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公開番号2024068562
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-20
出願番号2022179102
出願日2022-11-08
発明の名称プリント配線板の製造方法
出願人イビデン株式会社
代理人個人
主分類H05K 3/18 20060101AFI20240513BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】高い品質を有するプリント配線板の提供。
【解決手段】プリント配線板の製造方法は、パッドを有する導体層を形成することと、導体層上に第1樹脂絶縁層を形成することと、第1樹脂絶縁層上に第1導体層を形成することと、第1樹脂絶縁層と第1導体層上に第2樹脂絶縁層を形成することと、第2樹脂絶縁層上に第2導体層を形成すること、とを有する。第1導体層を形成することは、第1樹脂絶縁層の第1面上に無電解めっきによって第1シード層を形成することを含む。第2導体層を形成することは、第2樹脂絶縁層の第3面上にスパッタリングによって第2シード層を形成することを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
パッドを有する導体層を形成することと、
前記導体層上に第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有する第1樹脂絶縁層を形成することと、
前記第1樹脂絶縁層の前記第1面上に第1導体層を形成することと、
前記第1樹脂絶縁層と前記第1導体層上に第3面と前記第3面と反対側の第4面とを有する第2樹脂絶縁層を形成することと、
前記第2樹脂絶縁層の前記第3面上に第2導体層を形成すること、とを有するプリント配線板の製造方法であって、
前記第1導体層を形成することは、前記第1樹脂絶縁層の前記第1面上に無電解めっきによって第1シード層を形成することと前記第1シード層上に第1めっきレジストを形成することと前記第1めっきレジストから露出する前記第1シード層上に第1電解めっき層を形成することと前記第1めっきレジストを除去することと前記第1電解めっき層から露出する前記第1シード層を除去すること、とを含み、
前記第2導体層を形成することは、前記第2樹脂絶縁層の前記第3面上にスパッタリングによって第2シード層を形成することと前記第2シード層上に第2めっきレジストを形成することと前記第2めっきレジストから露出する前記第2シード層上に第2電解めっき層を形成することと前記第2めっきレジストを除去することと前記第2電解めっき層から露出する前記第2シード層を除去すること、とを含む。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
請求項1のプリント配線板の製造方法であって、前記第1導体層は、前記第1シード層内(第1か所)、もしくは、前記第1シード層と前記第1電解めっき層の境界部分(第2か所)にボイドを有し、前記第2導体層は、前記第2シード層内と前記第2シード層と前記第2電解めっき層の境界部分にボイドを有さない。
【請求項3】
請求項2のプリント配線板の製造方法であって、前記ボイドは、前記第1か所と前記第2か所の両方に形成される。
【請求項4】
請求項1のプリント配線板の製造方法であって、さらに、前記第1樹脂絶縁層を貫通し前記パッドに至る第1開口を形成することと、前記第1開口に前記パッドと前記第1導体層を接続する前記第1ビア導体を形成すること、とを含み、前記第1ビア導体は前記パッド上に形成されている前記第1シード層と前記第1電解めっき層で形成されており、前記ボイドは、前記第1シード層内(第1か所)、または、前記第1シード層と前記第1電解めっき層の境界部分(第2か所)、または、前記第1シード層と前記パッドの境界部分(第3か所)に存在し、前記第2導体層は、前記第2シード層内と前記第2シード層と前記第2電解めっき層の境界部分にボイドを有さない。
【請求項5】
請求項4のプリント配線板の製造方法であって、前記ボイドは、前記第2か所と前記第3か所の両方、または、前記第1か所と前記第2か所と前記第3か所の全てに形成される。
【請求項6】
請求項2のプリント配線板の製造方法であって、さらに、前記第1シード層を加熱することを有する。
【請求項7】
請求項4のプリント配線板の製造方法であって、さらに、前記第2樹脂絶縁層を貫通し前記第1導体層に至る第2開口を形成することと、前記第2開口に前記第1導体層と前記第2導体層を接続する前記第2ビア導体を形成すること、とを含み、前記第2ビア導体は前記第2開口により露出される前記第1導体層上に形成されている前記第2シード層と前記第2電解めっき層で形成されており、前記第2開口により露出される前記第1導体層と前記第2ビア導体の第2接続部分にボイドは存在しない。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書によって開示される技術は、プリント配線板の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、層間樹脂絶縁層にバイアホール形成用開孔を形成することと、バイアホール形成用開孔を有する層間絶縁層の表面にスパッタリングで合金層を形成すること、を含むプリント配線板の製造方法を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-124602号公報
【発明の概要】
【0004】
[特許文献1の課題]
スパッタリングは真空中で行われる。複数の導体層を含むプリント配線板が形成される場合、すべての導体層のシード層をスパッタリングで形成することは生産性に影響を与えると考えられる。生産コストが高くなると考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のプリント配線板の製造方法は、パッドを有する導体層を形成することと、前記導体層上に第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有する第1樹脂絶縁層を形成することと、前記第1樹脂絶縁層の前記第1面上に第1導体層を形成することと、前記第1樹脂絶縁層と前記第1導体層上に第3面と前記第3面と反対側の第4面とを有する第2樹脂絶縁層を形成することと、前記第2樹脂絶縁層の前記第3面上に第2導体層を形成すること、とを有する。前記第1導体層を形成することは、前記第1樹脂絶縁層の前記第1面上に無電解めっきによって第1シード層を形成することと前記第1シード層上に第1めっきレジストを形成することと前記第1めっきレジストから露出する前記第1シード層上に第1電解めっき層を形成することと前記第1めっきレジストを除去することと前記第1電解めっき層から露出する前記第1シード層を除去すること、とを含む。前記第2導体層を形成することは、前記第2樹脂絶縁層の前記第3面上にスパッタリングによって第2シード層を形成することと前記第2シード層上に第2めっきレジストを形成することと前記第2めっきレジストから露出する前記第2シード層上に第2電解めっき層を形成することと前記第2めっきレジストを除去することと前記第2電解めっき層から露出する前記第2シード層を除去すること、とを含む。
【0006】
本発明の実施形態のプリント配線板の製造方法は、無電解めっきを用いて第1シード層を形成することと、スパッタリングを用いて第2シード層を形成することを含む。そのため、すべての導体層のシード層がスパッタリングで形成される方法と比べて生産負荷が小さい。プリント配線板の生産性が低下しがたい。生産コストを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態のプリント配線板を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の一部を模式的に示す拡大断面図。
実施形態のプリント配線板の一部を模式的に示す拡大断面図。
実施形態のプリント配線板の一部を模式的に示す拡大断面図。
実施形態のプリント配線板の一部を模式的に示す拡大断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す拡大断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す拡大断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[実施形態]
図1は実施形態のプリント配線板2を示す断面図である。図2A~図4は実施形態のプリント配線板2の一部を示す拡大断面図である。図1に示されるように、プリント配線板2は、絶縁層4と導体層10とビルドアップ層500とを有する。導体層10は絶縁層4上に形成される。ビルドアップ層500は絶縁層4と導体層10上に形成される。
【0009】
絶縁層4は樹脂を用いて形成される。絶縁層4はシリカ等の無機粒子を含んでもよい。絶縁層4は、ガラスクロス等の補強材を含んでもよい。絶縁層4はコア基板であってもよい。
【0010】
導体層10は絶縁層4上に形成されている。導体層10はベタパターン12とパッド14を含む。図に示されていないが、導体層10はベタパターン12とパッド14以外の導体回路も含んでいる。導体層10は主に銅によって形成される。導体層10は、絶縁層4上のシード層10aとシード層10a上の電解めっき層10bで形成されている。シード層10aの厚みは0.5μm未満である。シード層10aは無電解めっきで形成される無電解めっき層である。改変例ではシード層10aはスパッタリングで形成されるスパッタ層であってもよい。シード層10aがスパッタ層である場合、シード層10aは、絶縁層4上の第1層と第1層上の第2層で形成されていてもよい。第1層は銅と特定卑金属を含む合金(銅合金)で形成されている。特定卑金属は銅以外の卑金属である。特定卑金属は例えばアルミニウムである。第2層は銅で形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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