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公開番号2024073248
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-29
出願番号2022184350
出願日2022-11-17
発明の名称サービスカバー
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H05K 5/03 20060101AFI20240522BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】部品点数を抑制可能としたサービスカバーを提供すること。
【解決手段】サービスカバー11は、電気機器のケースに設けられた開口部に嵌合可能な板状の第1樹脂カバー21と、第1樹脂カバー21の縁部に設けられ開口部と密着される環状の第1シール部材22と、第1樹脂カバー21においてケースの内部側で第1樹脂カバー21の板厚方向と交差する方向に移動可能に保持され、ケース内の端子と接続可能なインターロックコネクタ23と、第1樹脂カバー21においてケースの外部側を覆うように設けられるとともに、ケースに設けられた雌ねじ部に固定可能な締結孔35を有する金属カバー24とを備える。金属カバー24は、貫通孔32aを有し、第1樹脂カバー21は、貫通孔32aと係合することで金属カバー24を第1樹脂カバー21に係止させる係止爪41を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
電気機器のケースに設けられた開口部に嵌合可能な板状の樹脂カバーと、
前記樹脂カバーの縁部に設けられ、前記開口部と密着される環状のシール部材と、
前記樹脂カバーにおいて前記ケースの内部側で、前記樹脂カバーの板厚方向と交差する方向に移動可能に保持され、前記ケース内の端子と接続可能なインターロックコネクタと、
前記樹脂カバーにおいて前記ケースの外部側を覆うように設けられるとともに、前記ケースに設けられた被固定部に固定可能な固定部を有する金属カバーと、
を備えたサービスカバーであって、
前記金属カバーは、被係止部を有し、
前記樹脂カバーは、前記被係止部と係合することで前記金属カバーを前記樹脂カバーに係止させる係止爪を有する、
サービスカバー。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記係止爪は、前記金属カバーを前記樹脂カバーの板厚方向と交差する方向に移動可能に保持する、
請求項1に記載のサービスカバー。
【請求項3】
前記被係止部は、貫通孔であり、
前記係止爪は、弾性変形可能な複数の可撓部と、前記複数の可撓部の先端部に設けられ前記貫通孔の貫通方向から見て前記貫通孔よりも大きく広がる爪部とを有する、
請求項1に記載のサービスカバー。
【請求項4】
前記可撓部及び前記爪部は、前記貫通孔の貫通方向から見て90°間隔に設けられている、
請求項3に記載のサービスカバー。
【請求項5】
前記金属カバーは、前記貫通孔と異なる大きさの位置決め孔を有し、
前記樹脂カバーは、前記位置決め孔を貫通する位置決め突起を有する、
請求項3に記載のサービスカバー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、サービスカバーに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電気機器のケースとしては、作業用の開口部と、開口部に着脱可能なサービスカバーとを備えるものがある。そして、サービスカバーとしては、ケース内への液体の浸入を阻止する止水機能と、開口部への取り付け状態を保証するインターロック機能と、ノイズを遮断するノイズ遮断機能とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。このサービスカバーは、開口部に嵌合可能な板状の樹脂カバーと、開口部と密着される環状のシール部材とを有することで止水機能を備える。また、サービスカバーは、ケース内の端子と接続可能なインターロックコネクタを有することで、インターロック機能を備える。また、サービスカバーは、樹脂カバーを覆うように設けられる金属カバーを有することで、ノイズ遮断機能を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-236450号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記したサービスカバーでは、金属カバーがネジによって樹脂カバーに固定されていた。よって、部品点数が多くなるという問題があった。このことは、ネジによる部品費の増加を招くとともに、ネジを螺合させるための製造設備費等の増加を招くことになる。
【0005】
本開示の目的は、部品点数を抑制可能としたサービスカバーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のサービスカバーは、電気機器のケースに設けられた開口部に嵌合可能な板状の樹脂カバーと、前記樹脂カバーの縁部に設けられ、前記開口部と密着される環状のシール部材と、前記樹脂カバーにおいて前記ケースの内部側で、前記樹脂カバーの板厚方向と交差する方向に移動可能に保持され、前記ケース内の端子と接続可能なインターロックコネクタと、前記樹脂カバーにおいて前記ケースの外部側を覆うように設けられるとともに、前記ケースに設けられた被固定部に固定可能な固定部を有する金属カバーと、を備えたサービスカバーであって、前記金属カバーは、被係止部を有し、前記樹脂カバーは、前記被係止部と係合することで前記金属カバーを前記樹脂カバーに係止させる係止爪を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示のサービスカバーによれば、部品点数を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態におけるサービスカバーの側面図である。
図2は、一実施形態におけるサービスカバーの斜視図である。
図3は、一実施形態におけるサービスカバーの分解斜視図である。
図4は、一実施形態におけるサービスカバーの底面図である。
図5は、一実施形態におけるサービスカバーの一部分解斜視図である。
図6は、図1の6-6線に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のサービスカバーは、
[1]電気機器のケースに設けられた開口部に嵌合可能な板状の樹脂カバーと、前記樹脂カバーの縁部に設けられ、前記開口部と密着される環状のシール部材と、前記樹脂カバーにおいて前記ケースの内部側で、前記樹脂カバーの板厚方向と交差する方向に移動可能に保持され、前記ケース内の端子と接続可能なインターロックコネクタと、前記樹脂カバーにおいて前記ケースの外部側を覆うように設けられるとともに、前記ケースに設けられた被固定部に固定可能な固定部を有する金属カバーと、を備えたサービスカバーであって、前記金属カバーは、被係止部を有し、前記樹脂カバーは、前記被係止部と係合することで前記金属カバーを前記樹脂カバーに係止させる係止爪を有する。
【0010】
同構成によれば、樹脂カバーは、金属カバーの被係止部と係合することで金属カバーを樹脂カバーに係止させる係止爪を有するため、樹脂カバーと金属カバーとを固定するためのネジが不要となる。よって、例えば、部品点数を抑えることができる。また、例えば、ネジを螺合させるための製造設備等が不要となる。
(【0011】以降は省略されています)

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