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公開番号2024062057
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-09
出願番号2022169812
出願日2022-10-24
発明の名称ワックス塗布装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B05C 1/02 20060101AFI20240430BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】 被塗布材の表面の傷つきを抑制し、かつ、被塗布材の表面に連続してワックスの薄膜を形成することが可能なワックス塗布装置を提供すること。
【解決手段】 最初に被塗布材にワックスを塗布するときの塗布ローラー上のワックスの量が、その後、被塗布材に連続して塗布するときの塗布ローラー上のワックスの量よりも多くなるように制御するワックス量制御手段を備えることを特徴とするワックス塗布装置。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
ワックスを貯留可能なチャンバーと、
前記チャンバー内に貯留された前記ワックスを加熱する加熱手段と、
被塗布材に接触することで、前記加熱手段によって加熱された前記ワックスを前記被塗布材に塗布する塗布ローラーと、
前記塗布ローラー上の前記ワックスの量を制御するワックス量制御手段と、
を備えたワックス塗布装置であって、
前記ワックス量制御手段によって、最初に前記被塗布材に前記ワックスを塗布するときの前記塗布ローラー上の前記ワックスの量が、その後、前記被塗布材に連続して塗布するときの前記塗布ローラー上の前記ワックスの量よりも多くなるように制御されることを特徴とするワックス塗布装置。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記ワックス量制御手段が、
前記塗布ローラー上の前記ワックスの一部をかき取るブレードと、
前記塗布ローラーと前記ブレードとの離間距離を制御して、前記塗布ローラー上の前記ワックスの量を制御するブレード位置制御手段と、
を備える請求項1に記載のワックス塗布装置。
【請求項3】
前記塗布ローラーは、グラビアローラー及びゴムローラーを有し、
前記グラビアローラーは、前記チャンバー内に貯留された前記ワックスを、前記ゴムローラーに搬送するローラーであり、
前記ゴムローラーは、前記グラビアローラーから搬送された前記ワックスを、前記被塗布材に塗布するローラーである請求項1に記載のワックス塗布装置。
【請求項4】
前記グラビアローラーは、前記ゴムローラーの回転速度よりも低速、かつ、前記ゴムローラーとカウンター方向で接触するように回転し、
前記ゴムローラーは、前記被塗布材と最初に接触する際は、前記被塗布材の移動速度と同じ速度、かつ、前記被塗布材と順方向で接触するように回転し、前記被塗布材と接触した後は、前記被塗布材の移動速度よりも低速、かつ、前記被塗布材と順方向で接触するように回転する請求項3に記載のワックス塗布装置。
【請求項5】
前記ゴムローラーは、表面硬度が50°~70°のシリコンゴムローラーである請求項3に記載のワックス塗布装置。
【請求項6】
前記塗布ローラーの表面温度は、前記ワックスの融点以上であり、前記被塗布材の表面温度は、前記ワックスの融点未満である請求項1に記載のワックス塗布装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ワックス塗布装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、インクジェットやトナーなどで形成された画像に対し、記録画像の光沢性の向上、耐候性の向上、又はブロッキング抑制を目的として、ワックスを記録画像上に塗布することがある。この際のワックス層には厚さが均一であり、且つ、薄いことが求められる。特許文献1では、非浸透媒体上に均一なワックス層を形成するために、非浸透媒体にワックスを塗布する塗布ローラーの表面温度をワックスの融点以下に調節するワックス塗布装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-082830号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のワックス塗布装置では、塗布ローラーが非浸透媒体に対して相対的に移動する方向とは逆方向に回転させることによって、非浸透媒体にワックスをとすることが開示されている。しかしながら、本発明者らの検討によると、非浸透媒体上にワックスの薄膜を形成するために、少ないワックス量で塗布ローラーを被塗布材である非浸透媒体に当接させると、非浸透媒体の表面を傷つける可能性があることが分かった。
【0005】
従って、本発明の目的は、被塗布材の表面の傷つきを抑制し、かつ、被塗布材の表面に連続してワックスの薄膜を形成することが可能なワックス塗布装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的は以下の本発明によって達成される。
【0007】
すなわち、本発明によれば、ワックスを貯留可能なチャンバーと、
前記チャンバー内に貯留された前記ワックスを加熱する加熱手段と、
被塗布材に接触することで、前記加熱手段によって加熱された前記ワックスを前記被塗布材に塗布する塗布ローラーと、
前記塗布ローラー上の前記ワックスの量を制御するワックス量制御手段と、
を備えたワックス塗布装置であって、
前記ワックス量制御手段によって、最初に前記被塗布材に前記ワックスを塗布するときの前記塗布ローラー上の前記ワックスの量が、その後、前記被塗布材に連続して塗布するときの前記塗布ローラー上の前記ワックスの量よりも多くなるように制御されることを特徴とするワックス塗布装置が提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、被塗布材の表面の傷つきを抑制し、かつ、被塗布材の表面に連続してワックスの薄膜を形成することが可能なワックス塗布装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係るワックス塗布装置の模式図である。
本発明の一実施形態に係るワックス塗布装置が有する塗布ローラー(グラビアローラー)の断面図である。
本発明の一実施形態に係るワックス塗布装置が有する塗布ローラー(グラビアローラー)の表面の凹部を示す図である。
本発明の一実施形態に係るワックス塗布装置が有する塗布ローラー(シリコンゴムローラー)の断面図である。
本発明の一実施形態に係るワックス塗布装置が有する2つの塗布ローラーの模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、好ましい実施の形態を挙げて本発明の詳細について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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