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公開番号2024070427
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-23
出願番号2022180906
出願日2022-11-11
発明の名称鉄道車両構体
出願人株式会社総合車両製作所
代理人個人,個人,個人
主分類B61D 17/08 20060101AFI20240516BHJP(鉄道)
要約【課題】横骨と縦骨とを簡便に位置決めできる鉄道車両構体を提供する。
【解決手段】鉄道車両構体1は、鉄道車両の外面を構成する外板11と、鉄道車両の長さ方向に延在する横骨12と、鉄道車両の高さ方向に延在する縦骨13とを備えている。横骨12及び縦骨13は、一対の側面及び頂面からなる本体部及び当該本体部から張り出すフランジ部を有するハット型材K1,K2によって構成され、横骨12と縦骨13との交差部分Pでは、横骨12及び縦骨13の一方において外板11に接合されるフランジ部の一部を切り欠いて形成された位置決め部Fによって、横骨12と縦骨13とが位置決めされている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
鉄道車両の外面を構成する外板と、
前記鉄道車両の長さ方向に延在する横骨と、
前記鉄道車両の高さ方向に延在する縦骨と、を備え、
前記横骨及び前記縦骨は、一対の側面及び頂面からなる本体部及び当該本体部から張り出すフランジ部を有するハット型材によって構成され、
前記横骨と前記縦骨との交差部分では、前記横骨及び前記縦骨の一方において前記外板に接合されるフランジ部の一部を切り欠いて形成された位置決め部によって、前記横骨と前記縦骨とが位置決めされている鉄道車両構体。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記位置決め部は、前記横骨のフランジ部の一部を前記高さ方向に突出させた凸部によって構成されている請求項1記載の鉄道車両構体。
【請求項3】
前記位置決め部は、前記横骨のフランジ部の一部を前記高さ方向に切り欠いた凹部と、前記縦骨のフランジ部を前記高さ方向に突出させた凸部とによって構成されている請求項1記載の鉄道車両構体。
【請求項4】
前記外板は、窓枠に対応する開口部を有し、
前記位置決め部は、前記開口部の上辺及び下辺に対応する位置で対に設けられている請求項1~3のいずれか一項記載の鉄道車両構体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、鉄道車両構体に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来の鉄道車両構体として、例えば特許文献1に記載の鉄道車両の骨構造がある。この従来の鉄道車両構体は、車両の高さ方向に延在する縦骨と、車両の長さ方向(レール方向)に延在する横骨とによって構成されている。横骨には、コの字部分と一対のフランジ部とを有するハット型材が用いられている。縦骨には、コの字部分を有するハット型材が用いられている。横骨と縦骨との交差部分では、横骨のコの字部分にスリットが設けられており、当該スリットに縦骨のコの字部分が嵌め込まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-74358号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のように横骨と縦骨とを組み合わせた鉄道車両構体を形成するにあたっては、例えば外板に対して治具等で横骨を位置決めした状態で配置し、その後に位置決めされた横骨を基準に縦骨を位置決めする作業が必要となっている。しかしながら、横骨及び縦骨は、いずれも長尺の部材であるため、鉄道車両構体の製造容易性の観点から、横骨と縦骨とを簡便に位置決めできる技術が求められている。
【0005】
本開示は、上記課題の解決のためになされたものであり、横骨と縦骨とを簡便に位置決めできる鉄道車両構体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面に係る鉄道車両構体は、鉄道車両の外面を構成する外板と、鉄道車両の長さ方向に延在する横骨と、鉄道車両の高さ方向に延在する縦骨とを備え、横骨及び縦骨は、一対の側面及び頂面からなる本体部及び当該本体部から張り出すフランジ部を有するハット型材によって構成され、横骨と縦骨との交差部分では、横骨及び縦骨の一方において外板に接合されるフランジ部の一部を切り欠いて形成された位置決め部によって、横骨と縦骨とが位置決めされている。
【0007】
この鉄道車両構体では、横骨及び縦骨の一方において外板に接合されるフランジ部の一部を切り欠いて形成された位置決め部を用いて横骨と縦骨とが位置決めされている。これにより、外板に対して横骨を位置決めした後、位置決め部を基準として横骨に対する縦骨の位置決めを簡便に実施できる。したがって、この鉄道車両構体では、製造容易性の向上が図られる。
【0008】
位置決め部は、横骨のフランジ部の一部を高さ方向に突出させた凸部によって構成されていてもよい。この場合、縦骨に特段の加工を施さずに位置決め部を構成できる。したがって、横骨と縦骨との交差部分の構成の簡単化が図られる。
【0009】
位置決め部は、横骨のフランジ部の一部を高さ方向に切り欠いた凹部と、縦骨のフランジ部を高さ方向に突出させた凸部とによって構成されていてもよい。この場合、横骨のフランジ部の凹部は、当該フランジ部を切り欠くことで形成できるので、フランジ部の加工範囲を僅かな領域で済ませることができる。したがって、横骨の加工歩留まりを担保できる。
【0010】
外板は、窓枠に対応する開口部を有し、位置決め部は、開口部の上辺及び下辺に対応する位置で対に設けられていてもよい。位置決め部を対に設けることで、長尺の横骨及び縦骨を精度良く位置決めできる。また、窓枠に対応する開口部の上辺及び下辺に対応して横骨と縦骨との交差部分が位置し、当該交差部分で横骨に対する縦骨の位置決めが精度良くなされることで、鉄道車両構体の強度を設計通りに確保することが容易となる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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