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公開番号2024068595
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-20
出願番号2022179173
出願日2022-11-08
発明の名称侵入感知警報システム
出願人株式会社日惠製作所
代理人個人,個人
主分類G08B 25/10 20060101AFI20240513BHJP(信号)
要約【課題】容易に位置変更されない防犯性を有し、また、長期間設置による対候劣化や表面汚染の影響を抑え、比較的耐久性・対候性に優れた侵入感知警報システムを提供する。
【解決手段】侵入感知警報システムは、複数エリアにそれぞれ設置された、少なくとも人感センサー及び無線送信機を備える壁付型のセンサユニット1と、各センサユニットからの人感センサー11Sの感知情報を無線受信する受信機を備える受信ユニット2と、から構成される。各センサユニットは、ユニット内の駆動電源として太陽電池12Bと充電池10Bを具備し、また、充電コントローラ12Cと電源回路とを具備してなり、前記各電池への充電と駆動電源の供給とが自動切り替え可能に構成され、さらに少なくとも人感センサー、充電池、電源回路及び無線送信機を密閉収容する密閉ボックスを具備し、構造物の壁面又は柱面に突出固定した庇形状の側方突出片を有する壁固定器の下部に設置する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一の施設内を区分する複数エリアにそれぞれ設置された、少なくとも人感センサと無線送信機を備えた壁付型のセンサユニットと、
各センサユニットからの前記人感センサの感知情報を無線受信する受信機を備えた受信ユニットと、から構成される侵入感知警報システムであって、
前記各センサユニットは、ユニット内の駆動電源として太陽電池と充電池を具備し、また充電コントローラと電源回路とを具備してなり、前記各電池への充電と・電源供給自動切り替え可能に構成され、
さらに前記各センサユニットは、少なくとも前記人感センサ、充電池、電源回路、無線送信機を密閉収容する密閉ボックス10を具備し、構造物の壁面又は柱面に突出固定された庇形状の側方突出片を有した壁固定器の下部に設置されることを特徴とする、侵入感知警報システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記各センサユニットはさらに、前記太陽電池を保持するソーラーパネル12を具備し、このソーラーパネルが前記壁固定器の庇形状の側方突出片13の上方に所定の傾斜角度で固定設置され、各センサユニットの前記壁固定器の側方突出片13が、前記複数のセンサユニットにおいて共通の上面/下面取り付け機構を具備することを特徴とする、請求項1に記載の侵入感知警報システム。
【請求項3】
各センサユニットの前記壁固定器がさらに、構造物の壁面又は柱面に対して面接触する縦面方向の免振構造と、前記複数のセンサユニットにおいて共通の側面取り付け機構とを具備し、前記各センサユニットの側方突出片が、各側面取り付け機構を介して各免震構造によって構造物の側面に中空設置されることを特徴とする、請求項1に記載の侵入感知警報システム。
【請求項4】
各センサユニットは複数個体同士を区別する認識コードが設定されており、
各センサユニットの前記無線送信機は、当該センサユニットの前記人感センサが熱源の赤外線の通過を検知したとき、その検知情報及び自身の認識コードを、前記受信ユニットの受信機へ送信するものであり、前記受信ユニットは、光又は音による複数種類の報知パターンの報知機を備えてなり、
各センサユニットからの各検知情報ないし電圧情報を受信したとき、発信元であるセンサユニットごとの認識コードに対応した、前記複数種類のうちいずれかの特定の報知パターンで報知することを特徴とする、請求項1に記載の侵入感知警報システム。
【請求項5】
各センサユニットは複数個体同士を区別する認識コードが設定されており、
各センサユニットの前記無線送信機は、当該センサユニットの前記人感センサが熱源の赤外線の通過を検知したとき、その検知情報及び自身の認識コードに加え、当該センサユニットの充電池の電圧が所定の閾値未満まで低下したとき、並びに当該センサユニットの充電池の電圧が所定の閾値以上に復帰したとき、それらの各電圧情報及び認識コードを前記受信ユニットの受信機へ送信するものであり、前記受信ユニットは、光又は音による複数種類の報知パターンの報知機を備えてなり、
各センサユニットからの各検知情報ないし電圧情報を受信したとき、発信元であるセンサユニットごとの認識コードに対応した、前記複数種類のうちいずれかの特定の報知パターンで報知することを特徴とする、請求項1に記載の侵入感知警報システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
複数エリアに設置されたセンサ(例えば人感センサ)の内、いずれかのエリアへの侵入者を感知した際に、無線送信によって管理者の受信機に警報を知らせるシステムであって、「どのエリアが感知したのか」を管理者に知らせる侵入感知警報システムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、セキュリティ監視エリア(敷地)の要所に、人の侵入を検知する複数個のセンサ装置3が設けられたセキュリティシステムが開示される(特許文献1参照)。このシステムは異常等検出用のセンサ装置を夫々設置するようにしたセキュリティシステムであって、センサ装置3(センサ本体4)のいずれかによって不審人物の侵入が検知されると、通信装置5によってコントローラ2に検知信号が送信される。また、各センサ装置は、無線通信によりシステムのコントローラに接続されていると共に、動作電源となる二次電池及びその二次電池に充電するための太陽電池パネルを備えて構成されており、前記複数個のセンサ装置における各太陽電池パネルは、前記セキュリティ監視エリア内に仮想される一つの仮想平面上に、該仮想平面上の所定点を向いて配置されており、前記各太陽電池パネルにおける発電に必要な光エネルギを供給するために、前記所定点から前記仮想平面に沿って放射方向に光を照射可能な1個の回転投光器が、回転駆動機構によって前記所定点を中心に回転可能に設けられている。
【0003】
またほかに、複数のユニットにより構成される侵入検知装置を備えた侵入検知システムとして、ユニット12a~12dの各々が、演算回路(CPU等)と記憶回路(RAMやROM等)を有したものが開示される(特許文献2参照)。この記憶回路はフェンスセンサ11と太陽電池13と充電回路51とバッテリー52と電圧監視部53と情報処理部54と通信部55とセンサドレス付加部56とユニットアドレス付加部57とタイマー部58と検知判断部59とを備えた装置として機能する。また、また、侵入検知に用いるフェンスセンサ11は、振動式センサに限らず、赤外線センサやパッシブセンサ等でも可能である、とされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特登05168088号公報
特開2006-163659号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら上記従来のシステムはいずれも、ポールを起立設置し、その先に取り付けた自立棒型のセンサユニットによって検知するものであった。このような自立棒型のユニットは設置後に場所や向きを可変されやすく、ユニットを徒に位置調整されたり向き変更されたりするなど、防犯性に劣る場合があった。
【0006】
また、ユニットの稼働電源である太陽電池モジュールによる充電量を確保するために周囲に拓けた平面領域に単独設置されることが多く、長期間設置によって対候劣化したり表面汚染されたりするなど、頻繁なメンテナンスを行わなければ耐久性・対候性に欠けてしまう場合があった。
【0007】
そこで本発明は、容易に位置変更されないだけの防犯性を有し、また、長期間設置による対候劣化や表面汚染の影響を抑え、比較的耐久性・対候性に優れた侵入感知警報システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決すべく下記〔1〕~〔4〕の解決手段を講じている。なお、以下の各用語に続けて記載する数字ないしアルファベット文字列、或いはカッコつきで起債する数字ないしアルファベット文字列は後述する実施例或いは図面において理解のために便宜的に付した符号であって、それ自体が概念又は用語の意味を有するものではない。後述する実施例の説明においても同様である。
【0009】
〔1〕本発明の侵入感知警報システムは、
一地域を区分する複数エリアにそれぞれ設置された、少なくとも人感センサ(11S)と無線送信機(10T)を備えた壁付型のセンサユニット(1)(1A、1B、1C、・・・)と、
各センサユニット(1A、1B、1C、・・・)からの前記人感センサ(11S)の感知情報を無線受信する受信機を備えた受信ユニット(2)と、から構成される侵入感知警報システムであって、
前記各センサユニット(1)(1A、1B、1C、・・・)は、ユニット内の駆動電源として太陽電池(12B)と充電池(10B)を具備し、また充電コントローラ(12C)と電源回路とを具備してなり、前記各電池(すなわち太陽電池(12B)ないし充電池(10B)への充電と駆動電源の供給とが自動切り替え可能に構成され、
さらに前記各センサユニット(1)(1A、1B、1C、・・・)は、少なくとも前記人感センサ(11S)、充電池(10B)、電源回路、及び無線送信機(10T)を纏めて密閉収容する密閉ボックス(10)を具備し、この密閉ボックス(10)が、取り付け箇所である構造物の壁面又は柱面に突出固定された庇形状の側方突出片(13)を有した壁固定器の下部に設置されることを特徴とする。
【0010】
〔2〕前記侵入感知警報システムにおいて、
前記各センサユニット(1)はさらに、前記太陽電池(12B)を保持するソーラーパネル(12)を具備し、このソーラーパネル(12)が前記壁固定器の庇形状の側方突出片(13)の上方に所定の傾斜角度で固定設置され、
各センサユニット(1)の前記壁固定器の側方突出片(13)が、前記複数のセンサユニット(1)(1A、1B、1C、・・・)において共通の上面/下面取り付け機構を具備することを特徴とする。
上記構成はすなわち、複数のセンサユニット(1)(1A、1B、1C、・・・)において互いに共通する上面/下面取り付け機構を有することになる。これによって、各ユニット(1A、1B、1C、・・・)を構成する密閉ボックス(10)及びソーラーパネル(12)を再取り付け又は交換可能となり、メンテナンス性が向上する。
(【0011】以降は省略されています)

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