TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024084674
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-25
出願番号2023109837
出願日2023-07-04
発明の名称ワイヤハーネスの配索構造及びドア用支持部品
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02G 11/00 20060101AFI20240618BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ワイヤハーネスのうちスライドドアと車体との間の露出区間に踏まれ荷重がかかった場合でも、ワイヤハーネスに大きな張力がかかることを抑制できるようにすることを目的とする。
【解決手段】ワイヤハーネスの配索構造20は、ワイヤハーネス30と、ワイヤハーネスのドア側区間をスライドドアに支持するドア用支持部品40と、を備える。ドア用支持部品は、ドア側区間に設けられたスライダ部54と、スライダ部をガイドするガイド溝58が形成されたガイド部品56とを含む。ガイド溝は、開閉用溝59と、応力吸収用溝62とを有する。スライダ部は、スライドドアの開閉時に、開閉用溝に沿って移動する。スライダ部は、スライドドアが開いた状態でワイヤハーネスの露出区間36に踏まれ荷重Fがかかった時に、応力吸収用溝に沿って移動する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
車体に設けられる機器とスライドドアに設けられる機器とを接続するワイヤハーネスの配索構造であって、
前記車体に支持される車体側区間と、前記スライドドアに支持されるドア側区間と、前記車体側区間と前記ドア側区間との間の遊動区間とを含むワイヤハーネスと、
前記ドア側区間を前記スライドドアに支持するドア用支持部品と、
を備え、
前記遊動区間は、前記スライドドアが開いた状態で前記車体と前記スライドドアとの間に露出する露出区間を有し、
前記ドア用支持部品は、前記ドア側区間に設けられたスライダ部と、前記スライダ部をガイドするガイド溝が形成されたガイド部品とを含み、
前記ガイド溝は、第1端部及び第2端部を有する開閉用溝と、前記第1端部から前記開閉用溝の延在方向と交差する方向に延びる応力吸収用溝とを有し、
前記スライドドアが閉じた状態を閉状態とし、前記スライドドアが開いた状態であって前記露出区間に踏まれ荷重がかかっていない状態を第1開状態とし、前記スライドドアが開いた状態であって前記露出区間に踏まれ荷重がかかった状態を第2開状態としたとき、
前記スライダ部は、前記第1開状態において前記開閉用溝の前記第1端部に位置しており、
前記第1開状態から前記閉状態に変わる時に、前記スライダ部が前記開閉用溝を前記第1端部から前記第2端部に向けて移動するように前記開閉用溝が設けられ、
前記第1開状態から前記第2開状態に変わる時に、前記スライダ部が前記応力吸収用溝に沿って移動するように前記応力吸収用溝が設けられている、ワイヤハーネスの配索構造。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
請求項1に記載のワイヤハーネスの配索構造であって、
前記ドア用支持部品は、前記スライダ部を前記応力吸収用溝の延在方向に沿って前記開閉用溝に向けて付勢する付勢部を有する、ワイヤハーネスの配索構造。
【請求項3】
請求項2に記載のワイヤハーネスの配索構造であって、
前記車体側区間のうち前記遊動区間の隣の位置において前記車体側区間を前記車体に支持する車体支持部品を備え、
前記付勢部は、前記スライダ部を前記開閉用溝の延在方向に沿って前記第1端部に向けて付勢しており、
前記閉状態において、前記第1端部は前記第2端部よりも前記車体支持部品から離れた位置にある、ワイヤハーネスの配索構造。
【請求項4】
請求項3に記載のワイヤハーネスの配索構造であって、
前記開閉用溝において、前記第2端部は前記第1端部よりも鉛直方向に沿って低い位置にあり、
前記応力吸収用溝において、前記第1端部とは反対側の端部は前記第1端部よりも鉛直方向に沿って低い位置にあり、
前記付勢部は、前記スライダ部を鉛直方向に沿って上方に付勢している、ワイヤハーネスの配索構造。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のワイヤハーネスの配索構造であって、
前記ドア側区間の延在方向に沿って、前記スライダ部及び前記ガイド溝が1組のみ設けられている、ワイヤハーネスの配索構造。
【請求項6】
請求項5に記載のワイヤハーネスの配索構造であって、
前記スライダ部は、前記ドア側区間の延在方向に沿った同一箇所から車両の内外方向に沿って互いに反対側に突出する内側スライダ部と外側スライダ部とを有し、
前記ガイド部品は、前記ドア側区間よりも車内側に設けられた内側ガイド板部と、前記ドア側区間よりも車外側に設けられた外側ガイド板部とを有し、
前記ガイド溝は、前記内側ガイド板部に形成されて前記内側スライダ部が嵌る内側ガイド溝と、前記外側ガイド板部に形成されて前記外側スライダ部が嵌る外側ガイド溝とを有する、ワイヤハーネスの配索構造。
【請求項7】
請求項5に記載のワイヤハーネスの配索構造であって、
前記ドア側区間の延在方向に沿って、前記スライダ部以外のスライダ部が設けられていない、ワイヤハーネスの配索構造。
【請求項8】
請求項5に記載のワイヤハーネスの配索構造であって、
前記ドア用支持部品は、前記ドア側区間の延在方向に沿って前記スライダ部よりも下方に設けられた下側スライダ部を含み、
前記下側スライダ部は、前記第1開状態と前記閉状態との間で、前記ガイド部品の下縁に沿ってガイドされる、ワイヤハーネスの配索構造。
【請求項9】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のワイヤハーネスの配索構造であって、
前記ドア用支持部品は、前記ドア側区間を覆って保護するプロテクタを含み、
前記スライダ部は、前記プロテクタの上端に設けられて、
前記プロテクタの下端は、自由端とされる、ワイヤハーネスの配索構造。
【請求項10】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のワイヤハーネスの配索構造であって、
前記スライダ部は、前記ドア側区間の延在方向に沿って互いに離れた位置に設けられた第1スライダ部と第2スライダ部とを有し、
前記ガイド溝は、前記第1スライダ部をガイドする第1ガイド溝と、前記第2スライダ部をガイドする第2ガイド溝とを有し、
前記第1ガイド溝は、前記開閉用溝としての第1開閉用溝と、前記応力吸収用溝としての第1応力吸収用溝とを有し、
前記第2ガイド溝は、前記開閉用溝としての第2開閉用溝と、前記応力吸収用溝としての第2応力吸収用溝とを有している、ワイヤハーネスの配索構造。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ワイヤハーネスの配索構造及びドア用支持部品に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、自動車のスライドドアに適用され、車両ボディ側からスライドドア側に給電用のワイヤハーネスを配索し、スライドドアの開閉に伴ってワイヤハーネスのコルゲートチューブ部分をドアトリムの下端に沿って移動させる給電用ワイヤハーネスの配索構造を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-74430号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
スライドドアが開いた状態で、ワイヤハーネスのうちスライドドアと車体との間の区間が露出し得ることによって、当該露出区間が踏まれうる。
【0005】
そこで、ワイヤハーネスのうちスライドドアと車体との間の露出区間に踏まれ荷重がかかった場合でも、ワイヤハーネスに大きな張力がかかることを抑制できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のワイヤハーネスの配索構造は、車体に設けられる機器とスライドドアに設けられる機器とを接続するワイヤハーネスの配索構造であって、前記車体に支持される車体側区間と、前記スライドドアに支持されるドア側区間と、前記車体側区間と前記ドア側区間との間の遊動区間とを含むワイヤハーネスと、前記ドア側区間を前記スライドドアに支持するドア用支持部品と、を備え、前記遊動区間は、前記スライドドアが開いた状態で前記車体と前記スライドドアとの間に露出する露出区間を有し、前記ドア用支持部品は、前記ドア側区間に設けられたスライダ部と、前記スライダ部をガイドするガイド溝が形成されたガイド部品とを含み、前記ガイド溝は、第1端部及び第2端部を有する開閉用溝と、前記第1端部から前記開閉用溝の延在方向と交差する方向に延びる応力吸収用溝とを有し、前記スライドドアが閉じた状態を閉状態とし、前記スライドドアが開いた状態であって前記露出区間に踏まれ荷重がかかっていない状態を第1開状態とし、前記スライドドアが開いた状態であって前記露出区間に踏まれ荷重がかかった状態を第2開状態としたとき、前記スライダ部は、前記第1開状態において前記開閉用溝の前記第1端部に位置しており、前記第1開状態から前記閉状態に変わる時に、前記スライダ部が前記開閉用溝を前記第1端部から前記第2端部に向けて移動するように前記開閉用溝が設けられ、前記第1開状態から前記第2開状態に変わる時に、前記スライダ部が前記応力吸収用溝に沿って移動するように前記応力吸収用溝が設けられている、ワイヤハーネスの配索構造である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、ワイヤハーネスのうちスライドドアと車体との間の露出区間に踏まれ荷重がかかった場合でも、ワイヤハーネスに大きな張力がかかることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は実施形態1に係るワイヤハーネスの配索構造を示す概略平面図である。
図2は実施形態1に係るワイヤハーネスの配索構造を示す概略斜視図である。
図3は第1開状態を示す概略正面図である。
図4は図3のIV-IV線に沿った断面図である。
図5は閉状態を示す概略正面図である。
図6は第2開状態を示す概略正面図である。
図7はスライダ部の軌跡を示す説明図である。
図8は軸側プロテクタ及び軸受側プロテクタの変形例を示す図である。
図9は実施形態2に係るワイヤハーネスの配索構造を示す概略平面図である。
図10は第2開状態を示す概略正面図である。
図11は図10のXI-XI線に沿った断面図である。
図12はワイヤハーネスの配索構造の変形例を示す概略平面図である。
図13は図12のXIII-XIII線に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0010】
本開示のワイヤハーネスの配索構造は、次の通りである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
電気推進システム
12日前
個人
モーターの構造
18日前
個人
ブラシレスモータ
26日前
竹内工業株式会社
固定具
23日前
個人
バッテリ用交流電流供給回路
12日前
オリオン機械株式会社
電源装置
2日前
株式会社村田製作所
電力変換装置
19日前
株式会社GSユアサ
無停電電源システム
24日前
株式会社村田製作所
電力変換装置
19日前
大和電器株式会社
配線器具
9日前
大和電器株式会社
配線器具
9日前
株式会社ARKS
電源自動切替装置
26日前
未来工業株式会社
配線ボックス装置
11日前
西芝電機株式会社
回転電機の回転子
2日前
株式会社ミツバ
モータ
2日前
ローム株式会社
電源システム
5日前
ニチコン株式会社
スイッチング電源
9日前
トヨタ自動車株式会社
モータ
22日前
ミツミ電機株式会社
駆動回路
2日前
個人
基板使用によるコイル巻線との接続法
29日前
株式会社ダイヘン
電圧調整装置
22日前
株式会社ミツバ
回転電機
16日前
株式会社ダイヘン
電力変換装置
3日前
住友金属鉱山株式会社
発電装置
16日前
株式会社TMEIC
充電システム
16日前
トライス株式会社
銅黒鉛質ブラシ
11日前
株式会社アイシン
電源装置
18日前
株式会社アイシン
電源装置
18日前
株式会社アイシン
電源装置
18日前
住友電装株式会社
ワイヤハーネス
2日前
住友電気工業株式会社
半導体装置
23日前
コアレスモータ株式会社
発電装置
9日前
株式会社アイシン
駆動装置
2日前
株式会社アイシン
電源装置
18日前
株式会社明電舎
盤構造
18日前
関西電力株式会社
電力の管理システム
23日前
続きを見る