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公開番号2024078852
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022191435
出願日2022-11-30
発明の名称プリント配線板
出願人イビデン株式会社
代理人個人
主分類H05K 3/46 20060101AFI20240604BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】高い品質を有するプリント配線板の提供。
【解決手段】プリント配線板は、第1導体層と、第1面と第2面と第1開口とを有し、第1導体層上に積層されている第1樹脂絶縁層と、第1樹脂絶縁層の第1面上に形成されている第2導体層と、第1開口内に形成されていて、第1導体層と第2導体層とを接続する第1ビア導体と、第3面と第4面と第2開口とを有し、第2導体層上に積層されている第2樹脂絶縁層と、第2樹脂絶縁層の第3面上に形成されている第3導体層と、第2開口内に形成されていて、第2導体層と第3導体層とを接続する第2ビア導体とを有する。第2導体層は第1ビア導体の直上に形成されている第1部分と第1部分を囲み第1面上に形成されている第2部分とからなるランドを含んでいる。ランドの上面は第2開口により部分的に露出され、第1部分の上面と第2部分の上面は同じ面を形成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1導体層と、
第1面と前記第1面と反対側の第2面と前記第1面から前記第2面に至る第1開口とを有し、前記第2面が前記第1導体層と対向するように前記第1導体層上に積層されている第1樹脂絶縁層と、
前記第1樹脂絶縁層の前記第1面上に形成されている第2導体層と、
前記第1開口内に形成されていて、前記第1導体層と前記第2導体層とを接続する第1ビア導体と、
第3面と前記第3面と反対側の第4面と前記第3面から前記第4面に至る第2開口とを有し、前記第4面が前記第2導体層と対向するように前記第2導体層上に積層されている第2樹脂絶縁層と、
前記第2樹脂絶縁層の前記第3面上に形成されている第3導体層と、
前記第2開口内に形成されていて、前記第2導体層と前記第3導体層とを接続する第2ビア導体、とを有するプリント配線板であって、
前記第2導体層は前記第1ビア導体の直上に形成されている第1部分と前記第1部分を囲み前記第1面上に形成されている第2部分とからなるランドを含んでおり、前記ランドの上面は前記第2開口により部分的に露出され、前記第1部分の上面と前記第2部分の上面は同じ面を形成する。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
請求項1のプリント配線板であって、前記第1樹脂絶縁層は樹脂と無機粒子を含み、前記無機粒子は前記樹脂に部分的に埋まっている第1無機粒子と前記樹脂に完全に埋まっている第2無機粒子を含み、前記第1無機粒子は前記樹脂から突出する第3部分と前記樹脂に埋まっている第4部分で形成され、前記第1面は前記樹脂の上面と前記樹脂の上面から露出する前記第3部分の露出面で形成されている。
【請求項3】
請求項2のプリント配線板であって、前記第2樹脂絶縁層は前記樹脂と前記無機粒子を含み、前記第3面は前記樹脂の上面と前記樹脂の上面から露出する前記第3部分の前記露出面で形成されている。
【請求項4】
請求項2のプリント配線板であって、前記第3部分の体積と前記第1無機粒子の体積との比は0より大きく0.4以下である。
【請求項5】
請求項2のプリント配線板であって、前記第1面の算術平均粗さ(Ra)は0.08μm未満である。
【請求項6】
請求項2のプリント配線板であって、前記無機粒子は前記第1開口の第1内壁面を形成する第3無機粒子をさらに含み、前記第1内壁面は前記第3無機粒子と前記樹脂によって形成されており、前記第3無機粒子は平坦部を有し、前記平坦部が前記第1内壁面を形成する。
【請求項7】
請求項3のプリント配線板であって、前記無機粒子は前記第2開口の第2内壁面を形成する第3無機粒子をさらに含み、前記第2内壁面は前記第3無機粒子と前記樹脂によって形成されており、前記第3無機粒子は平坦部を有し、前記平坦部が前記第2内壁面を形成する。
【請求項8】
請求項6のプリント配線板であって、前記第1内壁面の算術平均粗さ(Ra)は1.0μm以下である。
【請求項9】
請求項6のプリント配線板であって、前記第3無機粒子の形状は球を平面で切断することで得られる。
【請求項10】
請求項9のプリント配線板であって、前記第3無機粒子の形状は前記第2無機粒子を平面で切断することで得られる。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書によって開示される技術は、プリント配線板に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、フィルドビア導体とフィルドビア導体を覆う絶縁層を備える配線基板を開示する。フィルドビア導体の表面は凸状に膨らんでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-258430号公報
【発明の概要】
【0004】
[特許文献1の課題]
フィルドビア導体を覆う絶縁層にフィルドビア導体を露出させる開口を形成することが考えられる。フィルドビア導体の上面が凸状に膨らんでいると、照射されるレーザ光の一部が膨らみの影響で外に向かって反射すると考えられる。その反射光により、開口の側壁に複雑な形状を有する凹みができると考えられる。複雑な凹みを有する側壁上にスパッタリングで連続しているシード層を形成することが難しいと考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のプリント配線板は、第1導体層と、第1面と前記第1面と反対側の第2面と前記第1面から前記第2面に至る第1開口とを有し、前記第2面が前記第1導体層と対向するように前記第1導体層上に積層されている第1樹脂絶縁層と、前記第1樹脂絶縁層の前記第1面上に形成されている第2導体層と、前記第1開口内に形成されていて、前記第1導体層と前記第2導体層とを接続する第1ビア導体と、第3面と前記第3面と反対側の第4面と前記第3面から前記第4面に至る第2開口とを有し、前記第4面が前記第2導体層と対向するように前記第2導体層上に積層されている第2樹脂絶縁層と、前記第2樹脂絶縁層の前記第3面上に形成されている第3導体層と、前記第2開口内に形成されていて、前記第2導体層と前記第3導体層とを接続する第2ビア導体、とを有する。前記第2導体層は前記第1ビア導体の直上に形成されている第1部分と前記第1部分を囲み前記第1面上に形成されている第2部分とからなるランドを含んでいる。前記ランドの上面は前記第2開口により部分的に露出され、前記第1部分の上面と前記第2部分の上面は同じ面を形成する。
【0006】
本発明の実施形態のプリント配線板では、ランドの第1部分の上面と第2部分の上面は共通な面を形成する。そのため、第2開口を形成するためのレーザ光の一部が外に向かって反射することが抑制される。第2開口の側壁に複雑な凹みが形成され難い。スパッタリングでシード層が形成されても、ビア導体用の開口の側壁上に連続するシード層を形成することができる。高い品質を有するプリント配線板が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態のプリント配線板を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の一部を模式的に示す拡大断面図。
実施形態のプリント配線板の一部を模式的に示す拡大断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す拡大断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す拡大断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す拡大断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態の改変例のプリント配線板を模式的に示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[実施形態]
図1は実施形態のプリント配線板2を示す断面図である。図2と図3は実施形態のプリント配線板2の一部を示す拡大断面図である。図1に示されるように、プリント配線板2は、絶縁層4と第1導体層10と第1樹脂絶縁層20と第2導体層30と第1ビア導体40と第2樹脂絶縁層120と第3導体層130と第2ビア導体140を有する。
【0009】
絶縁層4は樹脂を用いて形成される。絶縁層4はシリカ等の無機粒子を含んでもよい。絶縁層4は、ガラスクロス等の補強材を含んでもよい。絶縁層4は、第5面6(図中の上面)と第5面6と反対側の第6面8(図中の下面)を有する。
【0010】
第1導体層10は絶縁層4の第5面6上に形成されている。第1導体層10は信号配線12とパッド14を含む。図に示されていないが、第1導体層10は信号配線12とパッド14以外の導体回路も含んでいる。信号配線12の上面とパッド14の上面は平坦である。第1導体層10は主に銅によって形成される。第1導体層10は、絶縁層4上のシード層10aとシード層10a上の電解めっき層10bで形成されている。シード層10aの厚みは0.5μm未満である。シード層10aは第5面6上の第1層11aと第1層11a上の第2層11bで形成されている。第1層11aの厚みと第2層11bの厚みとの比(第1層の厚み/第2層の厚み)は0.25以上、0.7以下である。第2層11bの厚みは第1層11aの厚みより厚い。第1層11aは銅と特定卑金属を含む合金(銅合金)で形成されている。特定卑金属は銅以外の卑金属である。特定卑金属は例えばアルミニウムである。第2層11bは銅で形成されている。電解めっき層10bは銅で形成されている。第1層11aは絶縁層4に接している。
(【0011】以降は省略されています)

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