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公開番号2024071283
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-24
出願番号2022182141
出願日2022-11-14
発明の名称面状発熱体
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H05B 3/20 20060101AFI20240517BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】温風供給に用いても、反りが発生しない面状発熱体を提供する。
【解決手段】基材と、該基材の第一の面に設けられた第一の積層及び該第一の面の反対面である第二の面に設けられた第二の積層を有する面状発熱体であって、前記第一の積層及び前記第二の積層のそれぞれは前記基材の上に設けられた電気絶縁層、前記電気絶縁層上の発熱層と、前記発熱層と接する電極、及び前記電極及び前記発熱層のそれぞれの少なくとも一部を覆う保護層を有し、前記第一の積層が有する発熱層である第一の発熱層の総電力より、前記第二の積層が有する発熱層である第二の発熱層の総電力の方が小さいことを特徴とする、面状発熱体を提供する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
基材と、該基材の第一の面に設けられた第一の積層及び該第一の面の反対面である基材の第二の面に設けられた第二の積層を有する面状発熱体であって、
前記第一の積層及び前記第二の積層のそれぞれは
前記基材の上に設けられた電気絶縁層、
前記電気絶縁層上の発熱層と、
前記発熱層と接する電極、及び
前記電極及び前記発熱層のそれぞれの少なくとも一部を覆う保護層
を有し、
前記第一の積層が有する発熱層である第一の発熱層の総電力より、前記第二の積層が有する発熱層である第二の発熱層の総電力の方が小さいことを特徴とする、
面状発熱体。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記第一の発熱層の総面積よりも、前記第二の発熱層の総面積の方が小さいことを特徴とする請求項1に記載の面状発熱体。
【請求項3】
前記第二の発熱層は均等に配置された複数の孔を有することを特徴とする請求項2に記載の面状発熱体。
【請求項4】
前記第一の発熱層と前記第二の発熱層は、いずれも均等に配置された複数の孔を有し、前記第一の発熱層の複数の孔の総面積よりも、前記第二の発熱層の複数の孔の総面積の方が大きいことを特徴とする請求項2に記載の面状発熱体。
【請求項5】
前記第一の発熱層と前記第二の発熱層は、いずれも均等に配置された複数の孔を有し、前記第一の発熱層の複数の孔の各々と、前記第二の発熱層の複数の孔の各々とが、同心となるように配置され、
前記第一の発熱層の複数の孔の径よりも、前記第二の発熱層の複数の孔の径の方が大きいこと特徴とする請求項2に記載の面状発熱体。
【請求項6】
前記第一の発熱層の複数の孔の各々と、前記第二の発熱層の複数の孔の各々と、その各々が同心となる複数の貫通孔を有し、
前記複数の貫通孔の径は、前記第一の発熱層の複数の孔の径より、さらに小さいことを特徴とする請求項5に記載の面状発熱体。
【請求項7】
前記第一の発熱層の体積抵抗率よりも、前記第二の発熱層の体積抵抗率の方が大きいことを特徴とする請求項1に記載の面状発熱体。
【請求項8】
前記第一の発熱層の厚さよりも、前記第二の発熱層の厚さの方が小さいことを特徴とする請求項1に記載の面状発熱体。
【請求項9】
前記基材の線膨張係数が10~25ppmであることを特徴とする請求項1に記載の面状発熱体。
【請求項10】
前記基材はSUS製板金であることを特徴とする請求項1に記載の面状発熱体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、面状発熱体、及び面状発熱体を有する温風供給装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【0002】
面状発熱体、及び温風供給装置は、例えば、インクジェットプリンターにおけるインク乾燥、工業用途の乾燥、熱処理、焼成等、暖房、融雪、凍結防止等の用途で用いられる。また、本発明は、さらには、温風供給装置を備えたインクジェットプリンターに関する。
【背景技術】
【0003】
従来、面状発熱体としては、ニクロム、鉄、アルミ等の抵抗電熱線を発熱体とし、両端に一対の電極を設け、それらをゴムシート等の電気絶縁性材料で被覆した構造のものが知られている。電極から通電すると発熱体に電流が流れ、抵抗加熱によって昇温し、対象を加熱することができる。また、別の面状発熱体としては、金属系や非金属系からなる導電性材料を、ガラスクロスや高分子フィルム等の電気絶縁性保持体に、含浸、塗布、印刷等によって面状に形成した発熱層を有するものがある。
【0004】
このように発熱層を保持体の片面に設けた面状発熱体は、発熱層が設けられた側はそうでない側に比べて高温になるため、相対的に熱膨張が大きくなる。その結果、発熱層が設けられた面を凸として反ってしまう(反り現象)。対象を均一に加熱しようとするとき、反り現象は大きな課題となる。
【0005】
発熱層の面積が大きいほど反りの影響は大きい。例えば、面状発熱体を加熱対象と一定の距離を保って均一加熱する用途に用いる場合は、反りによって面状発熱体と対象との距離が変化し加熱ムラが生じる。また、反り現象により、面状発熱体が対象、あるいは周囲の物と接触し、発火が生じる場合もある。また反りによって保持体が破損する可能性もある。
【0006】
面状発熱体の反り現象を防ぐには面状発熱体を保持する保持体を厚くする等して反り力を上回る剛性を持たせるか、保持体を線膨張係数の小さな材料に限定する事等が考えられる。しかしながらどちらの方法も発熱層の形成の大きな制約となる。
【0007】
そこで反りの原因である、面状発熱体の両面の温度差を低減することに着目すると、両面に発熱層を設ける方法が有効である。
【0008】
特許文献1は、絶縁体薄膜の上下両面に発熱層を設け、両面に一組ずつのくし歯電極を直列に接続し、上下のくし歯電極を互いにずらして設けた面状発熱体を開示し、この面状発熱体において、電極部と電極間の温度差を無くすことができるとしている。
【0009】
また、特許文献2は、両面にキュリー点の異なる発熱体を配置し、通電状態を切り替えることで、2段階以上の温度制御が可能な発熱体を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開平5-159867号公報
特開平10-106725号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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