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公開番号2024069806
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-22
出願番号2022180021
出願日2022-11-10
発明の名称2重シールドティグ溶接方法
出願人株式会社ダイヘン
代理人
主分類B23K 9/167 20060101AFI20240515BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】2重シールドティグ溶接方法において、種々の溶接条件においてインナーガス及びアウターガスの流量を適正化して安定した溶接を行うこと。
【解決手段】インナーガス7を噴出させるインナーノズル4及びアウターガス9を噴出させるアウターノズル5を備えた溶接トーチWTを使用し、溶接電流Iwを通電して溶接する2重シールドティグ溶接方法において、溶接電流の設定値Irに応じてインナーガスの流量Fi及びアウターガスの流量Foを設定する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
インナーガスを噴出させるインナーノズル及びアウターガスを噴出させるアウターノズルを備えた溶接トーチを使用し、溶接電流を通電して溶接する2重シールドティグ溶接方法において、
前記溶接電流の値に応じて前記インナーガス及び前記アウターガスの流量を設定する、
ことを特徴とする2重シールドティグ溶接方法。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記溶接電流を初期電流、本電流及びクレータ電流へと経時的に切り換えて通電するクレータ溶接モードを備え、
前記初期電流の値に応じて前記インナーガス及び前記アウターガスの流量を設定し、
前記本電流の値に応じて前記インナーガス及び前記アウターガスの流量を設定し、
前記クレータ電流の値に応じて前記インナーガス及び前記アウターガスの流量を設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の2重シールドティグ溶接方法。
【請求項3】
前記溶接電流をピーク電流及びベース電流に周期的に切り換えて通電するパルス溶接モードを備え、
前記ピーク電流の値に応じて前記インナーガス及び前記アウターガスの流量を設定し、
前記ベース電流の値に応じて前記インナーガス及び前記アウターガスの流量を設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の2重シールドティグ溶接方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、2重シールドティグ溶接方法に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
インナーガスを噴出させるインナーノズル及びアウターガスを噴出させるアウターノズルを備えた溶接トーチを使用して溶接する2重シールドティグ溶接方法が慣用されている(例えば、特許文献1参照)。インナーガス及びアウターガスとしては、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガスが使用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-15048号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
2重シールドティグ溶接方法において、インナーガス及びアウターガスの流量が適正でないと、溶接状態が不安定になったりシールド不良を起こしたりする場合がある。
【0005】
そこで、本発明では、種々の溶接条件においてインナーガス及びアウターガスの流量を適正化して安定した溶接を可能とする2重シールドティグ溶接方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、
インナーガスを噴出させるインナーノズル及びアウターガスを噴出させるアウターノズルを備えた溶接トーチを使用し、溶接電流を通電して溶接する2重シールドティグ溶接方法において、
前記溶接電流の値に応じて前記インナーガス及び前記アウターガスの流量を設定する、
ことを特徴とする2重シールドティグ溶接方法である。
【0007】
請求項2の発明は、
前記溶接電流を初期電流、本電流及びクレータ電流へと経時的に切り換えて通電するクレータ溶接モードを備え、
前記初期電流の値に応じて前記インナーガス及び前記アウターガスの流量を設定し、
前記本電流の値に応じて前記インナーガス及び前記アウターガスの流量を設定し、
前記クレータ電流の値に応じて前記インナーガス及び前記アウターガスの流量を設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の2重シールドティグ溶接方法である。
【0008】
請求項3の発明は、
前記溶接電流をピーク電流及びベース電流に周期的に切り換えて通電するパルス溶接モードを備え、
前記ピーク電流の値に応じて前記インナーガス及び前記アウターガスの流量を設定し、
前記ベース電流の値に応じて前記インナーガス及び前記アウターガスの流量を設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の2重シールドティグ溶接方法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る2重シールドティグ溶接方法によれば、種々の溶接条件においてインナーガス及びアウターガスの流量を適正化することができるので、安定した溶接が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施の形態に係る2重シールドティグ溶接方法を実施するための溶接装置のブロック図である。
本発明の実施の形態に係る2重シールドティグ溶接方法を示す溶接電流Iwの波形図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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