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公開番号2024101876
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-30
出願番号2023006055
出願日2023-01-18
発明の名称配線基板
出願人イビデン株式会社
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類H05K 3/46 20060101AFI20240723BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】配線基板の品質向上。
【解決手段】実施形態の配線基板は、複数の絶縁層および導体層と絶縁層の貫通孔11a内に形成されるビア導体13とを含む第1および第2ビルドアップ部10、20を含む第1面1Fおよび第2面1Bを有する配線基板であり、第1ビルドアップ部10は、第2ビルドアップ部20の上の第1面1F側に位置し、第1ビルドアップ部10の第1導体層12の配線の配線幅および配線間の間隔は、第2ビルドアップ部20の第2導体層22よりも小さく、第1ビルドアップ部10の第1絶縁層11は無機粒子と絶縁性樹脂を含み、無機粒子は貫通孔11aの内壁面を形成する第1無機粒子と第1絶縁層11に埋まっている第2無機粒子を含み、第1無機粒子の形状は第2無機粒子と異なり、第1ビルドアップ部10の第1導体層12と第1ビア導体13は金属膜層とめっき膜層で形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
交互に積層された複数の絶縁層および導体層と、
前記絶縁層に設けられた貫通孔内に形成され、前記絶縁層を挟んで対向する前記導体層同士を接続するビア導体と、
をそれぞれ含む第1ビルドアップ部および第2ビルドアップ部を含む、
第1面および前記第1面と反対側の第2面を有する配線基板であって、
前記第1ビルドアップ部は、前記第2ビルドアップ部の上に積層されていて前記第2ビルドアップ部よりも前記第1面側に位置しており、
前記第1ビルドアップ部に含まれる第1導体層における配線の配線幅および配線間の間隔は、前記第2ビルドアップ部に含まれる第2導体層における配線の配線幅および配線間の間隔よりも小さく、
前記第1ビルドアップ部に含まれる第1絶縁層は、無機粒子と絶縁性樹脂とを含み、
前記無機粒子は、前記第1ビルドアップ部内の前記貫通孔の内壁面を形成する第1無機粒子と前記第1絶縁層に埋まっている第2無機粒子とを含み、
前記第1無機粒子の形状は前記第2無機粒子の形状と異なっており、
前記第1ビルドアップ部に含まれる前記第1導体層および第1ビア導体は、前記第1絶縁層の表面上に形成されている金属膜層および前記金属膜層の前記第1絶縁層側と反対側の表面上に形成されているめっき膜層によって形成されている。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
請求項1記載の配線基板であって、前記第1導体層における配線の最小の配線幅は3μm以下であり、前記第1導体層における配線間の最小の間隔は3μm以下である。
【請求項3】
請求項1記載の配線基板であって、前記第1導体層における配線のアスペクト比は2.0以上、4.0以下である。
【請求項4】
請求項1記載の配線基板であって、前記第1導体層の前記第2面側の表面は研磨面である。
【請求項5】
請求項1記載の配線基板であって、さらに、前記第2ビルドアップ部の前記第2面側に、第3絶縁層および第3導体層と前記第3絶縁層に設けられ前記第3絶縁層を挟んで対向する前記第3導体層および前記第2ビルドアップ部の前記第2面側の導体層を接続するビア導体とを含む第3ビルドアップ部を有する。
【請求項6】
請求項5記載の配線基板であって、前記第3絶縁層が、芯材を含む。
【請求項7】
請求項6記載の配線基板であって、前記芯材が、ガラス繊維である。
【請求項8】
請求項1記載の配線基板であって、前記第1ビルドアップ部は、前記第1面を構成する絶縁層内に埋め込まれて一面を前記第1面に露出する導体パッドを含み、前記導体パッドは、部品搭載領域を有する部品搭載面を構成している。
【請求項9】
請求項1記載の配線基板であって、前記第1無機粒子は平坦部を有しており、前記平坦部が、前記内壁面を構成している。
【請求項10】
請求項9記載の配線基板であって、前記内壁面の算術平均粗さ(Ra)は、1.0μm以下である。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は配線基板に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、貫通孔を有する絶縁層を含むプリント配線板が開示されている。絶縁層は、絶縁粒子を含んでおり、貫通孔には絶縁層を挟んで形成されている第1導体層と第2導体層とを接続する層間接続構造が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-126103号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示のプリント配線板では、層間接続構造は、貫通孔の内周面に形成されている無機粒子と金属とを含む複合層および複合層の内側を充填している金属を含んでいる。複合層の厚みが不均一となる虞がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の配線基板は、交互に積層された複数の絶縁層および導体層と、前記絶縁層に設けられた貫通孔内に形成され、前記絶縁層を挟んで対向する前記導体層同士を接続するビア導体と、をそれぞれ含む第1ビルドアップ部および第2ビルドアップ部を含む、第1面および前記第1面と反対側の第2面を有する配線基板である。そして、前記第1ビルドアップ部は、前記第2ビルドアップ部の上に積層されていて前記第2ビルドアップ部よりも前記第1面側に位置しており、前記第1ビルドアップ部に含まれる第1導体層における配線の配線幅および配線間の間隔は、前記第2ビルドアップ部に含まれる第2導体層における配線の配線幅および配線間の間隔よりも小さく、前記第1ビルドアップ部に含まれる第1絶縁層は、無機粒子と絶縁性樹脂とを含み、前記無機粒子は、前記第1ビルドアップ部内の前記貫通孔の内壁面を形成する第1無機粒子と前記第1絶縁層に埋まっている第2無機粒子とを含み、前記第1無機粒子の形状は前記第2無機粒子の形状と異なっており、前記第1ビルドアップ部に含まれる前記第1導体層および第1ビア導体は、前記第1絶縁層の表面上に形成されている金属膜層および前記金属膜層の前記第1絶縁層側と反対側の表面上に形成されているめっき膜層によって形成されている。
【0006】
本発明の実施形態によれば、絶縁層の貫通孔内に均一な厚さのシード層を含むビア導体が形成されている、接続信頼性の高い配線基板が提供され得る。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態の配線基板の一例を示す断面図。
図1のII部の拡大図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す拡大図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す拡大図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す拡大図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す拡大図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す拡大図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態である配線基板の製造方法の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
一実施形態の配線基板が図面を参照しながら説明される。図1は、一実施形態の配線基板の一例である配線基板1を示す断面図である。図2は、図1のII部の拡大図である。なお、配線基板1は本実施形態の配線基板の一例に過ぎない。本実施形態の配線基板の積層構造、ならびに、導体層および絶縁層それぞれの数は、図1の配線基板1の積層構造、ならびに配線基板1に含まれる導体層および絶縁層それぞれの数に限定されない。また、参照される図面においては、各構成要素の正確な比率を示すことは意図されておらず、本発明の特徴が理解され易いように描かれている。
【0009】
実施形態の配線基板1は、交互に積層された複数の導体層および絶縁層によってそれぞれ構成される第1ビルドアップ部10および第2ビルドアップ部20を含む積層構造を有している。配線基板1は、その厚さ方向と直交する2つの表面(第1面1Fおよび第1面1Fと反対側の第2面1B)を有している。図1に示されるように、第1ビルドアップ部10の表面(第1面10F)が第1面1Fを構成している。配線基板1は、図1に示されるように、第2ビルドアップ部20の第1ビルドアップ部10側と反対側に、絶縁層およびその上に積層された導体層から構成される第3ビルドアップ部30をさらに含んでいてもよい。配線基板1が第3ビルドアップ部30を有する場合、第2面1Bは、第3ビルドアップ部30の表面(第2面30B)により構成され得る。ただし、第3ビルドアップ部30は形成されなくてもよく、その場合、第2面1Bは、第2ビルドアップ部20の表面(第2面20B)により構成され得る。本実施形態の配線基板1は、好ましくはコア層を含まないコアレス配線基板である。
【0010】
第1ビルドアップ部10は比較的微細な配線を含んでおり、比較的密度の高い回路配線を有し得る。図1の例では、第1ビルドアップ部10は、交互に積層される絶縁層11(第1絶縁層11)と導体層12(第1導体層12)とを有している。一層の絶縁層11を挟んで対向する導体層12同士はビア導体13(第1ビア導体13)によって接続されている。図1の第1ビルドアップ部10は、さらに、最も第2ビルドアップ部20側に形成されている絶縁層111を含んでいる。各導体層12は、所定の導体パターンを有するようにパターニングされている。図1に示されているように、本実施形態の第1ビルドアップ部10は、コア層を含まない。第1ビルドアップ部10の第1面10Fは、導体層12の表面(上面)および導体層12のパターンから露出する絶縁層11の表面(上面)によって構成されている。図示の例では、第1面10Fを構成する導体層12は複数の導体パッド12pを有するパターンに形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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