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公開番号2024100327
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2023004255
出願日2023-01-16
発明の名称部品供給装置
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H05K 13/02 20060101AFI20240719BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】ローディング部からキャリアテープ搬送部にキャリアテープを確実に受け渡すことができる部品供給装置を提供することを目的とする。
【解決手段】搬送路27に沿ってキャリアテープ搬送部41から上流へ離れたテープ検出位置P1においてキャリアテープCTの先端STを検出するテープ検出部51を備え、テープ検出位置P1でキャリアテープCTが検出されたら、テープ検出位置P1からキャリアテープ搬送部41への受渡し位置PUまでの間隔SSと先導部SDの長さLを合わせた距離(SS+L)に相当する送り量だけキャリアテープCTが受渡し位置PU側に送られるようにローディング部31を駆動する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項１】
キャリアテープの先端から飛び出した先導部を有するカバーテープをキャリアテープから剥離して、前記カバーテープに覆われた状態で前記キャリアテープに収納されていた部品を露出させ、露出した部品を部品取出し位置に搬送する部品供給装置であって、
キャリアテープを部品取出し位置に案内する搬送路と、
キャリアテープを前記搬送路内に送り出すローディング部と、
前記ローディング部によって送り出された前記搬送路内のキャリアテープを受渡し位置において受け取り、前記部品取出し位置に向けて搬送するキャリアテープ搬送部と、
前記搬送路に沿って前記キャリアテープ搬送部から上流へ離れたテープ検出位置において前記キャリアテープの先端を検出するテープ検出部と、
前記テープ検出位置で前記キャリアテープが検出されたら、前記テープ検出位置から前記キャリアテープ搬送部への受渡し位置までの間隔と前記先導部の長さを合わせた距離に相当する送り量だけキャリアテープが前記受渡し位置側に送られるように前記ローディング部を駆動する制御部と、
を備えた部品供給装置。
続きを表示（約 86 文字）【請求項２】
前記搬送路の前記キャリアテープ搬送部よりも上流には、キャリアテープの厚み方向の撓みを吸収可能に構成されている、請求項１に記載の部品供給装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、キャリアテープにより部品を供給する部品供給装置に関する。
続きを表示（約 2,400 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、部品搭載装置において部品を供給する部品供給装置の一種として、一定間隔を開けて部品を収納したキャリアテープを搬送路内にセットし、これを搬送スプロケットによって搬送することで部品を部品取出し位置に位置させるテープフィーダが知られている。テープフィーダは、作業者が手作業でキャリアテープをロードさせるようになっているもののほか、作業者がテープ挿入口に挿入したキャリアテープを搬送路に自動で送り出してロードするローディング部を備えたものも知られている。このようなローディング部を備えたテープフィーダでは、ローディング部によってキャリアテープを搬送路に送り出し、その先端が搬送スプロケットに受け渡されるようにしている。
【０００３】
また、下記の特許文献１には、ローディング部を備えたテープフィーダであって、キャリアテープを覆うカバーテープにキャリアテープの先端からはみ出た先導部（延出部）を捕捉することでカバーテープを剥離するようにしたものが開示されている。この特許文献１に開示されたテープフィーダでは、光学センサから成るテープ検出部によって、所定の位置に搬送されてきたキャリアテープの先端を検出して、搬送スプロケットまでのキャリアテープの搬送動作をローディング部に行わせるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
国際公開第２０２１／０７０９５４号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、カバーテープは透明なので、通常であれば光学センサで検出されることはないが、カバーテープが半透明である場合や検出感度の高い光学センサを使用した場合には、カバーテープをキャリアテープの先端と誤認（誤検出）してしまい、実際にはキャリアテープの先端が受渡し位置に到達していないにも拘らず、ローディング部がキャリアテープの送り出しを停止してしまってローディング部からキャリアテープ搬送部へのキャリアテープの受け渡しが失敗するという問題点があった。
【０００６】
そこで本発明は、ローディング部からキャリアテープ搬送部にキャリアテープを確実に受け渡すことができる部品供給装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の部品供給装置は、キャリアテープの先端から飛び出した先導部を有するカバーテープをキャリアテープから剥離して、前記カバーテープに覆われた状態で前記キャリアテープに収納されていた部品を露出させ、露出した部品を部品取出し位置に搬送する部品供給装置であって、キャリアテープを部品取出し位置に案内する搬送路と、キャリアテープを前記搬送路内に送り出すローディング部と、前記ローディング部によって送り出された前記搬送路内のキャリアテープを受渡し位置において受け取り、前記部品取出し位置に向けて搬送するキャリアテープ搬送部と、前記搬送路に沿って前記キャリアテープ搬送部から上流へ離れたテープ検出位置において前記キャリアテープの先端を検出するテープ検出部と、前記テープ検出位置で前記キャリアテープが検出されたら、前記テープ検出位置から前記キャリアテープ搬送部への受渡し位置までの間隔と前記先導部の長さを合わせた距離に相当する送り量だけキャリアテープが前記受渡し位置側に送られるように前記ローディング部を駆動する制御部と、を備えた。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、ローディング部からキャリアテープ搬送部にキャリアテープを確実に受け渡すことができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明の一実施の形態におけるテープフィーダを備えた部品搭載装置の一部の側面図
本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの側面図
本発明の一実施の形態におけるテープフィーダによって搬送されるキャリアテープの先端付近の斜視図
（ａ）（ｂ）本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの一部の断面図
本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの制御系統を示すブロック図
本発明の一実施の形態におけるテープフィーダが備える導入スプロケットを搬送路の一部とともに示す図
（ａ）（ｂ）（ｃ）本発明の一実施の形態におけるテープフィーダが備える露出部の動作説明図
（ａ）（ｂ）本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの動作説明図
本発明の一実施の形態におけるテープフィーダが備えるテープ検出器によって（ａ）キャリアテープの先端が検出された状態を示す図（ｂ）カバーテープの先導部の先端が検出された状態を示す図
本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの動作説明図
（ａ）（ｂ）本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの動作説明図
（ａ）（ｂ）本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの動作説明図
（ａ）（ｂ）本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの動作説明図
【発明を実施するための形態】
【００１０】
図１は、本発明の一実施の形態における部品供給装置としてのテープフィーダ１を備えた部品搭載装置２を示している。部品搭載装置２は基板ＫＢに部品ＢＨを搭載する装置であり、搭載装置本体部３と部品供給部４を備えている。搭載装置本体部３は基板ＫＢに対する部品ＢＨの装着作業を実行する部品搭載装置２の主部であり、部品供給部４はテープフィーダ１（図２）と、テープフィーダ１を保持する台車５を備えている。
（【００１１】以降は省略されています）

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