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公開番号2024094771
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2022211535
出願日2022-12-28
発明の名称盤構造
出願人株式会社明電舎
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H05K 7/20 20060101AFI20240703BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】高発熱の電気機器に優先的に冷却風を供給し、その冷却風を利用して熱に強い電気機器を冷却することで冷却効率の向上を図る盤構造を提供する。
【解決手段】屋外設置型盤は、筐体2の上部の吸気口C,Dと、筐体2内を空間F,Bに仕切る風洞部12と、空間F内の高発熱電気機器ユニット20と、空間B内の高耐熱の電気器ユニット40と、空間Bの床部6に設置されたファン30と、床部6のファン30の下方に形成された排気孔6aと、を備える。高発熱電気機器ユニット20のヒートシンク21は、風洞部12内に設置される。風洞部12は、ヒートシンク21の下側に排気口Iを備える。ファン30のカバー30bは、ボックス状に形成され、風洞部側の正面板・高耐熱の電気器ユニット40側の側板、風洞部側の背面板のそれぞれに吸気孔群が形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
電気機器を収容する筐体を備えた盤の構造であって、
前記筐体の上部に設けられ、前記筐体内に冷却風を取り込む吸気口と、
前記筐体内を仕切って、前記吸気口に取り込まれた冷却風が導入される風洞部と、
前記風洞部に仕切られた一方の空間内に配置された比較的高発熱の電気機器と、
前記電気機器の放熱用のヒートシンクと、
前記風洞部に仕切られた他方の空間内に配置された比較的高耐熱の電気機器と、
前記他方の空間の下部に設置されたファンと、
前記ファンのカバーの少なくとも前記高耐熱の電気機器側に形成された吸気孔と、
前記ファンの下側に形成された排気孔と、
を備え、
前記ヒートシンクは、前記風洞部内に配置され、
前記風洞部は、前記ヒートシンクの下方に排気口が形成され、
前記ファンの駆動時に前記吸気口から吸気された冷却風を前記風洞部内に取り込んで前記ヒートシンクを冷却し、
前記排気口から排気された前記冷却風によって前記高耐熱の電気機器を冷却することを特徴とする盤構造。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記風洞部は、
前記他方の空間側に前記冷却風を分岐させる分岐孔を備え、
前記分岐孔から分岐された冷却風によって前記高耐熱の電気機器を冷却可能なことを特徴とする請求項1記載の盤構造。
【請求項3】
前記カバーは、
前記高耐熱の電気機器側に形成された第1吸気孔と、
前記第1吸気孔とは別の箇所に形成された第2吸気孔と、
を備え、
前記第2吸気孔の開口面積を増減することで前記第1吸気孔の吸気量を調節し、
前記高耐熱の電気機器への風量を調整可能なことを特徴とする請求項1または2記載の盤構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、筐体の内部に配置された電気機器を送風により冷却する盤の構造に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1の盤は、筐体内に収容された複数の電気機器ユニットと、筐体内の空気を強制的に排出する送風機とを備え、前記筐体の扉には前記送風機の駆動により冷却風を取り込む通気口が形成されている。
【0003】
前記ユニットには前記通気口から取り込まれた冷却風を導入するダクトが取り付けられている。また、前記扉と前記ダクトとの間に仕切板を設置することで筐体内を扉側とダクト側に区切っている。
【0004】
この仕切板には前記各ダクト内に連通する通気孔が形成されている。ここでは前記通気口から取り込まれた冷却風を、前記通気孔を経由させることで前記各ユニットに均一の風量で供給させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-54026
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の盤構造は、前述のように前記各ユニットを通気孔およびダクトを経由した同様な構成により均一に冷却している。確かに前記各ユニットの発熱量に大差がなければ、特許文献1の盤構造は有効である。
【0007】
ところが、前記各ユニットを均一に冷却するため、一部の前記ユニットに高発熱量の電気機器が使用された場合には、その電気機器を優先的に冷却できず、冷却効率が低下するおそれがある。
【0008】
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされ、高発熱の電気機器に優先的に冷却風を供給し、その冷却風を利用して熱に強い電気機器を冷却することで冷却効率の向上を図った。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)本発明は、電気機器を収容する筐体を備えた盤の構造であって、
前記筐体の上部に設けられ、前記筐体内に冷却風を取り込む吸気口と、
前記筐体内を仕切って、前記吸気口に取り込まれた冷却風が導入される風洞部と、
前記風洞部に仕切られた一方の空間内に配置された比較的高発熱の電気機器と、
前記電気機器の放熱用のヒートシンクと、
前記風洞部に仕切られた他方の空間内に配置された比較的高耐熱の電気機器と、
前記他方の空間の下部に設置されたファンと、
前記ファンのカバーの少なくとも前記高耐熱の電気機器側に形成された吸気孔と、
前記ファンの下側に形成された排気孔と、
を備え、
前記ヒートシンクは、前記風洞部内に配置され、
前記風洞部は、前記ヒートシンクの下方に排気口が形成され、
前記ファンの駆動時に前記吸気口から吸気された冷却風を前記風洞部内に取り込んで前記ヒートシンクを冷却し、
前記排気口から排気された前記冷却風によって前記高耐熱の電気機器を冷却することを特徴としている。
【0010】
(2)前記風洞部の一態様は、
前記他方の空間側に前記冷却風を分岐させる分岐孔を備え、
前記分岐孔から分岐された冷却風によって前記高耐熱の電気機器を冷却可能なことを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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