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公開番号2024086175
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022201167
出願日2022-12-16
発明の名称モータ
出願人株式会社ミツバ
代理人個人,個人,個人
主分類H02K 3/46 20060101AFI20240620BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】巻線コイルの高温箇所の温度を適切に検出でき、組み付けを容易にできるモータを提供する。
【解決手段】モータ1は、ステータ3と、回転可能に取り付けられたロータ2と、ステータ3に取り付けられ、複数の巻線巻回部11dが周方向に配列された絶縁性を有する筒状のインシュレータ11と、インシュレータ11の各巻線巻回部11dに巻線12aを巻回させて形成された複数の巻線コイル12と、巻線コイル12の温度を検出する温度検出センサ13と、を備えている。複数の巻線巻回部11dの少なくとも1つの外周側には、温度検出センサ13を巻線コイル12に接触させる開口部15eが設けられている。開口部15eは、巻線コイル12の積層方向に沿って形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ステータと、
回転可能に取り付けられたロータと、
前記ステータに取り付けられ、複数の巻線巻回部が周方向に配列された絶縁性を有する筒状のインシュレータと、
前記インシュレータの各巻線巻回部に巻線を巻回させて形成された複数の巻線コイルと、
前記巻線コイルの温度を検出する温度検出センサと、を備えたモータであって、
前記複数の巻線巻回部の少なくとも1つの外周側には、前記温度検出センサを前記巻線コイルに接触させるための開口部が設けられ、
前記開口部は、前記巻線コイルの積層方向に沿って形成されている、
ことを特徴とするモータ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記開口部は、前記巻線巻回部のそれぞれに設けられ、
前記温度検出センサは、前記巻線巻回部の少なくとも1つに固定されている、
ことを特徴とする請求項1記載のモータ。
【請求項3】
前記開口部が設けられた前回巻線巻回部の外周側には、前記温度検出センサが収容可能な収容部が外周側に突出して設けられ、
前記温度検出センサは、前記開口部から前記巻線コイルに接触するように前記収容部に収容されている、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のモータ。
【請求項4】
前記巻線コイルは、前記インシュレータの径方向を中心軸方向として前記巻線を巻回させて前記巻線巻回部に設けられ、前記インシュレータの軸方向および径方向のそれぞれに直交する幅方向を有し、
前記収容部は、前記巻線コイルの前記幅方向の中心位置に、前記インシュレータの軸方向に沿って設けられ、
前記温度検出センサは、前記開口部から巻線コイルの内層側の巻線に接触させて前記収容部に収容されている、
ことを特徴とする請求項3記載のモータ。
【請求項5】
前記巻線コイルは、前記巻線の始点部および終点部を有し、前記始点部を前記巻線コイルの前記幅方向の一側部から突出させ、前記終点部を前記巻線コイルの前記幅方向の他側部から突出させて前記巻線巻回部に設けられ、
前記収容部は、前記始点部と前記終点部との間に設けられている、
ことを特徴とする請求項4記載のモータ。
【請求項6】
前記巻線は、断面略長方形の平角線であり、
前記巻線コイルは、前記巻線の面を積層させて巻回させて構成され、
前記温度検出センサは、前記巻線コイルの内層側に位置する複数の巻線に接触して固定されている、
ことを特徴とする請求項4記載のモータ。
【請求項7】
前記温度検出センサを前記巻線コイルに付勢する付勢部材を備えている、
ことを特徴とする請求項1記載のモータ。
【請求項8】
前記温度検出センサを前記巻線コイルに付勢する付勢部材を備え、
前記収容部の外周側に係止溝が設けられ、
前記付勢部材は、前記温度検出センサを前記収容部に収容した状態で前記係止溝に係止し、前記温度検出センサを前記収容部から抜け止め保持する抜止片を有している、
ことを特徴とする請求項3記載のモータ。
【請求項9】
前記付勢部材は、前記温度検出センサの外周側に取り付けられ、前記温度検出センサとともに前記収容部に収納され、前記収容部の外周面との間で生じる弾性力にて前記温度検出センサを前記巻線コイルに付勢する板バネ材である、
ことを特徴とする請求項8記載のモータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、いわゆるブラシレスモータ等のモータに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals、持続可能な開発のための2030アジェンダ、平成27(2015)年9月25日国連サミット採択、以下「SDGs」という。)の推進に向けた取り組みが国際規模で行われている。具体的に、SDGsの目標としては、「目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう」や、「目標12:作る責任、使う責任」等があり、これら目標の解決を目指した技術開発が望まれている。
【0003】
これら目標の解決に貢献できる技術として、特許文献1に記載の技術が知られている。この特許文献1には「この発明に係る回転電機は、胴部、および胴部の長さ方向の両端に連結された一対のフランジ部を有するインシュレータが、それぞれ、胴部の長さ方向をティースの径方向に一致させて、胴部の底面を該ティースの軸方向両端面に沿わせて配置され、集中巻コイルが、導体線を、ティースの軸方向両端の胴部と一対のフランジ部とにより形成される凹空間内を通って、ティースのまわりを多層に巻かれて構成されている。一対のフランジ部の一方のフランジ部が、ステータコアのコアバックの端面上に配置され、温度検出素子が一方のフランジ部に形成された素子挿入穴に挿入されて集中巻コイルのコイルエンドの温度を検出可能に設置されている。」と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2014/132359号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般に、巻線コイルは内層側の熱が逃げ難く高温になりやすい傾向にある。ところが、特許文献1に記載の回転電機では、一方のフランジ部に形成された素子挿入穴に挿入された温度検出素子(巻線コイル)で集中巻コイルのコイルエンドの温度を検出可能にしている。このため、集中巻コイルの高温箇所の温度を適切に検出できないという問題がある。
【0006】
また、特許文献1に記載の回転電機では、一方のフランジ部に素子挿入穴を形成し、この素子挿入穴に温度検出素子を挿入して、集中巻コイルのコイルエンドの温度を検出する構成としている。よって、素子挿入穴や温度検出素子を弾性変形させる等して、集中巻コイルとフランジ部との間に温度検出素子を圧入等する必要があるため、組み付けが容易でないという問題もある。
【0007】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、巻線コイルの高温箇所の温度を適切に検出でき、組み付けが容易なモータを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、ステータと、回転可能に取り付けられたロータと、前記ステータに取り付けられ、複数の巻線巻回部が周方向に配列された絶縁性を有する筒状のインシュレータと、前記インシュレータの各巻線巻回部に巻線を巻回させて形成された複数の巻線コイルと、前記巻線コイルの温度を検出する温度検出センサと、を備えたモータであって、前記複数の巻線巻回部の少なくとも1つの外周側には、前記温度検出センサを前記巻線コイルに接触させるための開口部が設けられ、前記開口部は、前記巻線コイルの積層方向に沿って形成されている、ことを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、巻線コイルの高温箇所の温度を適切に検出でき、組み付けを容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態のモータを示す側面図である。
上記モータの一部を軸方向に切り欠いて断面図として示した図である。
上記モータの部分的な斜視図である。
上記モータの部分的な径方向断面図である。
上記モータの部分的な軸方向断面図である。
上記モータの一部を切り欠いた側面図である。
上記モータのインシュレータを示す斜視図である。
上記モータのサーミスタを示す斜視図である。
上記モータの板バネ材を示す図で、(A)は外側からの斜視図、(B)は内側からの斜視図である。
上記モータのバスバーユニットを示すリア側からの斜視図である。
上記バスバーユニットを示すフロント側からの斜視図である。
上記モータをサイドマウント型の電動式自動二輪車に取り付けた状態を示す概略図である。
上記モータをセンタマウント型の電動式自動二輪車に取り付けた状態を示す概略図である。
上記モータの製造工程を示す工程図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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