地製造方法。
【請求項4】
前記ぐるぐる巻きの方向が、前記うどん形状有生地の長手方向に沿って前記切れ目と略同一方向にぐるぐる巻きにする方法、又は、前記うどん形状有生地の長手方向にぐるぐる巻きする方向を略1回転ごとに左右に少し向きを交互に変えながらぐるぐる巻きする方法であることを特徴とする請求項3に記載の成形パイ生地製造方法。
【請求項5】
前記成形パイ生地成形工程後の前記成形パイ生地を、油を引いた調理容器を使用して焼く成形パイ生地焼き工程を備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の成形パイ生地製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィリングを容易に挟むことができ、短時間で焼き上げることができる成形パイ生地、及び、その成形パイ生地の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
パイには、アップルパイのように予めアップル等の食材をパイ生地で包んで焼成するパイがあり、ミルフィーユのように焼いたパイ生地でクリーム類やフルーツを挟んで層状に重ねたものがある。
【0003】
特許文献1には、パイ生地を型の縁に接する周辺又は角を折り、型に入れて焼成したパイ菓子のパイ皮内部にフィリング材を充填する、型焼きパイ菓子の製造法が開示されている。フィリングはパイ菓子の焼成により生じる空洞に充填すると記載され、フィリングはカスタードクリーム等の各種風味付けしたクリーム類等との記載がある。また、事例には、96層の折りパイで195℃で35分間焼成しできた高さ83mmのパイ菓子のパイ皮内部にカスタードクリームを充填するとの記載がある。
【0004】
特許文献2には、乳化剤及びトレハロースを添加した餅生地を用いて所定形状に成形し、成形した餅をパイ生地で被覆するように包み、急速冷凍した後、高温で焼き上げるようにしたパイ包み餅の製造方法であって、パイに包まれる餅が大福餅であって、餅生地の中に小豆餡及びクリーム、フルーツ、ソース、チョコレート等を入れる技術が開示されている。そして、パイ生地は餅の表層に保持されるので薄肉が好ましいとの記載がある。
【0005】
特許文献3には、包み込めるように所定形状に成形されたパイ生地製包込み用シートと、当該パイ生地製包込み用シートに包まれるに適した量で、適当な重さと加熱しても少なくとも2分程度保形性を有する被包装用食品原料とを用意し、前記パイ生地製包込み用シートのほぼ中央位置に被包装用食品原料を載置して周囲にパイ生地製包込み用シートが延出するように組み合わせ、その組み合わせ状態のままオーブンに入れてパイ生地が焼成するに必要な設計された所定時間加熱し、それによってパイ生地製包込み用シートは、まず被包装用食品原料の周囲延出部分だけが1~2分のうちに膨張変性して外輪山のように盛り上がり、その後更に包むように膨れて側壁部になるとともに、被包装用食品原料の載置部分はほとんど膨張しないまま熱変性して底部となり、被包装用食品原料を包むような器状焼きパイが成形され、その後に被包装用食品原料の内部まで加熱されて調理食品になるとともに、先に成形された器状焼きパイは、被包装用食品原料を包み込んだ状態のまま固化焼成されるようにした焼きパイ器状包み食品の製造方法が開示されている。
【0006】
特許文献4には、パイ生地に囲繞された内部に調理済の食品を充填状態にし、包装材内に収納したパイタイプのバーガー食品において、上記パイ生地の側面と底面の少くとも前者が閉じ断面に形成され、該パイ生地の面に形成される内部に調理済の米飯を充填し、その上部にホワイトソース、或いはグラタンを介してチーズが載置されているパイタイプバーガー食品が開示されている。
【0007】
特許文献5には、2枚以上のパイ生地を収納した包装体と調理したフィリングを収納した包装体を、それぞれ一緒に包装体中に収納した即席手作りパイが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2002-281888号公報
特開2005-312349号公報
特開平8-9874号公報
特開平10-14546号公報
特開平3-254629号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1に記載の発明は、焼成したパイ菓子のパイ皮内部の空洞にクリーム類を充填する技術であるので、流動性を有し柔らかい食材しか充填できないので例えばフィリングとしてハンバークは充填できないという問題があった。
【0010】
特許文献2に記載の発明は、フルーツ等を餅生地で包み、その餅の表面をパイ生地で包んでパイ生地の崩れを防いでいるので、餅が不要なフィリングを包むことはできないという問題があった。
(【0011】以降は省略されています)
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