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公開番号2024103865
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-02
出願番号2023007812
出願日2023-01-23
発明の名称制御装置
出願人ニデックインスツルメンツ株式会社
代理人個人
主分類H05K 7/14 20060101AFI20240726BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】制御ユニットと、制御ユニットが固定される固定フレームとを備える制御装置において、ケーブル固定部に上側から係合する固定用ネジが、制御ユニットがユニット引出位置に配置されているときに固定フレームより前側に配置されていても、制御ユニットがユニット引出位置に配置されている状態で固定用ネジによってケーブル固定部にケーブルの端部を固定するときの制御ユニットの倒れを簡易な構成で防止することが可能な制御装置を提供する。
【解決手段】この制御装置では、固定フレーム5に、ユニット固定位置に配置される制御ユニット2が載置される第1載置面5pと、第1載置面5pの前側に配置されるとともに制御ユニット2が載置可能な第2載置面5rとが形成されている。第2載置面5rは、第1載置面5pよりも下側に配置されており、第1載置面5pと第2載置面5rとの境界に前側を向く段差面5sが形成されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
制御対象物を制御するための制御ユニットと、前記制御ユニットが固定される固定フレームとを備え、
上下方向に直交する所定の方向を前後方向とすると、
前記制御ユニットは、制御基板と、前記制御基板に固定されるケーブル固定部と、前記ケーブル固定部に端部が固定されるケーブルと、前記ケーブル固定部に前記ケーブルの端部を固定するための固定用ネジとを備えるとともに、前記制御ユニットが前記固定フレームに固定されるユニット固定位置と、前記制御ユニットが前記固定フレームに対して前記ユニット固定位置から前側に引き出されたユニット引出位置との間で、前記固定フレームに対して前後方向に移動可能となっており、
前記固定用ネジは、上側から前記ケーブル固定部に係合するとともに、前記制御ユニットが前記ユニット引出位置に配置されているときに、前記固定フレームよりも前側に配置され、
前記固定フレームには、前記ユニット固定位置に配置される前記制御ユニットが載置される第1載置面と、前記第1載置面の前側に配置されるとともに前記制御ユニットが載置可能な第2載置面とが形成され、
前記第2載置面は、前記第1載置面よりも下側に配置され、
前記第1載置面と前記第2載置面との境界には、前側を向く段差面が形成されていることを特徴とする制御装置。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記制御ユニットの上端側には、前記固定フレームに対する前記制御ユニットの前側への移動を規制するためのユニット側規制面が形成され、
前記固定フレームには、前記ユニット側規制面が後ろ側から接触可能なフレーム側規制面が形成されていることを特徴とする請求項1記載の制御装置。
【請求項3】
上下方向と前後方向とに直交する方向を左右方向とすると、
前記ユニット側規制面は、前記制御ユニットの左右方向の両端部に形成されていることを特徴とする請求項2記載の制御装置。
【請求項4】
上下方向と前後方向とに直交する方向を左右方向とすると、
前記制御ユニットの上端側には、前記固定フレームに対する前記制御ユニットの左右方向の両側への移動を規制するための2個の第2ユニット側規制面が形成され、
前記固定フレームには、前記第2ユニット側規制面が左右方向の内側から接触可能な2個の第2フレーム側規制面が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の制御装置。
【請求項5】
上下方向と前後方向とに直交する方向を左右方向とすると、
前記ユニット固定位置に配置される前記制御ユニットの左右方向の一方側に配置される冷却用のファンを備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ロボット等の制御対象物を制御するための制御装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ロボットを制御するための制御装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の制御装置は、制御盤筐体と、制御盤筐体に収容される複数のユニットとを備えている。複数のユニットには、上段ユニットと、上段ユニットの下側に配置される下段ユニットとが含まれている。上段ユニットには、前面ユニットと、前面ユニットの奥側に配置される奥側ユニットとが含まれている。前面ユニットは、制御盤筐体の側面に配置されるスライダに沿って制御盤筐体の前面側に引出し可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-31316号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明者は、特許文献1に記載の制御装置のように、ロボット等の制御対象物を制御するための制御ユニットを備える制御装置を開発している。この制御装置は、制御ユニットが固定される固定フレームを備えている。制御ユニットは、制御基板と、制御基板から引き出されるケーブルとを備えている。ケーブルの端部は、制御基板に固定されるケーブル固定部に固定用ネジによって固定されている。制御ユニットは、制御ユニットが固定フレームに固定されるユニット固定位置と、制御ユニットが固定フレームに対してユニット固定位置から前側に引き出されたユニット引出位置との間で、固定フレームに対して前後方向に移動可能となっている。
【0005】
開発中の制御装置では、固定用ネジは、ケーブル固定部に上側から係合している。また、固定用ネジは、制御ユニットがユニット引出位置に配置されているときに固定フレームよりも前側に配置されている。かかる制御装置において、本願発明者は、ケーブルの端部をケーブル固定部に固定するときの作業性を考慮して、制御ユニットがユニット引出位置に配置されている状態で固定用ネジの締め込み作業を行ってケーブル固定部にケーブルの端部を固定することにした。
【0006】
しかしながら、開発中の制御装置では、制御ユニットがユニット引出位置に配置されているときに固定用ネジが固定フレームよりも前側に配置されているため、ケーブル固定部にケーブルの端部を固定するために固定用ネジを上側から締め込むと、固定フレームに対して左右方向を軸方向とするモーメントが制御ユニットに作用して、ユニット引出位置に配置される制御ユニットが倒れるおそれがある。また、ユニット引出位置に配置される制御ユニットが倒れると、ケーブル固定部にケーブルの端部を固定することが困難になる。
【0007】
そこで、本発明の課題は、制御対象物を制御するための制御ユニットと、制御ユニットが固定される固定フレームとを備える制御装置において、ケーブル固定部に上側から係合する固定用ネジが、制御ユニットがユニット引出位置に配置されているときに固定フレームより前側に配置されていても、制御ユニットがユニット引出位置に配置されている状態で固定用ネジによってケーブル固定部にケーブルの端部を固定するときの制御ユニットの倒れを簡易な構成で防止することが可能な制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するため、本発明の制御装置は、制御対象物を制御するための制御ユニットと、制御ユニットが固定される固定フレームとを備え、上下方向に直交する所定の方向を前後方向とすると、制御ユニットは、制御基板と、制御基板に固定されるケーブル固定部と、ケーブル固定部に端部が固定されるケーブルと、ケーブル固定部にケーブルの端部を固定するための固定用ネジとを備えるとともに、制御ユニットが固定フレームに固定されるユニット固定位置と、制御ユニットが固定フレームに対してユニット固定位置から前側に引き出されたユニット引出位置との間で、固定フレームに対して前後方向に移動可能となっており、固定用ネジは、上側からケーブル固定部に係合するとともに、制御ユニットがユニット引出位置に配置されているときに、固定フレームよりも前側に配置され、固定フレームには、ユニット固定位置に配置される制御ユニットが載置される第1載置面と、第1載置面の前側に配置されるとともに制御ユニットが載置可能な第2載置面とが形成され、第2載置面は、第1載置面よりも下側に配置され、第1載置面と第2載置面との境界には、前側を向く段差面が形成されていることを特徴とする。
【0009】
本発明の制御装置では、固定フレームに、ユニット固定位置に配置される制御ユニットが載置される第1載置面と、第1載置面の前側に配置されるとともに制御ユニットが載置可能な第2載置面とが形成されている。そのため、本発明では、ユニット引出位置に配置される制御ユニットを第2載置面に載置することが可能になる。また、本発明では、第2載置面は、第1載置面よりも下側に配置されており、第1載置面と第2載置面との境界に、前側を向く段差面が形成されている。したがって、本発明では、ケーブル固定部に上側から係合する固定用ネジが、制御ユニットがユニット引出位置に配置されているときに固定フレームより前側に配置されていても、制御ユニットがユニット引出位置に配置されている状態で固定用ネジによってケーブル固定部にケーブルの端部を固定するときに、制御ユニットの下端部の後面を段差面に接触させることで制御ユニットの倒れを防止することが可能になる。
【0010】
すなわち、本発明では、ケーブル固定部に上側から係合する固定用ネジが、制御ユニットがユニット引出位置に配置されているときに固定フレームより前側に配置されていても、制御ユニットがユニット引出位置に配置されている状態で固定用ネジによってケーブル固定部にケーブルの端部を固定するときの制御ユニットの倒れを、固定フレームの段差面を利用した簡易な構成で防止することが可能になる。
(【0011】以降は省略されています)

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